おっさんサッカー独り言

サッカー日本代表とかジェフ千葉についてブツブツ書きます。

守備の文化

何やかんや言われていた「なでしこJAPAN」が、

決勝トーナメント1回戦で見事にブラジルを破ってベスト4へ進出しました。

おめでとうございます。

私は女子サッカーに詳しい訳ではないので

ブラジル戦の内容についてとやかく書くことは出来ません。

(そもそも、技術的に女子サッカーにどこまで求めてよいのかわからない)

ですので、ブラジル戦は

「チーム全体としてしっかり守れてた」

「少ないチャンスをモノにした大儀見、大野の両FWはナイス!」

「男子のチームの方にその決定力を分けて下さい」

「鮫ちゃんバックパス以外頑張ってた」

てなぐらいです。

...で、今回のエントリーは「守備」について。

このオリンピックで、男女とも非常に守備が安定していると思いませんか?

男子のスペイン戦しかり、女子のブラジル戦しかり。

男子は3試合で失点0。女子も4試合で失点1ですから、

「守備力でここまで勝ってきている」と言っても過言ではないでしょう。

もっと思い起こすと、南アフリカW杯ですね。

前評判がすこぶる悪かった日本代表でしたが、

岡田監督の土壇場での方針変更により、非常に守備的な戦術を採用しました。

その土壇場の変更の善し悪しはさておいて、

実際の試合では4試合で失点2。

実に見事な守備だったかと思います。

はて。

以前トルシエ監督が

「日本には守備の文化がない」

と言っていました。

それが、いつの間にやら

「本大会で相手が強敵であればある程粘り強い守備が出来る」

という雰囲気になっている気がします。

かと言って

「日本には守備の文化が出来たんだ」

と短絡的に言うつもりはありません。

U-23トゥーロン国際大会を思い出すまでもなく、

やはり弱点というか、最初から守備が強固であるという事ではないのです。

なでしこにしても、決して守備力が売りのチームではないですし。

ところが、ここ一番での日本の守備の集中力ったら凄いものがあります。

「相手に好き勝手にやらせまい」

「チーム全体で守らねば」

という気持ちが出てきた時、男女問わず最後の最後のギリギリの所で足が出たり、

身体を張って守ったりしているように思えます。

何が言いたいのか良くわからなくなってきたのですが、

要するに

「本気出したときの日本の守りは半端ないよね。強豪でも簡単に点が取れないよね。武器になってるよね。」

って事です。

「日本らしいサッカー」っていうと、

そのイメージは「パスを繋ぐ」「技術の高さを活かす」という感じですけれど

「その気になった時の守備の粘り強さ」ってのも

もしかしたら“日本らしさ”に加えても良いのかもしれませんね。

という事で、男子もエジプトに粘って粘って勝って下さい。