ジェフから見たガンバの降格
結構時間が経ってしまいましたが、
J1のリーグ日程が全て終了し、残念ながら
J2降格が決定してしまいました。
ジェフ的には「ようこそ!」って感じなのですが、
そんなに明るく振舞うのは色々とどうなんだって感じなので止めておきます。
さて、その中でも一番の驚きはやっぱりガンバの降格でしょう。
オリジナル10の中でJ2経験のないクラブとして20年頑張ってましたが、
時代の流れは強豪にも「降格」という試練を与える訳でして、
ガンバも遂に飲み込まれてしまったのです。
あとはマリノス、グランパス、エスパルス、アントラーズの4つか。。。
んで、色々なブログ等で検証されていますね。
「なぜガンバ大阪は降格してしまったのか」と。
挙げられてる原因としては圧倒的に
が多いようですが、まぁ概ね正解な気がします。
あとは
「大宮さんによる巧みなラインコントロールが、
今シーズンに限ってはやたら高めに設定されていた」
ってのもあります。
何だよ11試合負けなしって。強すぎ。
それに加え、私の個人的な考えとしては、
「元来持っていた守備力の弱さが、
勝てない焦りと相まって大きな弱点になっちゃった」
というのも原因の一つだと思っています。
何やらまわりくどい言い回しなので、簡単に書くと
《2011年》
失点多かったけどアドリアーノとかイ・グノとかラフィーニャで攻撃力爆発!
⇒結果:3位(21勝7分6敗 勝点70 得点78 失点51 得失点差+27 )
《2012年》
2点取っても勝てないよ!失点はリーグ17位だよ!
⇒結果:17位(9勝11分14敗 勝点38 得点67 失点65 得失点差+2)
結果的には得点力も下がり、失点も多くなれば必然的に順位も下がりますよね、という事です。
で、実はここからが本題なのですが、
ガンバの守備力の低下って、山口智の退団が物凄く大きいと思ってるのです。
シーズン前にも指摘されてはいたのですが、
日本代表の今野が加入する事で、守備に関してはプラマイゼロ的な雰囲気だったと記憶しています。
しかし、蓋を開けてみたら守備は安定せず。
で、山口が移籍したジェフは、無茶苦茶守備が安定していました。
2011年は38試合で39失点だったのが、
2012年は42試合で33失点となりました。
その山口は今シーズン5試合欠場したのですが、
その間の成績が1勝1分3敗、9失点!
「ジェフのCBのバックアップに問題があるんじゃないか」
という意見もありますが、
それを差し引いても非常に大きな存在だったのは間違いありません。
山口智という選手が如何に守備を安定させてくれるのかはわかりましたが、
今野ではダメだったのでしょうか?
そんな事は無いと思いますが、役割が違いすぎると思っています。
山口の武器は、守備陣を統率する力です。
もちろん空中戦に強かったり、フィードが上手かったりというのもありますが、
守備において最も特徴的なのがその統率力かと。
一方の今野。
彼の最大の武器はボール奪取力であり、いわゆる「1vs1での強さ」です。
この2人の特徴をあまり重視する事無く
「山口抜けちゃったけど代表の今野が入るから大丈夫だよね」
と考えてた面はなかったでしょうか。
…実は私は「大丈夫だろう」と思ってましたw
結局、昨シーズンまで山口によって統率され、組織で守るようにしていたであろう部分が、
今シーズンは個人の力に頼る比重が大きくなっていき、
そこに綻びが出てきてしまった…というのが守備力低下の原因じゃないでしょうか。
。。。と、あくまで想像でしかないのですが、
今シーズンにおけるジェフの守備とガンバの守備を
「山口智」という選手にフォーカスを当てて考えると、
あながち間違ってないんじゃないかと思ったりもしています。
ともあれ、来シーズンはジェフと戦う事になるガンバ。
正直とても嫌な相手です。
とりあえず1位2位になって一緒にJ1昇格しましょう。
あ、ジェフが1位でw