東アジア選手権：vs中国 と総括的なもの

韓国戦を飛ばして中国戦と、全体的な感想。

韓国戦はスポーツバーで見たので解析不能。

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まずは中国戦。

一番まともそうな試合に見えたけど、

それはきっと「パスを繋いで何とかしていこうよ」的な代表に見慣れているせいかと。

それでもDFラインとボランチ付近の選手達に「縦に一本入れよう」という意識は垣間見えました。

せっかく垣間見えたけど、川又（名指し）が豪快に最終ラインまでボールを戻すのでほぼ意味なし。

永井もほんの少しだけ足の速さで何かを起こしそうだったけど、

基本的に足元が残念レベルにも達してないのでどうしようもなく。

下手なら下手なりに、岡崎ぐらいの意気込みでやって頂きたい所です。

川又に関してはサイドから来るボールに対する位置取りと、

永井はカウンターや前線からのプレスバックでそれぞれ能力を発揮しそうなんですが、

そんなシーンが殆どなかったので、ハッキリ言うと「ハリルホジッチ監督のミスチョイス」でしょう。

ある意味、それを判断するための大会だったのかも。

じゃない方の武藤は相変わらず得点シーンが素晴らしい。

北朝鮮戦では「攻撃の時ぐらいしか動かない」と思ってたんですが、

この試合はコンディションが良かったのかしっかり動けてました。

でもトップ下としてチームに落ち着きをもたらすかというと、それは別のお話。

多分その「落ち着き」役を担ってたのが宇佐美。

まぁ、ボールは持てますからね。

ただ残念ながらゴール前での脅威みたいなのは与えられず。

前回大会の柿谷レベルで守備免除されてれば、もしかしたら点取れたかもね。

中国戦で一番良かったのは、米倉。

元ジェフっていう贔屓目がなかったとしても、間違いなく良かったかと思いますよ。

サイドバックとしては経験値が低いにもかかわらず、やった事のない左SBを任されちゃったんですが、

持ち前の勢いでこなしてました。アシストも見事。

できれば右サイドで使ってあげて欲しいと思います。

ちなみに失点シーンは日本の守備陣がボールに群がり過ぎです。

3人がかりで取りに行ってフリーの選手を作るってのは周りがちゃんと指示しないとダメでしょう。

あと失点時、丹羽が身体を投げ出そうとした更に奥で、永井が突っ立っているのが一番気になりました。

何してたの？

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で、総括。

2分1敗で未勝利、最下位という、

想像してなかった結果に終わりました。

正直「東アジアなら国内組でも何とかなるだろ」的な考えでしたので。

これで「Jリーグはレベルが」云々言うつもりはありません。

この大会に挑むにあたってマイナスな要素もたくさんありましたし、

もう一回やったら全然違う結果になる可能性もありますので。

ただし、特筆すべき部分が無かったのも事実ですね。

監督としては国内組の選定がメインの目的だったかと思うのですが、

選定するほど突出した選手がいなかったかと思います。

（マイナスな要素を発揮した選手はぞろぞろいましたけど）

まぁ、日本代表というチームはどうしても「組織」を強みにせざるを得ないので

事前にチームでの練習があまり出来なかったうえに

海外組に匹敵するぐらいの「個」を持った選手がいなかった訳で、

そうなるとアジア相手でもこうなっちゃうのかなぁ、という事でしょうか。

そういう意味では宇佐美や山口蛍、森重あたりにはもう少しどうにかして欲しかったです。

この結果を受けて、ハリルホジッチ監督に対する批判が強まっているようですが、

やれ「更迭だ」とかいう意見には首を傾げざるを得ません。

そんな重要な大会でしたっけ？事前に「これに勝てなきゃクビ」みたいな話も聞いてないんですが。

んで、まだ就任して間もない監督なんですけど、2年前のザッケローニと比較しちゃいますか？

これがアギーレ監督続投でこの結果ならまだわかるんですけどね。

今、日本代表が上手く行ってないのは事実だと思いますが、

それなら結局誰が監督に就任しても一緒じゃないかなぁ、と思いますよ。

どんな試合にも完璧な結果をすぐに求める、非常に悪い癖です。

《結論》

今の国内組を寄せ集めても、すぐに結果を出せる程日本は強くない

これ以上でもこれ以下でもないでしょうね。