オリンピック代表と日本代表の健全な(?)関係
日本代表がアジアカップで敗れ、代表的には「次はW杯予選」となるわけです。
そんな中、アギーレ監督は若手中心のキャンプをやるとか何とか。
確かに今のメンバーは5年近く大きな変動が無い気がするので、
新陳代謝が滞っている、という状態なのかもしれません。
(小さい所では変わってると思うんですが)
んで、従来の新陳代謝といえば概ねオリンピック代表からのフル代表入り。
軽く思い付くだけでも、古くはトルシエの「殆どのメンツをそのままフル代表へ」から
本田、長友、内田の代表入りなど、事例には事欠きません。多分。
という事で、ちょっと調べてみました。
W杯本大会メンバーとオリンピックメンバー(OA枠除く)の関係性です。
長いですが、どうぞ。
(※太字が五輪とW杯の両方に登録された選手)
(下線は直後のW杯に登録された選手)
■アトランタ五輪(1996)~フランスW杯(1998)
《五輪》 《W杯》
GK
川口能活 小島信幸
DF
MF
広長優志 山口素弘
FW
■シドニー五輪(2000)~日韓W杯(2002)
GK
DF
MF
FW
■アテネ五輪(2004)~ドイツW杯(2006)
GK
DF
MF
FW
GK
DF
MF
FW
■ロンドン五輪(2012)~ブラジルW杯(2014)
GK
DF
MF
FW
***********************************
…本当は、「ロンドン五輪組が全然食い込んでない!もっと伸びろ!」
って書きたかったんですよ。
でも、W杯メンバーって事で見ると実はそこそこ食い込んでるんですねw
敢えて言うなら「主力として食い込んできてない」って所でしょうか。
シドニー~日韓では食い込んだメンバーはほぼ全員主力、
アテネ~ドイツは少し微妙ですが茂庭と駒野はスタメンだったし、
北京~南アフリカでも、食い込んだメンバーは主力級です。
でも、ロンドン~ブラジルでは主力が一人もいません。スタメンも。
というか、ブラジル大会は北京のメンバーがゴリゴリの主力のままなんですね。
そういう意味では、シドニーのメンツが主力のままだったドイツ大会とやっぱり似てるんですよね。
期待値の高さと負けっぷりに加え、メンバー構成まで似てるとは。
…て事はですよ?
ロシアW杯はロンドンのメンバー+リオデジャネイロのメンバーが一気に台頭してくるんですかね?
そう考えると、少し楽しくなってきます。
ちなみに現段階でのリオ五輪候補メンバーで、有力なのは。。。
GK
DF
MF
FW
と、結構期待が持てるメンツ。(あくまで個人的な抜粋ですので、他にもいるかと思います。)
あとロンドンメンバーと言えば宇佐美と大津と永井もいます。
さすがにブラジルメンバーが全員変わるとは思いませんが、
「気が付いたら残ったのは吉田と本田」みたいな事もあり得るかもしれませんよ。
ま、監督次第でしょうけど。
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ちなみに、「だから監督は若いのを優先して呼べ!使え!」
って事ではありません。
そこは監督のせいではなく、今の主力を食うぐらいの勢いで若手がグイグイ来るべきところ。
極端に言えば、宇佐美が呼ばれないのは監督の責任ではなく、
呼ばざるを得ないぐらいの活躍を宇佐美がしていないからです。
というわけで、今後の代表メンバーの新陳代謝を薄っすら期待しつつ
Jリーグの開幕を楽しみに待ちましょう。
あ、2シーズン制なんだっけ。。。どうなんだろうなぁ。