おっさんサッカー独り言

サッカー日本代表とかジェフ千葉についてブツブツ書きます。

結果的に優勝しちゃった感じ

遅まきながら東アジアカップ。韓国に2-1で競り勝って

優勝となりました。

監督・選手をはじめスタッフの皆様は本当にご苦労様でした。

おめでとうございます。

話によると、あちらの国は何か色々とホスト国にあるまじき状況だったらしいですが、

そういった中でもサッカーできっちりと結果を出すってのは素晴らしいしカッコいいですな。

さて、韓国戦でも振り返ってみましょうか。

■個人評

西川

 相変わらず失点シーンはノーチャンス。

 果敢な飛び出しも終盤は若干恐怖を感じましたが、

 やっぱり頼れる存在であるのは間違いないかな、と。

 A代表のフルメンバーの時でも川島と交代交代で使ってあげれば

 かつての川口・楢崎みたいな切磋琢磨が出来るのでは?

駒野

 中国戦よりはマシ、かな。

 落ち着いてたけど、この大会では徳永の方が良く見えちゃいました。

 左右ともに出来るのはありがたいですけどね。

栗原

 こちらも中国戦よりはマシ、というかさすがに気合入ってたんじゃないかな。

 疲労も抜けて、身体もある程度動くようになったんで

 集中してたと思います。

 かといってA代表レギュラーへのアピールが出来たかというと、残念ながら今まで通り。

森重

 こちらも疲労が抜けたからか、ファールなしにチェックが出来てました。

 簡単に抜かれることもなくなり、及第点でしょう。

 んでアピールはというと。。。「伊野波、栗原と並んだ」ぐらいかも。

 それでもかなりのモノだと思いますけどね。

槙野

 気合は見て取れた。ってそれじゃ中国戦と変わらないじゃんって事になっちゃうんですが、

 正直評価は変わりません。

 対人はそれなりに強いんだけど、SBじゃないんだよなぁ。

青山

 先制点に繋がるフィードはお見事。

 今回は山口が目立たなかった分、守備にも攻撃にも青山が目立つ感じに。

 でもちょっと縦を狙い過ぎかなぁ。

 CBから最初のパスを受けるっていう役割もイマイチ。

山口

 疲れた?

 特に攻撃面に顔を出せず(ま、試合展開的に難しいですが)

 正直無双するぐらい活躍してくれるかと勝手に期待し過ぎちゃってたので

 ちょっと拍子抜けです。

 でも大会を通じては良くやってくれたかと。

 繋ぎにも顔を出せると良いんですが。

工藤

 こちらもこの試合に関しては守備に忙殺されたのか何も出来ず。

 ちょっと評価が下がった感じでしょうか。

 もうちょっとボール持てたりするとありがたいんですが。

高萩

 この試合に関してはかなり×。

 パスミス、ボールロスト、ファールのオンパレードという感じでしたね。

 空回りなのか、中国戦が楽過ぎたのか。

 チームが押し込まれている場合にやらなければいけない事を考えないと。

原口

 またもや想像よりも献身的でした。

 本当のA代表を考えた場合、SH(WG?)の守備力ってのは結構必要なので

 あれだけやってくれる原口はフィット出来るんじゃないかと思います。

 決勝点に繋がるドリブルも素晴らしい判断。

 疲れた状況で仕掛けるってのは、相手にかなり嫌がられますからね。

柿谷

 2得点。先制点と決勝点。FWとしては言う事なしの結果でしょう。

 FWは数字を残してナンボ、という観点で見れば

 今大会は柿谷の大会だといっても過言ではないです。

 確かに、守備はあんまりしません。

 そのせいで相手CBからロングボールがガンガン飛んでくるし

 楔のパスもサクサク入れられます。

 それを差し置いても使いたくなる存在になれるかどうか。

 「点が欲しけりゃ柿谷を使え」と監督思わせることが出来るかどうか。

 今大会では結果を残せたのでまず第一歩です。

 いや~、持ってる選手だなぁ。

徳永

 安心、安定の徳永。

 今後はもしかすると駒野よりも使われるかも。。。

 一応、左も出来るしね。

山田

 もっとアピールして欲しかったなぁ。

 ま、難しかったとは思いますが。

 凄く期待してたんですけどね。

 あ、でもクロスの精度は素晴らしい。

豊田

 無得点。でも評価はうなぎ上り。

 柿谷とは異なる方法で監督の心を掴んだ選手じゃないでしょうか。

 身体が強く、ディフェンス面でも期待出来る。

 ハーフナーよりも低いけど、ハーフナーよりもヘディング強い(気がする)。

 相手がそれ程強くなかったので、強豪国とやった時にどこまで存在感を出せるかわからないけど、

 それを試したいと監督に思わせるぐらいまでは進んだんじゃないでしょうか。

■3試合を振り返って

まずは、何より大きな怪我人が出なかった。

これが良かった。

もう「東アジア」って聞くだけで

カンフーサッカーとか競り合いという名の肘打ち、着地という名の踏み付けなんかを

想像してしまっていたので

先のある若い選手たちが壊されなくて本当に良かったです。

で、タイトルにも書きましたが

何やかんや6失点しながら8得点で2勝1分と結果を残し、優勝です。

日本じゃないみたいな成績。

やばそうなのに優勝しちゃった、という感じです。

寄せ集めだったチームがこうした結果を残せたことも素晴らしい。

その選手達の自信になるでしょうし、本当のA代表の選手にも刺激になるでしょう。

ただ、渇望していた「CB、ボランチの新戦力」は見つからなかったような印象です。

森重も、千葉も、鈴木も、山口も、扇原も、青山も

良く頑張っていたと思います。

A代表組の栗原や高橋も、その能力をそれなりに見せてくれました。

が、

結局

「吉田のビルドアップって上手いんだな」

「今野のカバーリングってスゲーな」

「遠藤って落ち着いてんだな」

「長谷部の運動量半端ねーな」

という、A代表常連組の凄さがわかっただけのような気もします。

敢えて言えば、高橋がもっとA代表で使われても良いんじゃないかと感じるぐらいで。

ま、難しいでしょうけどね。寄せ集め的なチームだったんで。

一方でアタッカー陣は更に楽しみな選手が増えちゃいました。

柿谷は言うまでもなく、豊田や大迫、齋藤や原口は

今後も継続してA代表で見てみたいですし、やれるんじゃないかと思います。

ただね。。。競争激しいよね。アタッカーは。

一部では「罰ゲーム」とまで言われていた今大会。

終了した今でも個人的には存在意義に疑問を感じてはいますが、

少なくともA代表を目指すJリーグの選手達には強いモチベーションになったでしょうし、

A代表入りへの気持ちも更に高まった事でしょう。

ザッケローニ監督を更迭させたい外野の方々も、これで少しは静かになるでしょうか。

Jリーグ勢を使え」派の方々も少しは溜飲を下げたでしょうか。

(多分「佐藤寿人を使え」「闘莉王を使え」派として続きそうですがw)

ともあれ優勝して、色んな方々にある程度の満足をもたらしたという意味では

ベストに近い結果と言えるでしょう。