おっさんサッカー独り言

サッカー日本代表とかジェフ千葉についてブツブツ書きます。

おや?悪くないぞ?《vsバーレーン》

例の2月の4連戦で一気に評判を落とした日本代表。

「こりゃ次は勝たないと」

という訳かどうかはわかりませんが、

予定外だった“海外組”の招集をしてまで勝ちに行きました。

そんなバーレーン戦。

皆様はどのように感じましたでしょうか?

私は…タイトルのように

「おや?悪くないぞ?」

でした。

以下、感じた事を書いてみます。

■海外組の存在感

嬉しい事なのか悲しい事なのかわかりませんが、

このチームの中心は間違いなく「海外組」でした。

本田、松井、長谷部、森本、そして今回に関しては中村俊輔も海外組の範疇に入るでしょう。

彼ら無しの代表と比較すると、やはりその存在感は大きいです。

この試合に関しては、何といっても松井。

彼が代表でこんなに躍動してる姿は初めてじゃないだろうか、と思うほどキレキレ。

(ま、フリーで外しましたがw ご愛嬌という事で)

今まではどこか浮いた存在に見えていた松井ですが、

ようやくチームの中での居場所を確保したように感じました。

先制点のダイレクトクロスはお見事。

そして長谷部。彼は誰よりも日本代表に必要な選手でしょう。

縦に動く動く。

他の選手がボールを持った時に長谷部が動く事で、

より多くのパスコースが生まれていました。

本田は90分フルでトップ下、というかセカンドトップ的な位置で出場。

そしたら最後の最後で得点するオマケ(?)付き。

結果も出せて良かったんじゃないでしょうか。

森本は後半20分過ぎに登場し、いきなり素晴らしい身体の強さを見せてくれました。

点が取れてたら最高だったんでしょうけどね。

残念なのは松井との交代で入った事。松井がいたらもっと生きてたんじゃないかなぁ。

最後に俊輔。

スペインから帰ってきた事であーだこーだ言われてましたが、

やっぱりちゃんとやる事はやる選手です。

彼自身も胸に期す所があったのか、いつになく攻撃に積極的だったような。

今後もこの試合ぐらい積極的な姿勢を持ち続けてくれればありがたいです。

岡崎に出したストレート系のクロスはビビった。素晴らしい。

この試合で一番興味深かったのは

「右サイド(要するに俊輔サイド)偏重の攻撃じゃなかった」って所です。

むしろ松井サイドが攻撃の起点になって、

俊輔サイドと上手く連携出来ていました。

で、松井、俊輔の両名がワイドに開く事で中央にスペースが生まれたりしてましたし、

中央・サイドのバランスも良かったんじゃないでしょうか。

■でもね…

まあ当然諸手を挙げて喜ぶような試合じゃない訳ですよ。

相手がそれ程強くなければ、やっぱりこれぐらいは出来るだろうし。

若干気になった点として

遠藤お疲れ気味

長友のコンディションもちょっと良くない

岡崎をサイドに置くと。。。

というのがあります。

遠藤・長友のコンディションに関しては今後チームで上げてもらうしか無いんですが、

遠藤はもう代表で出場させなくて良いんじゃないですかね?

他の可能性を探る意味も含めて。

長友はリーグが始まれば大丈夫だと思いますが。

岡崎のサイド起用については色々疑問です。

松井に代えて森本、だったので

「本田をサイドに出すのかな?」

と思ったのですが、岡崎がサイドに回りました。

これは恐らく本田を中央に据えたままにしたかったのだと思うのですが、

それなら岡崎に代えて森本じゃなかろうかと。

共に裏を狙うタイプですし。

岡崎と森本(と本田)を共存させたかったのかなぁ。

結果的に岡崎も生きず森本にボールが渡りにくくなり、

サイドでの起点が一か所になったんで攻撃の手段も減り、

相手にキープされる事が多くなっちゃった気が。

■ちょっと思った事

森本スタメンで岡崎途中出場の方が、相手は嫌がるんじゃないかな?

玉田も途中出場の方が効果的のような。

やっぱり突っ掛ける選手が多いと、攻撃にメリハリが出ますな。

闘莉王は守備がちょっと軽くなってる。

あと、前回のエントリーで自分が書いた

>「こっちフルメンバー、あっち主力いない。勝って当然」

>「結局海外組頼りかよ」

>「俊輔やっぱダメだな」

>(僅差の場合)

>「バーレーンごときにこんな試合やってるようじゃ、絶対無理だろ」

のうち、上記2つを自分で書いてしまった事に反省。

それにしてもバーレーンの選手のFKってすげー伸びますね。

速くて鋭い。

身体能力的にはアジアと言ってもややアフリカ寄りなのかなーと感心しました。