《vs京都》力強さが出てきた?【ジェフ】
先週末のJ2のニュースと言えばカズの得点ですが、
個人的には「今だ負けなし」のジェフの方がニュースバリューが高いです。
(個人的には、ですよ)
というわけで嫌いな西京極でのアウェイ京都サンガ戦。
物凄い重馬場でなかなかサッカーにならず、両チームの選手には少し気の毒な状況でしたが、
結果は2-0で不敗記録を伸ばしました!
※毎月第一日曜日はスカパー無料開放デーなので、録画して観戦。
J2歴も既に6年目を迎え、いつまでたっても「J2の強豪」として居座り続けているお犬様ですが、
この試合を見る限り、随分と戦える集団になってきたように思えます。
これまではキレイに、華麗に、優雅に…のようなサッカーだった(印象)のですが、
関塚監督はこのチームに「獰猛さ」みたいなのを植え付けつつあるようです。
少し振り返ってみます。
■サッカーにならないピッチコンディション
試合開始時点からかなりピッチに水が溜まっているようで、
開始早々森本や井出が転倒してました。
ピッチの中央辺りはかなりひどいらしく、パスは止まるわドリブルは出来ないわで
普通のサッカーは展開できない状況。
ジェフもサンガもそれぞれの「技術の高さ」で勝ってきている部分があったのですが、
それもこのコンディションでは全く出せず。
試合としては「我慢比べ」「体力比べ」の様相です。
そんな中FKからキム・ヒョヌンが初ゴール。
ペチュニクが「もっと喜べよ」的な動きをしてたのが印象的でしたw
前半の前半はかなり攻め込まれていたので、このゴールはジェフの選手達に勇気と落ち着きを与えてくれましたね。
その後も相手のミスなどから何度かチャンスを得るものの、
やはりピッチコンディションが災いしてそのままハーフタイムへ。
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後半になってもコンディションが変わらない中、
中央でのドリブルを避けたり、奪ったら縦にロングボールを出したりと
選手達の工夫によって何とかボールを繋いでいくジェフ。
すると、最後までなかなかボールを落ち着かせることができなかった井出に代わって入った田中佑からのクロスを
ペチュニクが得意のヘディングでゴール。
開幕戦ではあまり連携が取れていなかったし、ボールもなかなか収まっていなかったペチュニクですが、
今やすでに超重要なピースとして組み込まれております。
ボールは収まるわ、ヘディングは強いわ、パスは出せるわ、守備もするわで
近年稀に見る「超当たり」な外国人選手かと。
その後もジェフは集中を切らす事なく無事にタイムアップ。
かなり安心して見れる試合でした。
■黄金のボランチコンビ
この試合でもこのコンビが中盤を制していましたね。
おかげでセカンドボールは殆どジェフが奪っていたんじゃないでしょうか。
初動の速さ、ボールが出る位置の予測、1vs1での落ち着き、そして運動量。
あの雨の中で普段と変わらず強さを見せてくれたことは脱帽モノです。
ホント、こっちは見てるだけなのに足攣りそうでしたw
こうなってくると、ペチュニク、パウリーニョ、佐藤勇人あたりが累積で出場不可になった場合の
カバーが少し心配です。
ただ、この試合の北爪のように、若い選手がばっちりカバーしてくれるのであれば本当に嬉しいですね。
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ということで、7日で3試合のハードスケジュールで最後に雨中の試合というドMなシチュエーションの中、
ほぼ固定メンバーで来たのは素晴らしいと感じると共に
選手の疲労が少し気になってきます。
特にパウリーニョは近年シーズンをフルに戦った事がないうえに
完全に「いなくなると困る」選手になっているので。
ただ、逆に考えればそれが心配ごとになるぐらい、今のジェフは安定している訳で
もうこの状態でシーズン終わってくれないかな、とか思う今日この頃なのでありました。
来月の第一日曜日まで無敗だったら凄い。