勝てる相手にキッチリ勝つ強さ《vsアフガニスタン、vsシリア》
ロシアW杯アジア二次予選、ラスト2試合をまとめて。
どっちも終わってみれば5-0の大勝でしたが
だいたい、こういったスコアの場合は3点目で勝負が決する感じです。
アフガン戦は酒井宏のクロスがオウンゴール、シリア戦は本田のゴールですかね。
なので個人的なイメージだと3-0と5-0は大差なし。あとは失点するかどうか。
で、今回言いたい事はエントリーの題名がすべて。
初戦のシンガポールに引き分けた事から考えると、チームが良い方向に向かっているのではないでしょうか。
という訳で選手評を。
※相手が相手だったので、少し厳しめに
・西川
久々にナイスセーブを見た。
・酒井宏
アフガン戦:オウンゴールを誘発するまでの一連の流れはナイス。
でもその後でファール判定されて寝そべったままだったのは超マイナス。
・酒井高
個人的には宏樹より高徳。ただ落ち着きが足りない。
・森重
シリア戦の危ないパスミスはやめて欲しい。他は良かっただけに。
・長友
アフガン戦は前掛かり過ぎ。クロスの質もイマイチ。
・長谷部
・山口蛍
刈り取る能力はさすが。いなくなって大事さが判った。
・原口
便利に使われ過ぎて不憫。でもそれだけ信頼されているという事。
1試合通しての活躍は難しい?
・柏木
サイドの選手ではないことがハッキリわかった。
足が遅くて後ろからのファールが多くなりがち。
・清武
気の利く選手ではある。得点したことで自信が深まったのでは。
・香川
得点シーンは見事。期待値が高いのか、シリア相手に活躍しても何故か不満が残る。ごめん。
・本田
何だかんだで点取る人。あと守備への戻りとかカウンターの時の切り替えとかが素晴らしい。
・宇佐美
アジア相手なら個人技で点を取って欲しかった。
・岡崎
やっぱり2トップの方が活きるかと。献身性には頭が下がります。
・金崎
賛否はあるだろうけど、エゴの強いFWは好きです。今のままで貫いてほしい。
全体的には、このレベルの相手であれば前目でボールを刈り取れるので
「ずっと俺のターン」的な攻撃がしばらく続けられるようになった感じでしょうか。
ただ、シリア戦では油断したのか中盤のフィルター役がいなくなったからか(後者が8割かと思いますが)
前プレが少し弱くなるととたんに危険なシーンに。
そういう意味で、山口⇒原口の交代はちょっとどうかと。
ま、この相手ならば行けると踏んだのかもしれませんが。
最終予選になれば、中盤でのボール保持(or奪取)はもっともっと重要になります。
それを考えると山口蛍のような刈取りキャラは必要でしょうね。
米本とか井手口とか。
また、以前の日本代表と大きく変わった点として
「どんどんサイドチェンジするようになった」「カウンター鋭くなった」
がありますが、これがアジアの同レベルの代表や
欧州・南米・北中米あたりの厭らしい相手に対してできるようになると
より強さを身に着けることができそうです。