《vsモロッコ》1位通過が現実的に
>え?日本が連勝するパターン?
>ん~、そこまで楽観的になれるほど、今の五輪代表は強くないですからねぇ。。。
(サッカー五輪代表の目標はより)
すいませんでした
強いです。強くなってます。確実に。
モロッコ戦。
ああいった試合で勝利を収められるようになったオリンピック代表の面々が神々しいです。
内容的にはかなり押されていて、
頑張って頑張って守り抜いて永井でドーン、という形でしたけど、
それで勝てるメンタルを手に入れたということでしょう。
勝てば官軍さ。
一応、ちょっとした感想を
■同じ守り方は出来ず
酒井宏樹が酒井高徳に代わったのみで、他はスペイン戦と全く同じフォーメーション。
そして試合の入り方もスペイン戦と同じような感じでした。
永井と東による前プレス&一度自陣へリトリートしてから囲む、というやり方。
ただ、残念ながらこれはスペイン戦ほど機能しませんでした。
何故かというと、まずは
スペイン戦の疲労
これでしょう。
試合後に清武もコメントしていましたが、思ったよりも身体が重かったようです。
次に
モロッコはパスサッカーではない
という所が挙げられます。
パスも繋いでくるのですが、それ以上に彼らの武器になっていたのが
個々のフィジカルを活かしたドリブル突破。
スペインは体格がそれ程違いませんでしたが、モロッコはゴツい。
50-50のボールを身体を入れてマイボールにしちゃうんですね。
要するに
フィジカルを全面に押し出してゴリゴリ来られるという、日本の一番苦手なパターンです。
前半の途中まで、かなりこれに苦労していたように見えました。
あとは
スペインほどモロッコのラインが高くない
というのもありましたね。
永井が超絶プレスをする場所が無いというか。
ディフェンスラインからのビルドアップよりも、ロングボールやサイドへの散らしから速めに前の選手に当てて、
そこからモロッコの攻撃が始まっていたので
スペイン戦と同じようにはいきませんでしたね。
■粘り強い守り
上記のように、スペイン戦とはやや異なる対応が必要になったのですが、
ここでディフェンスラインは慌てませんでした。
吉田を中心に、一発でボールに飛び込むことなく最後まで選手に食らい付く事で
モロッコにゴールを許さず。
権田の対応も見事でした。
吉田は高さあり、足元あり、ユニフォーム破れありと
獅子奮迅の活躍でした。
あれで点決めてたらスーパーヒーローですわ。
トゥーロンの時の守備の弱さはどこへやら、ですね。
オリンピック終了後、吉田にも良いオファーが届くと嬉しいです。
■チャンスは少なかったが
これまたスペイン戦との比較になってしまうのですが、
モロッコ戦ではアレほどの決定的なチャンス、というのはさすがに少なかったですね。
そもそもあんなにラインを上げてるチームが他にはないだろうって話ですが。
その少ないチャンスでも惜しいのがいくつかあり、
相変わらず「得点の匂い」は強いのです。
匂いは。
ただ、この試合はサイドバックの攻撃参加が少なく、
攻撃に掛ける枚数が足りなくなってしまっていたので
やっぱり得点にはなかなか結び付かなかったです。
で、0-0のまま終わるかな。。。と思ったところで
永井のアレです。
永井を信じた清武と、やっぱり化け物チックな速さの永井。
それまで好セーブを見せていた相手GKの頭上を越えて
見事にゴールに吸い込まれました。
いやー、素晴らしい。
永井の得意な形ですよね。飛び出すGKより先に触ってゴールって。
これで永井もヨーロッパのクラブチームにますます注目されるのでしょうか。
清武も身体が重いと言いながら、やはりボール扱いでは技術の高さを見せてくれました。
あとはゴールですかね。
ある意味、関塚監督らしい勝ち方なのでしょうか。
フロンターレ時代の
「憲剛からのロングパス⇒ジュニーニョの速さで得点」
みたいな。
若干の懸念点としては、今のオリンピック代表が「永井ありき」のサッカーになりつつあるという事。
ノッている永井が中心になるのは当然なのですが、
今のままだと永井がいなくなった場合に困りそう。
なので、可能ならば永井の速さを活かした攻撃+パスワークからの攻撃(メキシコ戦の最初のゴールみたいなヤツ)
という攻撃の幅が出来れば尚良いかと。
で、なんとスペインがホンジュラスに負けた、との事。
審判がー、とか言われているようですが、
何にしても結果はスペインが2敗でGL敗退決定。
ホンジュラスが勝点4となり、日本と1位通過を最終戦で争うことに
なりました。
うーん、意外な展開。
こうなると難しいのが次の試合のメンバーです。
出来れば休ませたい。もうトーナメント進出が決定しているので
負けてしまっても問題は無い。。。
のですが、
2位通過だと多分ブラジルになってしまう、と。
なので出来れば1位通過ですよね。
まあ、今まであまり試合に出ていないメンバーをスタメンで使っても
ホンジュラスに勝てるかもしれないので
トーナメントを見据えたらやっぱり控え中心で行った方がいいのかな、とも思います。
となると
杉本
齋藤 宇佐美 清武
山村 村松
徳永 酒井宏
吉田 鈴木
安藤
てな感じでしょうか。
ディフェンスラインと清武はちょっと頑張ってもらうとして。
とりあえず、まずは1位通過が見えてきました。
その先にあるメダル云々はまだまだわかりませんが、
今のこのチームには勢いと結束があると思いますので、
期待したいと思います。