CWCを終えて
終わりました。CWC。
開催国枠だとか日テレ(笑)だとか、叩かれ要素も色々ありましたが、
レッズが出場した事とミランが本腰入れてきた事で
最終的には過去の大会よりも盛り上がったような気がします。
■ワシントンの涙
2-2でPK戦の末勝利を収めました。
レッズの選手・監督及び関係者の皆様には本当に「おめでとう」と言いたいです。そして「お疲れ様でした」と。
年間57試合。
それもACLという移動の激しい試合や、ミランとのガチンコ勝負という、そうそう経験出来ない試合を含めた試合数ですから、
選手の肉体的・精神的な疲労は相当なものだったのではないでしょうか。
そんな中で“CWCの3位”という、現実的に考えて一番良い成績を残せたのですから、素晴らしかったと思います。
来期は更に他のチームのマークも厳しくなると予想されます。来期に同等以上の成績を残せるかどうか、そこがレッズのテーマとなるでしょう。
そんなレッズ3位の立役者であるワシントン。彼はこの3位決定戦が最後の試合でした。
その試合で2ゴール。
特に2点目を決めた時のサポーターへの挨拶はイエローを貰うのをわかっていながらの行為であって、ワシントンのレッズサポーターへの感謝の気持ちがとても伝わってきました。
そして勝利した瞬間、ワシントンは号泣していましたね。
レッズへの愛情が、彼をあれ程までに涙させたのだと感じました。
ワシントンという選手にそれほどまでに愛された浦和レッズというチームが、とても羨ましかったです。
あとエトワール・サヘルのシェルミティの涙も若くて真っ直ぐな感じがしました。
彼はこの大会でかなり名前を売る事ができたのではないでしょうか。
■予想外の点数
さて決勝のミランvsボカ。
共にどちらかと言えば守備的なチームで、戦前の予想としては「1-0か、入って2-1かな…」と考えてました。
が、
前半こそ1-1でしたが後半はミランのゴールラッシュ。
ボカも意地を見せて1点返しましたが、終わってみれば4-2。
トヨタカップ時代も含めてこんなに得点が入ったのは珍しいのではないでしょうか。
ミランはやはりカカの存在が大きいですね。
カカのドリブルから多くのチャンスが生まれましたし、自ら得点も挙げました。
カカとインザーギ、セードルフの3人でカウンターを決められるところが強みでしたね。
ボカは中盤のパスワークが素晴らしく、そうそう相手に奪われないのが目を惹きました。
そしてチャンスと見るや否や全ての選手が急にギアチェンジをしてゴールへ襲い掛かるさまは、「やはり南米恐るべし」と感じさせてくれました。
ボカのDF陣は1点目、2点目をちょっとした不可抗力で失ってしまったのが残念でしたね。
1点目はカカのシュートを防いだものの、跳ね返りがそのまま再びカカの足元へ渡ってしまった。
(そこからインザーギへドンピシャのパスを出すカカは素晴らしかったですが)
そして2点目もアルベルティーニ(→間違い。アンブロジーニでした)のシュートミス(?)がネスタの目の前に行ってしまった。
それを素早くゴールへ入れたネスタの勝ちなのですが、ボカにとっては若干不運だった感もあります。
3点目4点目はカウンターですからね。点を取りに行く為に前掛かりになっていた所へ「カカ・セードルフ・インザーギ」のトリオが攻め込んできたら、簡単には防げないでしょう。
これでミランはリベンジを果たし、「目標」と言っていたタイトルを獲得した訳です。
1月からは是非セリエAでも力を入れてもらって頂きたいところ。
最後に、
試合の後にあった某日テレのふざけた番組を見なかった私は勝ち組ですかね。
何かみんなブログで怒ってるから。