《コンフェデ杯 vsメキシコ》コンフェデの意義
コンフェデ最終戦、メキシコとの一戦は
1-2で敗れてしまいましたね。
3連敗でコンフェデ終了です。
とりあえず、メキシコ戦を振り返ります。
■想像よりも
諸事情により結果を先に知ってしまい、後から録画でこの試合を観ました。
で、その感想は
「あれ？割と良い試合してるじゃん」
でした。前半終了時は。
後半は疲れからか運動量が一気に減って、なんだかミスもたくさん出て
でも岡崎が孤軍奮闘しててっていうイメージですが、
少なくとも前半はそれなりに戦えていたように思います。
コンディション、モチベーションなどが違いますから前2戦とは単純比較できませんが、
メキシコ相手でもそれなりにチャンスを作れていたし、
前半のチャンスを決めていればもっと違った展開になったんじゃないかと。
特にこの試合は岡崎がキレッキレでしたね。
てか幻の先制点、オフサイドじゃないと思うんですが。
（むしろ最後の得点の方がオフサイドくさいという）
前田も良かったし、香川も良かった。
攻撃陣は本田だけが疲労困憊という感じでした。
酒井宏樹、栗原、細貝の3人については、ちょっとイマイチだったでしょうか。
栗原は最初の失点シーン以外は良かったですけど、あのマークのズレ方はキツイ。
チチャリートの動きも良かったんですが、ちょっとボール見過ぎかなぁ。あのシーンは。
酒井は何でも一人でやろうとし過ぎ。
1失点目の寄せも甘いです。
細貝は気配消し過ぎ。
長友はドスサントスとのマッチアップでようやく昔の長友が帰ってきた感じがありましたが
また怪我っぽいですね。。。
内田はドンマイ。そもそも途中出場で効果が出るタイプの選手じゃないです。
しかし、この試合の日本代表はやたら空振りしてましたけど、
見た目以上にピッチコンディションが悪いんでしょうか？
さて、3連敗という事で各地でザッケローニ監督更迭論が幅を利かせているようです。
采配が不可解だとかも言われてますね。
「不可解」って、その人が理解しようとしてないだけなんじゃ？とか思うけど黙っておきます。
ま、結果が結果だったので批判されるのは止むを得ないでしょう。
でも、ちょっとだけ冷静になってみましょうよ。
まず相手がブラジル、イタリア、メキシコです。
大会前に「こりゃ3連敗だ」って言ってた人もたくさんいたじゃないですか。
（その人達が声高に「解任だ！」って叫んでるかと思うと笑えてきますが）
今の日本は、まだまだブラジルやイタリア相手に簡単に勝てるほど強くないですよね？
メキシコは実力のある国ですし、日本が苦手なタイプです。
日本って中南米のような狡猾さを持つ相手が最高に苦手ですから。
なので、3連敗という結果ってのは残念ではありますが、
この結果で殊更糾弾されるようなモノではないと思っています。
むしろ、ちょっと弱ったイタリアやモチベーションの上がらないメキシコ相手であれば
それなりに勝つ要素があるってのがわかったじゃないですか。
（ブラジル相手は今の所ノーチャンス）
で、一番の課題はもう明白ですよね。守備です。
体格に恵まれない日本が守るには、もっともっと組織的な守備をしないとダメだし、
個人個人でも守備能力を高めないといけない。
今ディフェンスラインを統率しているが誰なのかわかりませんが（吉田？）
もっと引っ張るタイプの選手がいた方が良いかもしれません。
（でも闘莉王招集にはあまり賛成じゃないですが）
何にしろ、これは監督、選手両方の課題でしょう。
攻撃も、チャンスは作れるので、とにかく決めきる事。
フワッとチャンスを逃してばかりいると、結局負けてしまうのですから。
欲を言えばサイドをもっと使いたいですが、逆に考えると中央の細かい崩しだけでも
ここまでチャンスが作れるという事ですから、今のやり方の継続でも良いかもしれません。
元々、こうやってアジア以外の国々とガチに近い試合をして、課題を見つけるのが
コンフェデの意義じゃなかったでしたっけ？
日本って常に強豪国相手に勝利を収めなければいけないような、一流国でしたっけ？
批判は大いに結構だと思います。
解任論だって出て良いと思います。
ただ、個人的には監督交代に反対ですけどね。
だって、解任して必ずしも良くなるとは限りませんし。
特に日本のような国が他の国に勝つにはまだまだ「組織」で戦わなければいけないので
ここでガラガラポン的な交代するのは余りにもリスクが高いんじゃないかと。
世の「解任」支持の方々はガラポンを望んでいるようですけど。
んでまた自分の好きな選手が選ばれないと、不満の声を上げる、とｗ
それにしてもドスサントス、地味になりましたなぁ。上手いけど。
あと、この大会で本田と岡崎は良いアピールが出来たんじゃないでしょうか。
チェルシー岡崎っていう噂まで出始めましたから、ビックリです。
