東アジア選手権:vs北朝鮮
超久々で軽くアウェイ感がありますが、ちょっとだけ時間が取れたので書いてみます。
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危ういなぁ、と思って見てたらやっぱりやられちゃった試合でした。
昔から放り込みにはあまり強くなかったですが、一時期(中澤&闘莉王時代)にかなり解消されて
その2人がいなくなってからはやっぱり苦手になっちゃいました。
身長が低いのは致し方ないです。4年かけてトレーニングしても伸びるモノではありませんから。
だったら出し所を抑えるとか、ラインを高めにするとか、競る時に挟み込むとか、
その他の方法もあると思うんですけどね。難しいですけど。
今回は完全に足が止まって出来なくなっていた印象です。
攻めに関しては完全に急ぎ過ぎ。
いくら「タテに速い」を目指してたとしても、何でもかんでもバンバン前に蹴るだけじゃ
守備の時間が増えてラインも上げられませんよね。
遠藤ヤットさんのような、落ち着かせられるキャラが誰一人としていなかったのが残念。
誰もやろうとしないのも残念。(遠藤を代表復帰させろ、という話ではないです。念の為)
トップ下が武藤じゃなぁ。
彼の売りは運動量とか献身性っぽいですけど、少なくともこの試合を見た感じじゃ
特段献身的とは思えず。
守備の時も歩いてましたからね。近くで相手がボール持ってるのに。
「得点を取る時にとにかく動いてゴールする」という意味での運動量は感じましたが。
それはそれで大事ですよ。
川又は競り合いでそれなりに頑張っていたように見えましたが、
タテパスを受けるとそのまま後ろへ返すという動作を繰り返していたように見えました。
しかも不正確に。
あんまりワントップ向きの選手じゃないと思います。
永井は足が速いのは知ってるんですが、スペースがない状況で彼を生かすのは難しいのでは。
足元の技術の無さが顕著でした。
まぁ、「カウンター狙い」という一点でのみ、彼を起用した理由にはなりますが。
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ちなみにカウンターするんだったらディフェンスはそれなりに強固である必要があると思うのですが、
普通に背の高い選手が出てきてアタフタするようならカウンターを執拗に狙うのは厳しいかと。
多分、競り合いに強いDFとこぼれ球への反応が速いボランチと、中継地点から一気に前方のスペースへパスを出せる選手が揃って
初めて「勝つ為のカウンター狙い」が成立するような気がします。
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柴崎が出てきて、ようやくボールを保持して攻撃へっていうワンクッションが入るようになりました。
んで一瞬良くなりかけたんですが、その頃にはみんなバテバテで
押し上げとかロクに出来ず、間延び状態で残念なことに。
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という感じで、ちょっと誰にも及第点をあげられないような内容だったかと思います。
唯一、遠藤航だけは頑張ってたかなぁ。
西川も得意の足技でとっても怪しい動きをしてたし。あんなのやるぐらいなら安全第一で。
コンディション的に色々厳しいでしょうけど、過去の日本代表はそういった所も結構乗り越えてきてました。
この大会が国内組にとって大きな経験になることを祈ります。
あ、あと怪我の無い事も祈ります。