移籍状況から考える今シーズンの展望(ガンバ編)
第三弾。今回はガンバ大阪です。
ちなみにこのシリーズ、
昨シーズンのJ2チームについてやるのはちょっと難しい気がするのでご了承を。
J2は昨シーズン観てないからわからんです。
■IN/OUT状況
状況は以下の通り。
《IN》
ゼ カルロス(ポルトゲーザ) :完全
ドド(愛媛) :完全
横谷繁(愛媛) :復帰
内田達也(G大阪ユース) :新加入
《OUT》
岡本英也(福岡) :レンタル→完全
木下正貴(熊本) :レンタル→完全
朴東赫(柏) :レンタル→完全
倉田秋(千葉) :レンタル
山崎雅人(広島) :レンタル
松代直樹(引退) :引退
まず目に付くのが、「有望なMF控え」がレンタルで他チームに行った点。
寺田と倉田です。
彼らは“ガンバの次代を担う”と期待されていたものの
あの強烈なレギュラーMF陣に割り込む事が出来ませんでした。
…まあ、今の遠藤・二川・橋本・明神に佐々木勇人がいる所に
割って入れるMFなんてそうそういないでしょうし、
やむを得ないのかもしれません。
倉田くん、ジェフで爆発して下さい。
それと、OUTが多いように見えて殆どレンタル絡みというのもガンバの戦略なんでしょうか。
チーム内で出番が無いが、他チームならば出場できそうな選手達を積極的にレンタルで出し、
レンタル先での活躍や自チームの戦力を確認しつつ完全移籍にしたり復帰させたり。。。という感じで。
この方法がガンバにとって良いのか悪いのかは判断しかねますが、
若手で試合に出場出来ずにいる選手にとっては悪くないんじゃないでしょうか。
こう考えると、今後家長がどうなるのか注目です。
さて、INも含めて見てみると
新外国人選手が2人加入してます。
両方FW。ルーカス、PJを含めてFWにブラジル人4人。
更にチョ・ジェジン含めるとFWは外国人選手で5人。
…これ、どうするんでしょう。
ドドは育成枠らしいのでまあ良いとして、
それでも4人。
夏の恒例行事(?)でもある「中東からのオファー」やACLに備えての事かもしれませんが、
果たして上手く収まるのか。。。
悪いパターンを勝手な妄想をすると、
開幕はルーカス・PJの2TOP。チョ・ジェジンは昨シーズン同様控え。ゼ・カルロスは素行不良で控え。
→夏にPJに中東からのオファー
→PJあっさり離脱
→ゼ・カルロスがちょいちょい活躍するも、カード満載で使い難く。
→チョ・ジェジンも起用法の不満から移籍を志願。
→ドド登場。
…とか。
こんな風にならない事を願っています。
逆にこれら外国人FWがドカンドカン活躍すれば
相手チームにとって非常に怖い事になります。
そうなるとガンバ軽く優勝…なんて事にも。
何にせよ、日本人FWの居場所が無い感じではありますね。
まあ実力で奪い取れって事でしょうけども。
山崎や播戸が移籍する理由もわからんでもないというか。
それにしても、ガンバはDF補強必要なしと考えてるんでしょうか。
(加入はユースから昇格の内田のみ)
確かに山口、中澤、高木、加地の4人に安田と下平で特別補強を必要としない面子ではありますが、
かと言って「守備力が強い」とは言い難いチーム。
ただ、ある意味ガンバらしいというか
そのチームカラーに則った補強具合は好感が持てます。
今回の移籍云々は余り関係ないのですが、注目の宇佐美は果たして昨シーズンよりも出番があるのでしょうか。
単純に考えれば寺田、倉田の移籍によって控えに入る試合が多くなりそうですから
是非チャンスをモノにして伸びていって欲しいです。
個人的には仮に遠藤がこの夏移籍すると、
ガンバにも新しい風が吹き始めるのかも、とか思ってます。