ロシアに行ける
超々久しぶりのエントリーです。
そうしたくなるくらいの試合をしてくれました。
vsオーストラリア
勝てばロシアW杯出場、負ければ少しだけ暗雲立ち込める感じの一戦。
※事前にUAEが頑張ってくれたのは良かった
まぁ戦前はいつも通り周りが五月蠅かったこと。
>「ハリル解任!?」
>「オーストラリアに勝ったことない」
>「サウジ戦はアウェイだから勝てない」
>「ハリルで勝てる気がしない」
>「後任は手倉森氏が暫定監督で」
とか何とか。
2つ目は事実ではありますけどね。
特にマスコミは日本に勝って欲しいのか負けて欲しいのかよくわからなかったです。
(インパクトがあれば何でもいいんでしょうけどね)
更に事実として、これまでW杯アジア予選で主力だったメンバーが
割とコンディション不良でした。
大迫はケガ明け(間に合って良かった)
本田は移籍後あんまり試合に出てない&ケガ
香川も試合にあんまり出れてない
原口は移籍できずに干され気味
久保は昨シーズンがウソのように結果が出てない
長谷部もケガ明け
そんな中、スタメンは日刊スポーツが予想した通りにやや驚きの布陣。
日刊スポーツにはスパイがいるぞ。
大迫
乾 浅野
井手口 山口
長谷部
長友 酒井宏
昌子 吉田
川島
個人的な驚きポイントは浅野でした。
今まで代表で良い所がなかったですし。
あと中盤に攻撃的な選手を配置しなかったところ。
柴崎が出ると思ってました。
ただしこれは狙いを聞けばなるほどと納得。
結果的には2-0勝利。
しかも抜擢した浅野と井手口が得点。
ハリルホジッチ監督の采配が見事に的中した形になりました。
実際、監督はオーストラリアをかなり分析していたようで
「まるで自分のチームかと思うぐらい」に感じていたようです。
(NHK-BSで実況の人によると)
そこから、執拗に繋いでくるオーストラリアに対しては
引いて守るのではなく、パスの出処から潰してそのままカウンターが有効、
という結論に達したのでしょう。
これでオーストラリアが急に長いボール蹴ってきてたらマズかったかもしれませんが、
分析通りに繋いできてくれて、ハリルホジッチ監督の想定通りに事が進んだ訳ですね。
木村和司さんも「繋いでくるなら全然怖くないよ」と連呼してましたw
日本代表は以前からアバウトなロングボールをフィジカルでものにするようなチームが苦手でしたし。
とにもかくにもこれでロシアへの切符を手にすることができました。
素晴らしいです。
本田や香川が出ることなく勝利したので「世代交代か?」とも言われてますが、
そもそも世代交代できてなかったのがようやく進み始めただけですし、
何よりこの1試合ですべてが変わる訳ではないのです。
今後、本田や香川が必要な時も必ずあります。
単に彼らが「絶対的なスタメン」じゃなくなって正常なチーム内競争が行われるようになったという事です。
最後に、個人的な評価を。気になる人だけ。
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⇒この試合は良い酒井宏樹でした。今までは本田に遠慮してたのかも。
吉田
⇒1つ危険なのがあったにせよ、完封。みんなもっと褒めてあげて欲しい。
ミスったときに晒し上げるだけは良くない。
長谷部
⇒同じような奪われ方が2~3回ありましたね。相手が来ないと決めつけて油断しちゃってました。
あれはリベロやってる時のクセ?
山口
⇒相方がモンスター級の活躍をしてしまったがために影が薄くなってしまった人。
十分に持ち味を発揮してました。
井手口
⇒21歳であのプレーは凄すぎる。文句なしのMOM。
背が高かったら…と無いものネダリをしたくなる。
浅野
⇒点を決めたからチャラ。
でも酒井宏樹と全く息が合ってなかったし、ボールを持っちゃうと何にもできなくなってました。
大迫
⇒MOM級の働き。
世の中には「強い身体を活かしたポストプレー」だけではなく
「しなやかな竹のような身体の使い方でのポストプレー」があることを知らしめてくれました。
アレは凄い。屈強な身体を持つDF達とドイツでやりあってるだけある。
あんな身体の使い方されたら、DFはお手上げです。
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これでサウジ戦は消化試合になりますが、
果たして杉本や柴崎は使ってくるのかな?
それとも今回出番のなかったベテラン達を出すのかな?