《vsUAE》イラク戦で勝てば良いさ
親善試合のUAE戦。
1-0で日本代表が勝利しました。
…が、まぁあんまり楽しい試合では無かったですね。
残念な試合だったと言っても良いでしょう。
それでも、この試合をやったからこそ見えたモノもある訳で、
個人的に気付いた点などを書いてみます。
■チーム全体として
ちょっと間延びしてたようですね。
中継でも指摘されてました。
ディフェンスラインの押し上げが足りなかった為
中盤にスペースが出来てしまい、そこから上手く展開されちゃってました。
これはやはり、4バックのうち3人が今までのレギュラーと違う選手だったのが影響したのでしょう。
駒野も左は久しぶりでしたし。
今までのメンバーであれば、阿吽の呼吸でコンパクトに出来たのでしょうけど、
この試合では吉田が頑張って指示をする事で、何とかかんとかラインを上げていた様子。
イラク戦までに、もう少し選手同士で意思疎通を図って欲しい所です。
また、前後のコンパクトさも足りなかったですが、
ディフェンスラインにおいては左右のコンパクトさも足りなかったかと。
特に前半は左SBの駒野と伊野波の距離感がよろしくなかったようで、
結構なスペースを与えてしまっていたように思います。
攻撃に関してはフィニッシュの精度ぐらいで、形はそれなりだったので
あとは各個人でコンディションを整えてもらえれば大丈夫じゃないかと。
1得点で終わりましたけど、決定的なチャンスはもう2つ3つありましたし。
■選手評
気になった選手について。
伊野波・水本
⇒ ザッケローニ監督は伊野波を選びそうな気がするけど、
水本の方が若干安定しているんじゃ?(若干ですが)
伊野波はどうにもバタバタしているように見えちゃう。
駒野
⇒ ベネズエラ戦に引き続き好調をキープしている様子。
クロスってのはこうあるべき、と酒井宏に教えてあげて欲しい。
酒井宏
⇒ 「正確なクロス」が武器なのに、なぜそんなに相手選手にぶつけるのか。
1本良いのがあったけど、武器を1試合に1回しか出せないなら
あんまり意味無いかなー、と。
ハーフナーという的がいるのだから、余計に「低いクロスの失敗」が目に付いた。
内田・駒野の壁はかなり高い。
酒井高
⇒ とりあえずデビュー。やっぱり守備が後手に回ってる印象。
でも攻撃ではアピール出来たかと。
立場的にはまず駒野を越えるべし。
細貝
⇒ 長谷部に代わって登場も、やはりアンカータイプの選手なので
攻撃に変化を付ける事は出来ず。
まぁでも中盤に出来ていたスペースをきちんとケアしていたので
持ち味は十二分に発揮したかと。
清武
⇒ 既に代表定着して3年ぐらい経ってんじゃないかと思わせるぐらい
すっかり馴染んでるのが凄い。
相変わらず「ゴール」という結果には嫌われているっぽいけど。
香川が不調なら思い切ってそこに清武を据えても良いのでは。
香川
⇒ 「エース」「10番」「司令塔」「マンUで輝いてる」
そういった言葉がスポーツ紙などを賑わせば賑わす程、
なんだか虚しくなってくる。。。
調子が悪かったのだと思うし、本番にはきちんとあわせてくると思うけど
まだ代表でその力を存分に発揮した事がないのだから、
無茶苦茶な期待を込めた目で見なくても良いんじゃないかと。
普通に速くて上手い選手。もっと気楽にプレーしてくれないかなぁ。
ハーフナー
⇒ 大きい事はやっぱり武器。
これくらいの相手なら、それなりにポストプレーも出来る様子。
後はより強い相手にも負けないような芯の強さが欲しいかな。
駒野がSBの時はセットで出したくなる。
岡崎
⇒ アレ決めよう。
そろそろ「岡崎だからなぁ」で済まされる時代は終わっちゃうよ。
本人も課題としているようなので、きっとやってくれると思うけど。
次は大切な本番、イラク戦です。
ホームなので勝点3は必須かと思ってます。
そして、ここで勝点3を得られれば、最終予選はかなり有利に進められます。
その為にも、このUAE戦で出た課題を修正して
どんな形でも良いので勝って欲しい所です。
それにしてもUAEの10番、上手かったし目立ってましたね。髪形含めて。