焦ってもしょうがない
日本代表の新監督、交渉が難航しているようで。
マスコミなんかはここぞとばかりに
「何で決められないんだ」
と責め立てたいご様子。
一部ブログでも
「協会が迷走してる」
「無能な協会幹部を解雇せよ」
などなど、大問題として扱いたいみたいですね。
…
う~む。
そんな大きな問題なんですかね?
個人的には正直、アジアカップまでに決まってくれればいいんじゃね?
ぐらいの気持ちなんですよ。
9月、10月と親善試合が組まれてますけども、
そこに無理矢理合わせて選ぶ必要も無いのかなぁ、と。
そもそも何で監督決まる前に試合の予定が入ってるんだよ、と思いますけどね。
で、なぜこんなに悠長に構えてられるのかと言いますと、
今回の人選が会長主導の「内輪で決める」的なものじゃないから
という事が挙げられます。
つまり、その人にとって数ある選択肢の中から
「日本代表監督」をチョイスして、
自分の仕事としてやってくれる人を選んでいるからです。
今までだと、日本に造詣の深い方(もしくはその推薦)が監督をやってくれていました。
当時まだ2部だった住友金属(現アントラーズ)でプレーし、日本のサッカーに大きな影響を与えてくれたジーコ。
弱小だったジェフを優勝争いするまでに育てたオシム。
そして2度に渡り「緊急事態」で代表を率いた岡田。
こうした人達は日本に馴染みがあるが故に、
日本の代表監督を「名誉ある職」として捉えてくれていたと思います。
(トルシエ氏は野心かも)
なので、あまり「断る」とか「他の監督をやる」という考えが無かったんじゃないかと。
でも、そろそろ「外部の刺激」が必要な時期。
内輪で決めるのではなく、客観的な目で日本の選手達を見てくれる人の方が、
これからの日本代表を良い方向に持っていってくれるんじゃないでしょうか。
それと、
「代表監督候補をピックアップするのが遅過ぎる」
という意見も見られますが、
これは結果論かもしれません。
W杯での日本の結果が出る前から候補を絞り、
終わったと同時に本交渉に。。。となるのが理想かもしれません。
が、
ご存知の通り今回日本は予想外の結果を残しました。
その結果を残したのは、これまた予想外の戦術。
となると、「事前に絞っておいた候補」が全然的外れになる可能性もあった訳です。
なので、ピックアップするのが遅かったのかもしれませんが、
ある意味しょうがないのかな、とも思います。
まあ、スムーズに事が運んでくれるのが一番なんですけどね。
という事で、私としては依然として誰になるのかワクワクし続けています。
パラグアイ戦は原さんが代行監督になるとか。
それもまた一興ですよ。
別にこの親善試合に深い意味なんてないんですから。
むしろ、原さんがどんな人に注目しているのかがわかって面白いんじゃないでしょうかね。