移籍状況から考える今シーズンの展望(サンフレッチェ編)
第四弾。今回はサンフレッチェ広島です。
■IN/OUT状況
状況は以下の通り。
《IN》
西川周作(大分) :完全
山崎雅人(G大阪) :レンタル
山岸智(川崎) :レンタル
大崎淳矢(広島ユース) :新加入
《OUT》
久保竜彦(金沢) :完全
李漢宰(札幌) :完全
西河翔吾(山形) :レンタル→完全
柏木陽介(浦和) :完全
佐藤昭大(鹿島) :レンタル
橋内優也(徳島) :レンタル
平繁龍一(徳島) :レンタル
楽山孝志(未定) :退団
昨シーズンはその魅力的なサッカーでJリーグファンを惹きつけ、
チームもJ1昇格直後とは思えない、リーグ4位という成績で終えたサンフレッチェ。
ある意味「出来過ぎ」とも言えた昨シーズンから
上位に入った事で今度は警戒される立場になりました。
そんなサンフレッチェのIN/OUTはどうなのか。
大きい所だと、西川、山崎、山岸といったレギュラークラスの加入。
そして非常に大きい柏木の移籍。
この出入りの結果は果たしてプラスなんでしょうかマイナスなんでしょうか。
守備、というかGKに関しては間違いなくかなりのプラスでしょう。
昨シーズン、素晴らしい活躍でサンフレッチェ躍進を陰で支えたと言っていい中林に加え、
日本代表候補の西川も加入。
質の高い正GK争いになりそうです。
一方柏木の穴埋めですが、
ポジション的に言えば復帰した森崎浩司や高柳、横竹あたりを起用したり、
移籍組の山岸、山崎でカバーしたりする事は可能でしょう。
ただ、やはり彼はサンフレッチェの中心だった選手。
そうそう簡単に埋まるような穴とは思えません。
今シーズンもJ1で上位を窺おうとするのであれば、この「柏木の抜けた穴」の埋め方は大きな課題じゃないかと思います。
それでもペトロヴィッチ監督なら…ちゃんと仕上げてくれそうな気もしますが。
今シーズンはまたACLというチャレンジも待っています。
決して選手層が厚いとはいえないチームですが、
多くの怪我人が出た昨シーズンを4位で終えた事からも、非常に底力のあるチームだと感じています。
何より、ACLであのサンフレッチェのサッカーがどこまで出来るのか。
ACLで優勝とかしちゃって、CWCに出たりしたら…など、このチームに関してはワクワク感が大きいです。
もちろんそれでリーグ戦不調になってしまっては元も子もないのですが。。。
あと楽山さん、去就がちょっと心配です。