《vsオマーン》上手く行き過ぎて怖いぐらい
皆様ご存知のように、3-0で日本が勝利を収めました。
いや~、何だろう、この問題の無さ具合。
相手がどこであれ、なかなか簡単に行かないのが「初戦」ってヤツだと思ってたんですが、
内容、結果ともに殆ど文句ないです。
細かく言えばそこそこ出てきますが、
それらは
「次の試合でしっかりやろう」
的なものでしかなく、
大きな目的である“W杯出場権獲得”という枠組みで考えれば、
本当に順調そのもの。
なので、以下に一応「こんな点があったねー」的に
書きますけれども、
一素人の単なる戯言だと思って頂いて結構です。
■良かった所
まずは簡単に良かった所。
今野が相手20番に仕事をさせなかった。
前田が「これぞCF」っていう動き。
本田と香川で4人ぐらい引き付けるから、周りはスペース見つけ易いよね。ありがたい。
清武は次決めよう。
やっぱり相手の基本的な技術が低いと、ボールを奪いやすいですな
■右サイドと左サイドの不思議なバランス
「不思議」という程のものじゃないですが、
見ていて面白いなーと思ったので。
試合序盤、内田の積極的な攻め上がりが非常に目立ちました。
結果として直接得点には結びつかなかったものの、
試合を支配する意味ではとても良かったと思います。
日本がボールを奪うと、まず右サイド、みたいな流れでした。
でも、先制点と2点目が生まれたのは左サイドから。
あれだけ走りまくった内田が若干不憫。
で、その理由は何だろう、と考えてみました。
多分こんな感じ。
*内田はボールを落ち着かせる事ができる、珍しいタイプのサイドバック
*岡崎はご存知の通り動き出しが良い上に、裏を取る動きを繰り返す
*一方の長友は、ボールの出し手ではなく受け手
*香川は長いパスをもらうタイプではなく、PA内でアジリティを生かしてボールを受けるタイプ
⇒結果、真ん中でボールを持った場合、まずは右サイドにいる内田に預けたくなる。もしくは裏に走った岡崎を狙いたくなるんじゃないかと。
で、いざ長友が走り出したりしている場合にそっちを使うと、連動して香川も動いてマークがズレる
⇒クロスを入れるチャンスが出来る
⇒逆サイドでは岡崎が得意の動きでゴール前に走りこんでる
⇒本田あたりがフリーになる
という感じで、決定的なシーンになるのかなぁ、と。
右サイドの場合、内田が持って一旦預けて貰い直せばクロスのチャンスは生まれるものの、岡崎が同サイドにいるのでゴール前のダイナミックな動きが生まれにくい…のかも知れません。
あと、岡崎が残念ながら足元上手くないので、相手にボールを奪われる率が高いってのもあります。
とまあ長々と下らない考察をしましたが、
オマーン戦における日本代表の図としては
「右サイドでキープして、左サイドから決定的なチャンスを生む」
って感じになってました。
■更に得点のチャンスを生むには
左サイドから攻めて、岡崎をフィニッシュに使うべき、とか思ってます。
岡崎って、日本人にしては珍しく
「打って打って打ちまくって、そのうちいくつかがゴールになる」
ってタイプのFWだと思うんです。
決して「一撃必殺」のタイプじゃないです。
つまり、岡崎にどんどんチャンスボールを出していく事で
得点の可能性が高まっていくんじゃないかなーと。
幸い、岡崎は「どこに出せ」みたいな細かい要求はありません。
頭でも足でも胸でも脛でも尻でも、何でもいいから岡崎がボールを当てられそうなところに出してあげる事で彼は何とかして喰らいついてくれますからね。
とりとめもなく書き綴ってしまいました。
何にしても順調な滑り出しとなった訳なので、
次のヨルダン戦も同じようにしっかりと勝ってくれると良いですね。