《vsコロンビア》現実は現実として
またしても落ち着いてからのエントリー。
ほら、冷静にならないとちゃんと書けないじゃないですか。
結果はもうご存知ですよね。1-4で負けました。
これでブラジルW杯における日本代表の試合は終了し、結局0勝1分2敗の勝点1、総得点2、総失点6、得失点差-4という結果になりました。
まー結果だけ見ると散々なもんです。
「内容も散々だよ」 って思ってる人も多いのかな?
個人的にはそこまで蔑むような内容じゃなかったし想定内の出来事だと思ってますが、
その辺の温度差ってのは「期待値」だとか「日本代表に対する価値観」だとかによるんですかね。
※決して「この内容・結果で問題無い」と言ってる訳じゃありません
とりあえず、コロンビア戦の感想と簡単な総括などを。
ザッケローニ監督やこの日本代表に対する評価なんかはまた別の機会に。
■一番「らしさ」を出せた試合
結果は1-4ですけど、一番良い時の日本代表っぽい内容だったんじゃないかと思います。
少なくとも前半は悪くなかった。
一方で後半、勝ち越しゴールを許してからは
「失点覚悟」でその通りにカウンターで失点しちゃうっていう、
これまた「らしい」日本代表の姿でした。
良さと悪さがギュッと凝縮された、日本っぽい試合。
南米の国相手にした時の典型的なパターンとも言えますな。
なので、この試合に関して言えばそこまでの不満はないです。
南米大陸開催での南米国相手という、勝てたらかなり奇跡に近い条件だったし
実際コロンビアは控えでも実力者揃い。
「2軍相手に~」っていう批判は「自分はコロンビア知りません」って言ってるのと同じだよね。
何より、相手がどうとか関係なく
自分達が目指してきたモノをストレートに出してきた日本代表に対して、
何とも言えない執念みたいなものを感じることが出来ました。
ちょっと脱線しますけど、某Yahooのコメントに
「最後の試合で縦ポンかよ」的なものがあって、呆れるのを通り越してちょっと笑っちゃいました。
あれが縦ポンなら世界中縦ポンですわ。
それと、後半の3失点目と4失点目については上でも書いたように「覚悟の上での失点」だったので、
1-4という点差ほどのやられた感はないです。
(頑張って守ってほしかったですけどね)
なので「やっぱり守りが」っていう事も言いません。
ほら、私もDFですから。わかるんですよ、しょうがない部分って。
ただ、ちょっと悲しかったのは
試合終盤の香川のチャンスと柿谷のチャンス。
もう勝敗は決定している時間帯で、あのチャンスすら決めさせてもらえないのか、と。
サッカーの神様?も残酷なもんです。
あれを見て
「ああ、日本代表はもっと伸びていかないと簡単そうな点すら取らせてくれないんだな」
と思いました。
■で、簡単な総括
唐突に総括です。
「自分たちのサッカー」を突き詰めようとした結果、
本番になってコンディションや精神的な部分でそれが出せなくなって自滅。
こんな感じですかね。
弱い、とか 下手、とか、
そういうんじゃないと思います。
(そういう部分はありますけども)
パスを繋いでボールを保持し、狭い部分をアジリティを活かして抜け出していく。
基本的には受けに回らない。
「自分達の~」ってのはそんなスタイルだと思いますが、決して方向性は間違ってないでしょう。
柔軟性と応用力が不足しているだけです。
■超簡単に言うと
いやー、W杯ってやっぱり難しいんだね。
4年後にまた頑張るべく、アジアを勝ち抜いていこうか。
…で良いと思いませんか?
悪かった点や出来なかった事をきちんと振り返るのはやるべきだし
今回で良かった部分は残すべきだと思います。
が、
今回の結果だけで
「ザッケローニに騙された」
「本田もうダメだ」
「大久保なんなの?」
的な個人に対する無根拠な批判を恥ずかしげもなく展開するのは意味ないでしょう。
毎回(と言ってもブログ始めてから3回目ですが)W杯の度に書いてるんですけど、
まだまだ日本は出場回数の少ない、歴史の浅い国です。
毎回毎回良い成績が納められる訳じゃないし、時には間違う事もあるでしょう。
上手く行かなかったら、サッカーに関わる一人一人が次に上手く行くように考えましょう。
それを繰り返すことが、強くなるための道だと思います。