おっさんサッカー独り言

サッカー日本代表とかジェフ千葉についてブツブツ書きます。

《vsベルギー》継続していきたい

いやー、朝も早よからライブで見ました。

朝から松木節は嫌だったので音声絞ってましたが。

何とビックリ、強豪と言われていたベルギー相手に3-2で勝っちゃいましたね。

親善試合なので勝敗はそこまでこだわっていませんが、

完全アウェイで先制されてから逆転して逃げ切ったのは素晴らしい。

日頃から日本代表および監督の力量に懐疑的な皆さんでも、

これはさすがに評価せざるを得ないんじゃないでしょうか。

とりあえず感想などを。

■相変わらずの失点

勝って喜びたい所ではありますが、やはりこの試合の失点には触れないといけません。

毎試合ミスがしっかりと失点に結びついている気がします。

(ま、それだけ相手が強くてミスを見逃さない、という事でしょうけど)

人間ですから、ミスは無くならないでしょう。

ただ、個人個人が本当に集中することで限りなくゼロに近づける事は出来ると思ってますので

本番ではやらないでね。

まず1失点目の酒井高徳と川島。

酒井高徳についてはあまりにも油断し過ぎです。

周囲の声が聞こえなかったとしても、待っちゃダメでしょう。

一方の川島。気合入りすぎたんでしょうか。

いつもならあそこまで飛び出さないでしょう。

吉田の足が遅いのを見越しての対応かも知れませんが、

飛び出して触れないってGKとして本当に致命的ですからね。

川島はその他にも空中戦が余りにも危なっかしいです。

そろそろベテランGKの域に入ろうとしているのだから、落着きが欲しい所ですね。

2失点目は確かにベルギーの選手が頭一つ抜き出てたので防ぐ事は難しかったかも知れません。

ただ、誰も身体を寄せてないのはマズイ。

救いとしては、これが親善試合であった事と

両失点とも意識をすることで防げる可能性が高まる事。

一方で日本の中盤でのパス回し(特にDFラインからの楔)がかなり読まれてきていて

そのパスカットから一気にカウンターを喰らうようになっているので

相手が本番で真面目に日本を分析してくると、もしかするとかなり苦しいかも。

■攻撃陣はキレキレ

オランダ相手に2得点、ベルギー相手に3得点ですから

今回の遠征における攻撃陣は合格でしょう。

え?相手が本気じゃない?相手が主力じゃない?

そんな事は関係ありません。

国を背負って戦っている選手相手に、自分達の形で得点したことは間違いのない事実ですから。

本田は右足でもあんなしっかりしたシュート撃てるんですね。

見直しました。今まで意地でも左に持ち替えてましたから。

柿谷はとりあえずホッとしたことでしょう。

ベルギー守備陣のエアポケットみたいな一瞬を突いた格好で

決して柿谷得意の形ではありませんが、

FWは結果を出すことで自信に繋がり、次の結果に繋がっていきますから。

むしろ柿谷は3点目のアシストで自信ついたかも。

岡崎は久々に強豪相手に得点しました。

相変わらずドリブルやパスが上手くありませんが、

ああいう得点を見るとメンバーから外しにくい選手です。

守備での貢献もあるし。

それと、得点には至りませんでしたが

何度かオランダ戦の2点目のような形を目指してましたね。

結構上手く回っていたように思えます。

いよいよしっかりとした武器になりつつあるんじゃないでしょうか。

香川のポスト直撃シュートは惜しかった。

あのシーンであのコースを狙う香川が素晴らしいです。

ともあれ、攻撃陣に関しては文句ありません。

■ちょっと個人評

川島

 猛省してください

森重

 結構ミスってました。失点に繋がらなくて良かったね。

山口

 同じくミス多し。疲れ?

長谷部

 少しずつ衰えてるのかもしれないけど、鋭い縦パスは見事。

本田

 一部で「守備しない」なんて言われてるけど、本当に献身的だと思う。

 この試合真面目に見てればわかろうもんです。

柿谷

 とりあえず首の皮一枚繋いだかな?

 気持ち的にも楽になったでしょう。

それにしても、2試合フル出場したのは吉田と本田だけですか。

この2人に対する信頼ってのは大きいんですねえ。

ま、本田に関しては代われる人がいないってのもありますが。

乾、高橋、権田は出番が無くて残念。

ただ、今回の遠征に参加してたことは絶対に糧になると思います。

この2試合で、日本がコンディション良ければ、

本調子でないにしろオランダやベルギー相手に

自分達のサッカーが展開できて、互角に渡り合えるって事がわかった訳で、

選手達には自信になったでしょう。

仮にW杯グループリーグ1試合目で当たった場合、

相手が「本調子」である可能性は低いですし。

また、監督も「結果より内容」って言ってましたが、

内容を伴って結果もこれなら満足でしょうね。

一方でベルギーは「強豪」と言われていましたが、

正直それ程の強さは感じませんでした。

いや、選手個々をみれば皆素晴らしいのですが、

チームとして見た場合、厭らしさが無く素直なサッカーだったなぁ、と。

本当の強豪って、

主力だろうがサブだろうが何らかの厭らしさを持ってるじゃないですか。

ブラジルとかドイツとかイタリアとか。

その分、日本もやり易かったかもしれませんね。

さて、10月遠征後に吹き荒れていた「監督更迭論」や「戦術変えろ論」は

これでだいぶ収まりそうです。

その代わり「相手は本気じゃなかった説」「主力が出てたら結果は段違いだった説」が出そうですが。

そんな周囲の雑音など気にせず、

監督、選手は今回の好感触をいかに継続するか、に尽力して頂きたいところです。

結構波が激しいですからね、今の日本代表って。

朝早起きして良かった。