《vsガーナ》失った自信を少し取り戻したかな?
9月の代表戦2試合が終わりまして、
グアテマラに3-0、ガーナに3-1で勝利しました。
ま、国内で行う親善試合だし、グアテマラはそれ程強くなく、
ガーナは主力が4人ほどいない状態だったので
この結果は「やった!勝った!」ではなく「良かった良かった」的な安堵感が強いです。
グアテマラ戦についてはエントリーすらしてませんが、
正直さほど書くことが無かったのでw
「岡崎と酒井高徳は縦に並べても意味ないね」ぐらいでしょうか。
という事で、ガーナ戦について感じた事などを。
■決めるべき所で決めないと
割と最近良く書いていると思うのですが、
相変わらず決定的なチャンスで簡単に外しちゃいますね。日本は。
「惜しい!」ではなく「何でだよ」って感じの。
柿谷のフリーでのボレーに始まり、
清武の絶妙トラップからGKとの1vs1、
柿谷からの完璧なグラウンダークロスを外す本田、
どフリーでのヘディングをゴールではなく横に落とす香川。
一方のガーナはそこまでの決定的なシーンは無かったのに、
先制点の「ここぞ」のチャンスをきっちり決めてきました。
内田に当たっちゃったので日本としてはアンラッキーでしたけど。
ザッケローニ監督の元、攻撃的なスタイルでここまで来た日本代表ですが、
最後の精度を欠いていては全く意味がありません。
で、決めきらないうちに相手に決められるというよろしくないパターン。
今回は最終的に逆転したので良かったですが、
攻撃陣はこの試合の出来で満足してはいけないと思います。
「もっと点が取れた」というのではなく、
「もっと早めに点が取れたはず」という事です。
相手にしてみても、決定的なシーンを止めたって事で士気が上がるんですよ。
サッカーって結構メンタルが重要なので、
やっぱり取れる時に取るのは大事ではないかと。
■意識が変わったように思える守備面
コンフェデ以降、散々な言われようだったディフェンス面。
日本国内で行われる緩めの親善試合だったので
「問題は解決に向かっている」とは言えません。
ただ、チーム全体としての意識は少し引き締まった印象を受けました。
柿谷、香川は相変わらず守備意識が薄いのですが、
本田、遠藤、長谷部あたりは攻守の切り替えが非常に良かったかと。
吉田も大きなポカは無かったし、
今野はちょっと判断ミス(相手の右サイドをぶち抜かれたやつ)があったけど
長谷部のフォローでギリギリ事無きを得たし。
内田は失点に絡んだような形でしたが、アレは内田に罪はないですね。
ボールが長友の足に当たったのを見て
一瞬ボールウォッチャーになってしまった周囲の選手の判断ミスでしょうか。
全般的に、コンフェデ以前の状態に戻りつつあるんじゃないかと思います。
ただし、今の守備意識を持ってしても
ブラジル、イタリア、メキシコ、ウルグアイには同じように負けるかもしれません。
そこはやっぱり強豪もしくはガチで勝ちに来る相手とやらないと
何とも判断しかねます。
■ちょっとだけ個人評
川島
⇒クラブで無失点を続けているからか、最悪の状態は脱した様子。
西川ほどの足元を期待しちゃダメか。
長友
⇒こちらもクラブでの調子を持ってきているのか、
怪我以降の不調っぷりが無くなってきてるような。
W杯まで怪我がないよう、祈ってます。
遠藤
⇒あそこからシュートを打つ遠藤を久々に見た。
縦パスもズバズバ入れてました。
…それだけに、強豪相手に遠藤が機能しなくなると
日本代表全体がバタバタするんだよなぁ。。。
長谷部
⇒ファールでも良いから止めるべきって所を完璧に理解しているお方。
何だかんだで必要な選手。
清武
⇒アレは決めてよ。
本田
⇒ヘディング大喜び。あんなに喜んでる本田も久しぶり。
香川
⇒得点してから良くなったけど、それまでは最低のデキじゃないかと。
ま、これで少しでも吹っ切れるなら。
柿谷
⇒おとなしくなってきてる。そんな風に代表に馴染まなくて良い。
大迫
⇒もっと見たい。
森重
⇒強豪相手に見てみたい。伊野波よりは上のような感じ。
齋藤
⇒これを記念にしないように、マリノスでの活躍を期待。
槙野
⇒出るとは思わなかったwしかも左WB。3バックでもCBとして計算されていない事が判明。
色々と書きましたが、
少し緩かったとはいえ、アフリカの強豪であるガーナと対戦できたのは良かったんじゃないかと思ってます。
あの身体のバネとか速さとかは体感しないとわからない部分もあるでしょうし。
コンフェデからウルグアイ戦にかけて失っていた自信も
多少取り戻せたんじゃないでしょうか。
強豪国相手に改善点を洗い出して、こういった緩めの国内親善試合で試して修正していき、
再度強豪国に当たれば良いんじゃないかと思います。
どちらもブラジルW杯出場の芽が無くなってしまった国ですが、
彼らもホームで易々と負ける訳にはいかないでしょう。
日本としては、ガチで来てくれる(はずの)相手に守備が破綻せずにいけるかを測る良い機会だと思います。
楽しみにしましょう。