《vsベルギー》出し切った感
世の中の社会人サッカーファンを震撼させた、日本時間朝3時からの試合。
気合いで見ました。同じ感覚の方も大勢いたんじゃないでしょうか。
初のベスト8進出をかけ、FIFAランク3位のベルギーとの戦い。
格上も格上。天上人レベルの格上です。
ただし過去の戦績は割と互角。
とはいえ過去のベルギーはこんなタレント揃いな訳でもないので
「苦手意識はないかな」ぐらいでした。
試合結果はご存知の通り、
後半アディショナルタイムにお手本のようなカウンターを食らって
2−3。逆転負けでベスト8は夢と消えてしまいました。
悔しい。本当に悔しい。
2−0でリードしていた時間もあったので
強がりでも何でもなく「勝てた試合」でした。
もちろん、ベルギーはそのまま終わらせてくれなかったのですが
何か少し変われば、結果が変わっていたんじゃないかという試合だったかと。
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この試合に関していえば、誰が悪かったとかは無いです。
そりゃ、川島がもうちょっと上手くボールを処理していれば1失点目はなかったかもしれないし、
最後のカウンターで山口蛍がもう少し粘り強さを見せてくれれば
カウンターも遅れたかもしれません。
でも、些細なことのように思えます。
香川のボール捌き、最高でした。
原口の先制点、泣きそうでした。
乾の追加点、心臓が飛び出そうでした。
柴崎の落ち着き、頼もしかったです。
大迫の体を張ったポストプレイ、ベルギーの脅威になってました。
酒井宏の守備、本当に強くなりました。
昌子と吉田でのルカク抑えこみ、素晴らしかったです。
本田の最後のFK、入らなかったのに感動しました。
みんな、できる限りの最高のプレーをしていたと思います。
それでも勝てなかったんです。
悔しいですが、
全力でぶつかって素晴らしい試合をして全てを出し切って散った感じ。
本当に良いものを見せてもらいました。
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これで日本代表のロシアW杯は終わりです。
大会前の貶しっぷりとコロンビア戦後の手のひら返しっぷり、
そしてこのベルギー戦と、
陳腐な表現ですがジェットコースターのような感じでした。
周りが。
監督・選手はそんな雑音に惑わされることなく、
自分たちの出来ることを見極めて、最大限にやってくれました。
少しだけ、休んでください。
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ベスト8の壁は超えられそうでそう簡単に超えられないですね。
メキシコもここを突破するのにかなりの年月が掛かりました。
それを考えれば、まだまだこの先時間がかかるかもしれませんが、
その分日本代表のサッカーを楽しめるってことでもあります。
新しい代表を妄想しつつ、
ロシアW杯の残りを楽しみたいと思います。