《vsカナダ》課題を確認して次へ
最近めっきり更新してませんでしたが、今後もこんなペースです。
さて、ドーハにて行われた日本vsカナダの親善試合。
結果は2-1で何とか勝利を収めました。
相手の状態等を考えると何とも不甲斐無い結果ですが、
まぁ親善試合というか、調整試合ですし
課題がたくさん出たのである意味良かったのかと。
選手達は危機感を持ったでしょうから。
仮にアレで危機感持たなかったらまずい。
とりあえず個人的に感じた事をツラツラと書いてみます。
■フィジカル
日本代表が昔から持ってる課題だと思いますが、
やっぱり相手のフィジカルが強いと苦戦してしまうようです。
特に今回の相手であったカナダは、技術的には正直結構低いレベルでした。
でも、スピードだったり高さだったりで負けていて、
選手達が考えていた以上に相手に主導権を握られていたかと。
また、本田、長友という日本代表の中でもフィジカルの強い選手がいなかったという事も
この弱点を際立たせていたように思えます。
スピードに対しては身体の寄せ方で、
競り合いに関しては身体のぶつけ方とセカンドボールの拾い方で、
それぞれ対処していく事が必要でしょうね。
■右サイド
前半こそ内田・岡崎のいつものコンビだったので普通に機能していましたが、
後半に乾・駒野ないしは大津・駒野コンビになった時の右サイドの死にっぷりは
ちょっと問題でしょう。
左SHに香川が入った事で比重が左に寄るのはある程度やむを得ないのかもしれませんが、
それでも偏り過ぎだと思います。
後半の乾なんて、殆どボール触ってないんじゃないですかね。
左サイドでボールを上手くまわして、空いた右サイドを狙う…みたいな意識がもう少し欲しかったです。
そう考えると岡崎・内田のコンビというのはこのチームでも重要なパーツなんだなぁと思ったり。
■個人評
ハーフナー
⇒外し過ぎw
でも今までで一番良かったんじゃないかと思います。
前線でファイトしてました。
伊野波
⇒うーん。。。
代表で急遽使われると、いつも微妙ですね。
2試合目とかだとそれなりになるんですけど。
競り合いも勝てない、失点時のマークも緩い、スピードではちぎられる。。。
と、良い所なしでした。
これを繰り返してると、いくらユーティリティさがあっても代表に居場所がなくなりそうです。
憲剛
⇒ボールを動かすことに関してはやはり一日の長がありますね。
動いて、受けて、捌いて、また動いて…というプレーで後半の日本を活性化させてたと思います。
トップ下も良いけど、遠藤が調子悪ければ遠藤の所でも良いんじゃないかと。
香川
⇒長谷部も言ってたみたいですけど
香川をトップ下にするならそれを最大限に活かすようにチーム全体でやり方を変えないと、ですね。
これは香川が良い/悪いという事ではなく、
今の日本代表が「トップ下はこうするモノ」という風に固定的にし過ぎてしまっているからでしょうね。
代表ってのはクラブチームのように集まって戦術を高める時間が少ないので
属人化しない(ポジションによるタスクを固定化する)方法論というのは有効だと思いますが、
「香川を最大限に有効活用したい」というのであれば、
そこは曲げないといけないでしょう。
ま、とりあえずヨルダン戦に勝ってくれれば良いです。
W杯出場を決めた後のザッケローニ監督の動きを楽しみにしましょう。