おっさんサッカー独り言

サッカー日本代表とかジェフ千葉についてブツブツ書きます。

ボランチの重要性《レッズvsセレッソ、エスパルスvsサンガ》

J1第26節、2試合がBSで放送されていたので

両方とも見てみました。

実はじっくりJ1の試合を観るのは結構久しぶりだったり。

なので、各チームの現状やらやり方はあんまり把握してません。

セレッソはそこそこ知ってる)

それを踏まえつつ、この2試合で感じたのが

題名にも書いた

ボランチの重要性」

でございます。

■レッズvsセレッソ:似た者チームについた差

この2チーム、解説の方も言ってましたが

結構似た感じのチームですよね。

共にパスを繋いでの攻撃を志向しているし、

システムも4-2-3-1。

ワントップに外国人FWを配置して、テクニックのあるアタッカーが2列目にいる、とか。

で、この試合で輝いていたのがレッズの柏木です。

とにかく運動量が半端なかった。

いや、普段からそうなのかもしれませんが、今シーズン初見の私は驚きました。

攻撃時には追い越す動きで最前線まで顔を出し、

相手にボールを奪われるや否やボールホルダーへ執拗なチェイス

主にサヌのカバーですけど。

こりゃ、味方にいたら楽だな、と。

んで相方の細貝もやっぱり動く動く。

なのでレッズは、攻撃でも守備でも相手より数的有利に見えたりしました。

一方セレッソ

このチームの肝は実はマルチネスだと見ているんですが、

そのマルチネス、いつものように前の4人に良いボールを供給出来ずにいました。

何故か。

それは先程の2人、柏木と細貝がセレッソ陣内でボールに関わりまくるから。

マルチネスアマラウの両ボランチは、どうしても相手の2人に対応せざるを得なくなって、

更には両サイドの高橋、原口もボールを持ってアタックしてくるものだから

どうにもテンヤワンヤな状態に。

セレッソとしてはやりたい事をレッズにやられちゃった感じなんでしょうかね。

マルチネスがボールを持ち上がれれば、家長・乾・清武にもっとスペースが生まれたんでしょうが。。。

この試合、家長がかなり良かったように見えたので、余計に残念です。

エスパルスvsサンガ:結果はドローだけども

この試合に関してはエスパルスが取りこぼした感じです。

前半の4分にラッキーパンチ的な原のシュートが決まって先制するも、

その後が微妙。

結局最後に「とにかく前へ」的なサンガに同点ゴールを奪われちゃいました。

その前から若干「逃げ切ろう」な雰囲気が漂っていて、勿体無い感じでしたね。

しかも同点ゴール時はディエゴがフリー。どうしたんでしょう。

んで同点にされてから大前、伊藤翔の投入という、

個人的には見たかった選手が入ってきたのは楽しかったのですが、

FWばっかりで渋滞してました。

一方のサンガ。

まあ今シーズン初めて見ましたが、前線は悪くないですね。

このチームで最も怖いディエゴと、

相変わらず動き出しの良い柳沢のコンビ。

SHの中山は運動量豊富だし、

ドゥトラはカカ似。

(想像していたより普通の選手でした)

ただ、やっぱりボランチが見劣りすると言わざるを得ません。

安藤・染谷のコンビは守備時に力を発揮しますが、

攻撃時に気の利いたパスを出すような選手、とまではいきません。

少なくとも、この試合では。

今までは染谷ではなく角田だったようですが、それでもやはり同じですね。

どちらかといえば守備に重心を置いた選手ですから。

ここにシジクレイ佐藤勇人がいた事を考えると、

やはり一気に2人放出は痛かったような気がします。

やむを得ないんでしょうけど。

この試合でも、エスパルスの中盤3人と比較するとやはりちょっと。。。

例えば小野がサンガにいたら、かなり違っていたような気がしないでもないです。

という事で、非常に荒っぽい感じではありますが

この2試合でボランチの重要性を再認識した訳です。

日本代表に目を向けても、あのチームは遠藤と長谷部がかなりのキープレイヤーになっています。

そういう意味でも、今後は「守れる、走れる、パス出せる、シュートも打てる」

っていうスーパーな選手が求められるポジションなんでしょうね。

この試合の柏木なら、代表入れる気がします。