《vsエジプト》胸を張ってメダルを目指そう
オリンピック代表(男子)が、なでしこJAPANに続いてベスト4進出を決めました。
素晴らしい。
期待されていた女子も、期待されていなかった男子も
どっちもそれぞれの強さを見せ付けて4強。
ここから先は貪欲に、胸を張って頂点を目指して欲しいですね。
で、そのエジプト戦。
結果的には3-0の完勝となりましたが、
相手が10人になり、吉田が2点目を決めた時点でほぼ勝負アリという感じでしたね。
エジプトはもう、怪我人も出ていて満身創痍な状態。
残り試合は泣いても笑ってもあと2試合。
なので、この勝利は嬉しいのですが
敢えて苦言を呈してみようかと。
■10人相手に
エジプトとしてみれば、日本に先制されて自分達が1人減って、
勝つ為にはとりあえず攻めて点を取らなきゃいけない状況だった訳です。
前掛かりになります。
そこで日本は落ち着いてボールを回して欲しかったですね。
少なくとも、縦に焦る必要はなかったかと。
清武が試合中に「急ぐな」みたいな素振りを見せましたが、
なかなかチーム全体に浸透してなかったようです。
恐らく、ですが
「奪ってカウンター」
が今まで非常に効果的であったが故に、
そして相手が前目に来ていて裏が空いているが故に、
速く縦にボールを貰って得点を追加したかったのでしょう。
それはそれでアリかと思いますけど、ずーっとそれだとやはり厳しい。
勝っていて、人数的にも多い状況で
攻撃を簡単に終わらせてしまっては、相手にボールを多く触らせてしまいますからね。
まあ、でも後半相手がバテてきてからは
かなり回せていたと思いますが。
■4試合連続完封だけど
権田の空振りにはさすがに焦りました。
失点しなかったから良かったですが、
仮にアレで失点すると、多分「ただの1失点」以上の精神的ダメージになる気が。
ここまでチーム全体で非常にしっかり守れているので、
この先は今まで以上に守備面でのミスを最小限に抑えたい所です。
■宇佐美の態度
自分に腹が立つのはわかります。
優先順位が低い事を事実として知ってしまったショックもあったのかもしれません。
でも、欲しい所にボールが来なかっただけで点を仰ぎ、
こぼれ玉に素早く反応出来ず、
勝っても憮然とした顔をする。
それではますます優先順位が低くなるだけですよね。
なぜ自分ではなく東がスタメンなのか。
なぜ交代カードの1枚目が自分ではなく齋藤なのか。
なぜ東の交代で自分ではなく守備的な酒井高徳なのか。
それらは全て「守備的な戦術を採っているチームの方針」のせいなのか。
客観的に考え直して欲しいです。
宇佐美の能力に期待し、残りの2試合で宇佐美の力が必要になるであろうと思うからこそ、です。
「勝ったのにツマンナイ事書いてんなよ」
的な感じですが、
勝ったからこそ書ける内容ですのでご容赦頂けたら。
次は親善試合で勝利したメキシコです。
ただ、あの時のメキシコとは当然違うでしょうし、
こちらも永井、東の状態が微妙です。
エジプト戦の先制点のような「清武-永井」ラインがなくなると
日本としてもちょっと苦しくなるかもしれませんが
今のチーム力ならば、勝つ事は出来るはずです。
勝ったら決勝。多分ブラジル相手です。(韓国だったら。。。何か残念)
日本はそこへ行ってしかるべきチームになったと思いますので
是非頑張って欲しいですね。