《U-23》南ア前の日本代表みたい
いやー、ある意味予想通りなんでしょうか。
オリンピック代表壮行試合のニュージーランド戦。
終盤追いつかれて1-1のドローでした。
グダグダな攻撃。おぼつかない守備。
ボランチとCBの所で横パスを奪われてピンチになってるにもかかわらず、
最後まで似たようなミス。
「人間だから、ミスもある」
って言いますけど、同じような事を繰り返すようなら
そんな言い訳通用しないですよね。
失点のシーンのみをクローズアップすれば、
あれはまず当然村松個人のミス。
あの位置でボールを奪われる事がどんなに危険なのか理解して欲しいです。
それと、周囲の動きにも疑問。
パスコースが無かった為に奪われたように見えましたが、
何故動かないのか。動かないなら声を掛けないのか。
正直、理解に苦しみます。
あとは攻撃陣の得点力の無さも間接的な原因でしょうね。
あれだけ得点のチャンスを作っていたにも関わらず、1点だけ。
ニュージーランドが最後の所で身体を張っていた、という事もありますが、
いくらなんでも外しすぎでしょう。
結果的に、1点取られたら同点になってしまった訳で。
いかんいかん。
これじゃただの愚痴ですな。
もうちょっと冷静に、攻撃面と守備面を考えて見ます。
■繋がりすぎたパス
ニュージーランドの守備の仕方として、
少なくとも前半途中まではリトリートしてペナルティエリア内で跳ね返す事をメインにしていたように思えました。
よって、中盤ではそれなりにボールを持つ事が出来てました。
そこで、清武、東、大津、永井に酒井を加えた面々が
楽しそうにボールを繋ぐ訳です。
プレッシャーが余り無いし、繋ぐのは得意なので気持ちよく繋がります。
で、フィニッシュでブロックされちゃう。
⇒あ~、惜しい。でも繰り返せばいつか。。。
みたいな気持ちになっていたんじゃないかと邪推。
ボールを持て過ぎた故に、無駄な余裕が生まれてしまっていたような気がします。
■守備陣の弱さ
そもそも守備に難があるのに、相手があんまり攻撃的じゃないってのは
やっぱり所詮「壮行試合」だからでしょうか。
仮に1-0で勝ってたら、守備陣の問題はあやふやになってたかも知れませんね。
で、弱さはなにも「ミスが多い」って事だけではありません。
ビルドアップの下手さ。
これも結構なものがります。
前半の途中から、ニュージーランドは前からプレッシャーを掛けて来るようになりました。
すると、途端にボールが繋がらなくなる状態に。
まずCBが相手をいなせない。
ボランチも簡単に捌けない。
…結構重症な気がします。
ただ、救いは吉田がCBに入る事。
彼は元々中盤の選手なだけあって、足元はしっかりしています。
なので、少しはマシになるかもしれません。
もっと言えば、CB2人は徳永と吉田にしたいんですが
リスキー覚悟でその布陣にしても、ボランチにも不安があるという。
するってーと、こうかな?
扇原 徳永
高徳 宏樹
鈴木 吉田
…徳永が2人欲しい。。。
という訳で、あんまりポジティブな要素が見られなかった試合でした。
ですが、そんな中での徳永の安心感は異常。
あと永井は調子良さそうなのでそのままロンドンへ行って下さい。
タイトルにも書きましたが、叩かれっぷりが南アフリカW杯前の岡田ジャパンみたいなので
本戦ではもしかするとやってくれるかも知れません。
…というか、そういう形でしか期待出来ないのが哀しい。。。
頼むぞ、宇佐美。