おっさんサッカー独り言

サッカー日本代表とかジェフ千葉についてブツブツ書きます。

中継が無くて良かったのかも《vsバーレーン》

LiveSportsで観ようとして「販売数が終了しました」的な表示に呆然としてしまった一人です。

しょうがないからフテ寝してフルマッチのビデオ映像を見ました。

で、試合を見終わった時の感想はタイトルの通り。

民放で中継されてたら軽く祭りになったんじゃないかと思うぐらい酷い試合内容だったと思います。

■何がダメだった?

まあ観た方々はそれぞれに思いがあるでしょうが、

個人的には下記2点。

相手に合わせちゃった?

バーレーンはロングボールで日本の両SBの裏を狙ってきました。

ここは日本の弱点だと思うので、狙ってくるのは当然と言えば当然。

で、日本DFがボールを拾うと、何故か同じようにロングボールの放り込みをしちゃってました。

これが試合始まって10分ぐらいまでならわからんでもないんですよ。

相手を押し込む為に。

しかし、見る限り前半終了ぐらいまで続いていた感じでした。

(後半はさすがに減ってましたが)

現在の日本代表は、

“高い位置でボールを奪ってショートカウンター

“中盤ではボールを繋ぐサッカー”

を狙っていると思うんです。

で、バーレーンはそれを交わす為に、ロングボール主体だったんじゃないかと。

かと言って、日本もそれにお付き合いしてロングボール放り込みじゃ、

せっかくの「コンセプト」も意味無いですよね。

草サッカーのレベルでも「(ペースを)相手に合わせるな!」とよく言ったりします。

相手のペースに合わせる=自分達のサッカーがしづらい

と言う事なのですが、

バーレーン戦の日本代表、試合前半についてはこれをやっちゃってしまっていたように感じます。

ミス、ミス、ミス。。。

パスミスが多過ぎでしたね。

特に目に付いてしまったのが稲本。

これだともう呼ばれないかもしれないぐらい、連発しちゃってました。

他にも内田、中村憲、長友あたりにミスが目に付きました。

ミスは誰にでもある事で、1つ2つ出ても止むを得ないでしょう。

ですが、カウンターをあれだけ食らってしまう程にミスを多発してしまうと、これはちょっと「しょうがない」で済ませられないレベルだと思います。

ただ、シーズンオフでコンディションがよろしくないという面はあるので、

ここを強く非難出来ないですが。

あと「ミス」では無いのかも知れませんが、失点シーンも頂けなかったです。

内田は競り合っているように見えて、相手に全くプレッシャーを与えられていなかった。

まあ、内田がヘディング強くないであろう事はチーム内でもわかっているでしょうから、チームでのマークの確認が悪かったという可能性もあります。

それでも、あのFKの時は全体的に「軽い」印象を受けました。

 あ、FKだ。

 → あ、ボール来た。

 → ヘディング負けた。

 → おやおや、コースが…

 → あ、入っちゃった。

という感じで。

あくまで個人的な印象なので、実際はもっと気を張っていたとは思うんですけどね。

何かこう、ガツッとした守備の意識を感じられなかったと言うか。

■おとなしい?闘志を内に秘めてる?

今に始まった事じゃないのかもしれませんが、

私がバーレーン戦を見て感じた事があります。

それは

「怒る人いないの?」

って所です。

別にラモス大好きな訳じゃないですよ。

あそこまで怒られると逆に鬱陶しいかもw

冗談はさておき。

前述したように、バーレーン戦はミスが目立っていました。

ですが、それに対して大声を上げて怒るような選手は少なくとも画面には映っていなかったように思います。

(長友のパスに対して中村憲が怒ったのだけ、観ました)

なんでしょう。おとなしいんでしょうか。

それとも、全員内に秘めるタイプなんでしょうか。

ミスがあっても

「…」

という風に、流していたように見えました。

闘莉王、川口がいたら怒っていたかもしれませんが、

この試合に彼らはいませんでした。

ならば、誰かがやるべきだと思うのです。

中澤はほぼ間違いなく「秘めるタイプ」だと思うのですが、

出来れば彼には吠えてもらいたい。

周りに対して、プレーでも声でも叱咤激励して欲しいです。

そういう年齢だし、そういう事が出来る実績も持ってます。

「吠えるだけの選手」は好きではありませんが、

「引き締める時に声をあげる選手」は必要だと思うのです。

これでアジアカップ予選のグループ2位になってしまった訳ですが、

イエメンと香港に負けてしまうと言うのはさすがに考え難いので

大丈夫だとは思います。

でもなあ、これで日本代表は

「なんとなくバーレーンやりづらい」

という気持ちになってしまったでしょうし、

バーレーン

「日本相手でも勝つ事は出来る」

と自信を付けたと思うんですよ。

中東のチームは自信を付けてしまうと怖くなりそうですよね。

そういう意味では、負けたくなかった試合でした。

終わってしまったからしょうがないですけど。

これだけ擁護するネタの無い試合も珍しいですねえ。