おっさんサッカー独り言

サッカー日本代表とかジェフ千葉についてブツブツ書きます。

《コンフェデ杯 vsイタリア》こんなチャンス滅多にないのに

遅ればせながらイタリア戦。

ご存知の通り3-4というスコアで残念ながら敗れてしまいました。

てか、日本vsイタリアで3-4っていうスコアがビックリ。

だって、相手は伝統的に「守備の良さ」があるイタリアでしょ?あのウノ・ゼロが至高であるイタリア。

こちとら得点力不足が伝統の日本。

その試合で、コンディション等の理由があるにせよ

こんな打ち合いになるとは夢にも思いませんでした。

■それぞれの得点を振り返る

そんなに深く考察しませんけどね。

そういうのは他の方に任せます。

まず日本の先制点。これはちょっとブッフォン可哀想。

岡崎もストライカーならもうちょっと落ち着きたい所。

で、本田は今回素晴らしいコースに決めてくれました。

日本2点目。イタリアの守備陣がバタついてる間に香川の反転ボレー。

これは文句のない得点です。香川らしさがやっと出た感じ。

この時点で「あれ?日本勝っちゃうんじゃね?」って思った人も多い事でしょう。

イタリア反撃の1点目。CKからデロッシのドンピシャヘッドですが、

相変わらず日本はセットプレイの守備に難があるような。

いや、ピルロのボールも良かったし、デロッシの合わせ方も上手かったですよ。

でも何でどフリーみたいな形になっちゃってんだろうか。

このパターンでの失点を繰り返し過ぎな気が。

そして後半。イタリア同点弾、というかオウンゴール

アレはもう吉田です。このタイミングでポカをやらかすとは。。。

って感じですが、とりあえずこれを糧に頑張れ吉田。

日本には良いDFが少ないのだから、世界を経験している吉田は貴重なのです。

んでイタリア逆転のPK。長谷部のハンドですけど、

若干審判の帳尻合わせ的な空気を感じたのですがいかがでしょう。

日本の先制点のPKをとってなかったら、このPKもなかったかも。

バロテッリってもっと思いっきり蹴る人かと思った。

次に日本の同点弾。ちょっとシビレました。

遠藤のFKや岡崎の飛び込みが、イタリア相手でも通用するんだって事に。

そして何より、逆転されてからも同点にする力が日本にあるって事に。

そして最後はイタリアの勝ち越し弾。

この失点はちょっと日本が脆すぎましたね。

いくら前掛かりになっていたとは言え、もう少し粘り強く守って欲しかったです。

勝利を目指していたのであれば尚更。

■全般的に

客観的に観ると、素晴らしいエンターテインメント性のある試合だったかと。

弱い方が先制して、強い方が逆転して、いったん追いついて、止めを刺して、同点になりかけて終わり。

キャプテン翼レベルのシナリオです。

イタリアのコンディションが悪かったのは観ていてわかりました。

特に前半は全然動きが無い為、日本のフォーメーション(4-2-3-1)の「2-3」の部分に

イタリア(4-3-2-1)の「3-2」がピッタリとマッチしちゃって簡単にボールを奪えていました。

何か蒸し暑かったようで。あと中2日でしたしね。

ともあれ、中東の鬼のような環境を体験しているってのは実はちょっとした日本の強みなのかも。

ただ、前半に1点返されちゃったのがイタリアをやる気にさせちゃいましたね。

んで後半開始すぐに同点~逆転ですから、

日本としてはもう少し慎重になっても良かったかも知れません。

ま、結果論ですけどね。

まー、それにしても勿体なかった。

だって、イタリアに勝つチャンスなんて滅多にないですよね。

日本が良かったとか、イタリアがダメだったとかはさておき、

結果として日本が勝利する(んでコンフェデの3試合目までモチベーションが続く)チャンスが

本当に目の前に転がっていたし、少し何かが変われば現実のモノになったかもしれなかったのです。

長谷部のミドルとか、香川のヘディングとか、吉田のオフサイドとか。

いやー、惜しい。

■おまけ

私の知ってる長友はどこへ行ったのか

長谷部は試合を重ねると良くなる選手

今野はもっとバロテッリを挑発して欲しかった

岡崎の「ザキオカターン」はゴール近くでやったら最高だったよ

ハーフナーの使い方は憲剛のボールが正しいと思うんだ

日本のパススピードの遅さはどうにかならんのか

さてさて、これでコンフェデ終戦です。

残念ですが、今回は3試合のみという事で。

やっぱり強豪とそれなりにガチの試合をするってのは大事ですね。

色んなモノが見えてくるので。

今回の試合は

「相手のコンディションが悪ければ、日本だってここまでやれる」

って事と

「とはいえ勝てなかったのはイタリアの底力と自分達の守備力の無さが原因」

ってことが明らかになりました。

メキシコ戦はどうしたって「本気度合」が下がってしまうでしょう。

ザッケローニ監督としては全敗で帰る訳にいかないとばかりに

恐らくベストメンバーで挑むと思われます。長谷部の所は細貝かな?

まぁ、出来れば勝ちたい所ですね。簡単じゃないと思うけど。

それと、ブラジル戦で

「失うものが無いんだからもっと積極的に攻めて欲しかった」

と仰られていた方々は、この試合どう観たんでしょうか。

「これが望んでいた結果だ」ならば潔いですが

「もっとしっかり守備しろよ」とか言ってそうで怖いです。

しかしスペイン、無慈悲過ぎだろ。。