《ポルトガルvsデンマーク》死のグループを抜けるのは?
いわゆる一つの死のグループ、Bグループは
本命視されていたオランダが2戦2敗で
「やっぱり死のグループは恐ろしい」
という流れになっております。
で、ドイツが2戦2勝でかなり有利になってる状況の中
2抜けはどっちだ!?
この試合開始時点ではドイツvsオランダの結果は出ておらず、
ポルトガルとしてはとにかく勝点を得て
トーナメントへの希望が欲しい所。
一方のデンマークは最後にドイツ戦が控えている為、
ここで勝ってほぼトーナメント進出を手にしたい気持ちだったかと思います。
んで、結果は3-2でポルトガルの勝利。
正直ポルトガル負けると思いました。
C.ロナウドがあんな感じで外しまくった挙句に同点に追いつかれたら
「負けフラグ」
が立ってもおかしくないでしょう。
それを救ったのが途中出場のバレラ。
キックフェイントからの高度な尻トラップ(嘘)でボールを収めると、
振り向きざまに右足から強烈なボレーで勝ち越し弾。
トラップのくだりはさて置き、素晴らしいシュートでした。
■対照的な攻撃
この試合で気になったのが、それぞれのチームの攻撃方法。
ポルトガルは一言で言うと「雑」でした。
個々の能力は高く、ボールも保持出来るし良いシュートも撃てる。
でも、組織で何とかしようっていう意識は殆ど見られませんでした。
とりあえずクリロナ。とりあえずナニ。ポスティガ残念。みたいな。
(ポスティガの得点シーンはお見事でしたよ)
これで次はオランダと戦うわけですが、
「攻守分断のオランダ」vs「個人打開のポルトガル」
っていう、ちょっと面白い試合になりそうです。
もっとチームで戦えたら強いと思うんですけどね。ポルトガル。
一方のデンマークは基本に忠実。
サイドに振って、詰まったら戻して、もう一回サイドに振って、
クロスを上げたらヘディング勝負、って感じ。
時折ミスは見られましたが、一貫して「丁寧」な印象を受けました。
死のグループに入っても、
変に守備的にならず、ましてや特攻隊のようなガムシャラな攻めをする訳でもなく、
とにかく自分達のやれる事を一つ一つこなしていこうとするデンマーク。
この試合に敗れたものの、芯の強さのようなモノを感じました。
まあ、敢えて言えば
+αのサプライズ的な攻め方があったらもっと怖いかもしれません。
■最終戦に向けて
デンマークはドイツとの戦い。
ドイツは引き分けでもOKなので、無理に前に出てくる事はないでしょう。
デンマークは引き分けだと危険、勝ってもポルトガル-オランダ次第って事で、出来れば勝ちたい所。
ポルトガルはオランダとの戦いで、
幸運な事に決勝トーナメント進出の望みが残っているオランダは、
そりゃ全力で勝ちにくると思います。
んでポルトガルはデンマークと全く条件が一緒。ドイツを応援しつつ、引き分け以上(出来れば勝利)を目指す形になります。
…と、色々このグループの最終結果をシミュレートしてたのですが、
○ドイツ 1-0 デンマーク●
○オランダ 1-0 ポルトガル●
っていう、割とありがちな結果になると2位争いがカオスに。
順 チーム 勝 分 負 勝点 得 失
1. ドイツ 3 0 0 9 4 1
?. デンマーク 1 0 2 3 3 4
?. ポルトガル 1 0 2 3 3 4
?. オランダ 1 0 2 3 2 3
大会規定が英語だった為読むのを断念したんですが、
他のサイトを眺める限りグループリーグの順位決定方法は
A~D各グループ上位2チームが決勝トーナメント(準々決勝)に進出。
グループリーグにおいて勝点が並んだ場合、当該チーム間の対戦結果が勝ったチームが上位となる。
となってまして、
デンマークとポルトガルとオランダは三つ巴。まるでジャンケンのような関係です。
んで得失点差も同じ。
そうなると最後は得点の多いチームってなるのが通常ですが、
こういう場合、最後にまた当該チーム同士の勝敗で決まるんですかね?
それだと僅差でデンマークになります。
兎にも角にも、「死のグループ」に相応しい(?)ゴチャツキになりますね。
最後まで目が離せません。
どうでもいいですが、解説の金田さんとゲストの松井がやたら楽しそうに会話してましたw
TVだっていう意識低すぎ。単に好きなサッカー見て盛り上がってる男2人の会話でしたよ。
楽しそうなので良いですが。
あとTBSさん、グループリーグ最終戦の放送もして欲しかった。。。