高原?坪井?
東アジア選手権の代表が発表されましたね。
高原と坪井が外れたようで。
高原についてはレッズから「東アジア選手権に召集しないで」みたいな要望があって、それを要望を飲んだみたいな形になりましたね。
本当の理由はどうあれ、外からはそう見えてしまいます。
うーん。何で高原だけこんな要望が通ってしまうのだろう。
レッズの言い分も、クラブチームとしてはある意味ありなのかな、とは思います。
今シーズンのレッズの鍵を握る人物でしょうから。
でもなぁ。ならば仮に同じように新たなチームに移った選手、例えば羽生や山岸や水本(って全部元ジェフですがw)も同じような条件ですよね。
駒野もですか。
これらのチームから同様の要望が出たら、どう対応したのでしょうね。
同じように応えるんでしょうか。
ま、一応表向き(?)は高原のコンディションがあがってないから、という事になってますけど。
もしかして、飛行機に乗るからエコノミークラス症候群を心配したのでしょうか。
確かに不安でしょうし、リスクはなるべく減らしたいというのであれば頷けなくはないですが。。。
あ、でも長時間のフライトにはならないだろうから、これは考えすぎでしょうか。
とにかく、一つの前例を作ってしまった事は確か。
今後同じようなケースがあった場合に、どうなるのか注目したいです。
坪井は「代表引退」宣言しました。
本人は色々と考えての結論なんでしょうね。
でも、何か「このタイミングで?」という疑問は出てきます。
本人は
「(代表で)試合に出られない悔しさと、それを押し殺してチームのためにやらないといけないという葛藤(かっとう)の中、ストレスを感じていた」
と言っていますね。
もしこれが本当に理由ならば、ちょっと残念です。
いわゆる控えを長々とやっている選手は他にもいますよね。
ちょっと前なら三浦淳や藤田。
現代表でも、橋本や今野なんかは割とずーっと選ばれてますけど、ほとんど出られてません。
彼らは代表に選出された誇りを持って、控えであってもそのモチベーションを保っていると思うのです。
坪井にもプライドがあったのでしょう。
でも、不当な理由で試合に出られなかった訳じゃないと思うんですよ。
(不当な理由だとしたらそれは監督の責任ですけど)
試合に出たいのならば、それだけのパフォーマンスを練習なり数少ないチャンスで見せて、レギュラーを奪い取るのが本来なんじゃないかと。
もちろん、そんなのは綺麗事でしかないかもしれません。
どんなに良いパフォーマンスを見せても、チャンスすら与えてもらえない。そこからストレスを感じていた可能性もあります。
でも、やっぱり傍目には「堪え性がないな」と映ってしまうのです。
正直、昨シーズンの坪井は良かったと思えません。
それでもある程度「計算できる選手」としてオシム監督にも選ばれていたのだし、岡田監督も引き続き招集していました。
それでも自ら「引退宣言」。
代表に選出されていない選手からみると、なんて贅沢な…と思われても仕方ないと思います。
中澤の時とはちょっと違う感じですよね。
中澤はドイツで世界との壁を感じ、やり尽くした感覚から引退宣言しました。
しかし、Jリーグでプレイしていく中で再び代表への気持ちが蘇ってきて、オシムに召集されて復帰。
坪井はやり尽くしたのでしょうか?
もちろん、そういった感覚は個人個人で違うでしょうし、坪井自身、代表に招集されてもモチベーションが上がらず申し訳ないという気持ちもあったのかもしれませんが。
残念ではありますが、坪井がJリーグで活躍して岡田監督に「もう一度呼びたい」と思わせるようなプレーを見せてくれることを期待します。
東アジア選手権はこの2人を除いたメンバーで戦う事になります。
特にFW陣にとっては、高原抜きというある意味チャンスが巡ってきたのです。
「高原無しでも問題ない」「むしろ高原要らない」ぐらいのパフォーマンスを見せてくれると、観る側としてはとても嬉しいですね。