《vsヨルダン》上々の結果でグループリーグ突破
イラク戦のエントリーせずにヨルダン戦へ。
あ、イラク戦に関しては
「日本強くなったね」「1-0とはいえ完勝じゃない?」「イラクが思ったほど強くなかった」
の3点で終わりで良いです。
で、ヨルダン戦ですが、2-0で勝利でしたね。
本田と香川が決めて、ヨルダンの攻撃も0に抑えて、素晴らしい結果だと思います。
グループリーグも結局 3戦3勝0分0敗 勝点9 得点7 失点0 得失点差+7
となり、余裕の首位通過となりました。
私は大会前
「アジアカップは甘くない」
「アジアは世界の強豪と戦うのとはまた違う」
などと思ってました。
他の方も程度の差こそあれ、そんな簡単じゃないと思っていた事でしょう。
また、監督や選手も同様の事を口にしていました。
ですが、まずはグループリーグでほぼ完ぺきな結果。
もちろん前述の考えに変わりはありませんが、
やはりアジアの中では日本がかなり抜けてきているのではないでしょうか。
まあ、まだ中東の国としか戦ってませんし、韓国やオーストラリアとやれば違ってきそうですけど。
それでもやっぱり「アジアにおいて、日本は強くなってる」のは間違いなさそうです。
■一番怖かったかも
ヨルダンの攻撃、今までのパレスチナ・イラクに比べて迫力がありました。
試合開始直後のドリブルとか、ちょっと「やべぇ」って思いましたもん。
あとは後半開始からの怒涛の攻撃。
これも迫力がありました。
審判が事あるごとにピーピー笛を吹いていたので、苦手意識のある相手セットプレーはやはり怖かったです。
更に、ピッチコンディションの影響なのか、フィジカルコンディションの影響なのかわかりませんが、
(どっちもか)
この2試合ではあまり見られなかった「凡ミス」が散見されます。
そこで一気にヨルダンのチャンスになってたりしましたので
最後まで気の抜けない試合でした。
が、
結局の所、いわゆる“ピンチ”は2回ぐらいでしたかね。
今回の日本代表は相手にボールを取られても、攻守の切り替えがかなり速いです。
岡崎はもちろんの事、長谷部の「ピンチ察知能力」や遠藤の「本気でボール奪うモード」が効いていたように思います。
吉田、森重の2人は競り合いも強く、今のところかなりの安心感を持って見ることが出来ますね。
■安心の攻撃陣
やっぱり長い事やってる間柄だからでしょうかね。
このレベルの相手ならば、いつか点を取ってくれそうな安心感があります。
1-0の時間帯でも、何となーく「もう1点ぐらい入りそう」って思いますから。
実際、この試合でも香川が追加点。
その後本田の惜しいシュートもありましたし、調子は良さそうです。
ただ少しだけ不満があるとすれば、岡崎。
恐らく
「1トップなんだから、クロスやスルーパスに反応する以外にも“独力での得点”が必要だ」
って事でチャレンジしてるんだと思います。
が、
やっぱり岡崎にそこまでの足元の技術は無いんです。
奪われまくりです。
基本的に「点で合わせる」ストライカーが急にドリブルするから
相手が面喰って対応が遅れるのであって、試合中にそればっかり狙ってたら簡単に取られちゃいます。
世の中の岡崎評は本当に高いです。
身体を張るし、ディフェンスもする。無駄走りも厭わない。
諦めないし、粘り強い。
私もそういった岡崎の岡崎らしい面は本当に凄いと思うし、
いつまでも貪欲に上を目指すそのチャレンジスピリッツには頭が下がります。
けど、次々にチャンスを潰してしまうのはやっぱり頂けないなぁ、と。
あくまで味方ディフェンス的なモノの見方ですけど
1トップの選手にボールを預けて、
「さあ、ラインを上げて攻勢に出るぞ」
って時に技術的なミスでボールロストされると、ツラいんですよ。
試合が拮抗してると更に。
なので、チャレンジするのは良いとしても、
もう少し確率の高い場面で小出しにして欲しいです。はい。
■ビルドアップの工夫
この試合、日本はいつも通り長谷部がDFラインに落ちて3バック的なポジションから
ビルドアップを開始しようとしていたのですが、
ヨルダンが3トップ気味の守備をしてきたため、最初少し戸惑っていました。
が、あっという間に対応してしまうのが今の日本。
まずは遠藤が下りてきます。そこにヨルダンの選手も付いてきます。
香川も少し下りてきます。そこにもヨルダンの選手が付いてきます。
はい、サイドがら空きです。
長友、酒井高徳、乾、本田が割と自由にボールを受けれるようになりました。
結局ヨルダンが途中から2トップでの守備になって作戦終了。
なんでしょう。
以前なら相手チームの前からの圧力にオタオタしてたイメージがあるんですが、
何とも落ち着いた対応です。
これだけでも何だか少し強くなった気分。
■ちょっぴり選手評
語りたい選手だけ
《香川》
待望の得点。これで気持ちが吹っ切れると良いけど、
変に攻撃に意識が向いちゃうとバランスが。
それにしてもシュート下手になってない?
《乾》
何気に凄くイキイキとプレーしてる。
幻の先制点はお見事。1点目に繋がるスルーパスもお見事。
《岡崎》
上に書いたので割愛。良い選手だからこその提言ですよ。
《清武》
信頼されているうちに結果を残したい。ちょっとミスが多くなってきたような。
《武藤》
以前の代表初ゴールよりもこの試合でのアシストの方が個人的には高評価。
やっと「チーム」の一員になったような気がする。
《柴崎》
やっぱり絶対「ポスト遠藤」じゃないよなぁ。
タイプとしては今のポジションの香川に近いと思う。
「攻撃に特徴のあるセンターハーフ」でしょ。
「パスを受け、散らせる気の利いたセンターハーフ」ではない。
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次はUAEでしたっけ?
今大会はオーストラリアで開催していることもあって、中東勢が揃って元気ありません。
その中でもイランとUAEは結構怖い存在ですが、
今の日本代表ならそこまで苦戦しないんじゃないでしょうか。
ただ、問題は日程ですかね。
中2日で同じメンバーは厳しいかもしれないので
今まで出れていないメンバーも含めて、総力戦になりそうです。