《vsヴェルディ》決めきる力の差
かなり久しぶりにジェフの試合を現地観戦しました。
首位決戦(このタイミングなのでそんなに重要でもないですが)のヴェルディ戦。
アウェイ・味スタに乗り込んでみました。
EURO2012が地上波で見れないから、という訳ではないですよ。多分。
ちなみに、私がジェフの試合をスタジアムに見に行くと
たいがい勝てません。
記憶に間違いが無ければ、数年前のプレシーズンマッチ「ちばぎんカップ」をPK勝ちしたのが最後でしょうか。
公式戦となると、ナビスコの2回目の優勝時点まで遡るぐらいの過去になります。
そうか。見に行っちゃダメなのか。
そんなジンクスを破りたくていざ出発。
■サポーターの数では五分五分
日曜日の夜の試合。気温もちょうど良い感じ。
にもかかわらず残念ながら観客数は6,933人だそうです。
で、ヴェルディのホームゲームなのですが、
ゴール裏のサポーターの数は多分ほぼ互角でした。
若干の贔屓目もあると思いますが、ヴェルディはちょっと寂しい感じですね。
試合前にクラブの創設~現在に至るまでの映像をフラッシュバックで流してましたが、
J2降格の2006年以降がえらいスピードで飛ばされてて更に哀しくなりました。
あの、憎たらしいヴェルディが復活してくれる事を本当に心の底から願っています。
■試合では憎たらしかった
で、上で観客の事とか偉そうに書いちゃいましたが、
試合では心底憎らしくなりましたw
結果は2-1
試合前に配られていたチラシには
「最強の矛vs最強の盾」
的な煽られかたをしていましたが、
結果だけ見たら矛の方が強かったよ、という事ですな。
これが見事に功を奏し、ジェフは攻め手が見つかりません。
で、CKから警戒すべき杉本健勇にあっさり決められ先制されます。
確かにDFの背後から急に出てくる動きは素晴らしかったんですが、
警戒が足りなかったという印象も。
その後、ジェフが攻勢を強めてチャンスの一歩手前ぐらいまで行くんですが、
ヴェルディディフェンスは非常に集中していてジェフにシュートを撃たせません。
何だよ、矛も盾も持ってんのかよ、的な。
田中佑昌の上下動は良かったんですが、大岩が若干頼りなく。。。
左も、兵働に収まった後のフォローがイマイチでした。
それでも、前半あれだけCKを取ったんだから
そのうち一つでも得点に結び付けたかったです。
で、後半も基本ジェフが攻める雰囲気ですが、
時折ヴェルディがボールを奪っては鋭くゴールに迫るという展開。
そのうち一つがPKに結びついて、あっさり2-0に。
パワープレーの始まりです。
それが功を奏し、後半43分にオーロイが一発見舞いますが
時既に遅し。
2-1で首位を奪われてしまいました。
■決め切る力の差
見た限り、ヴェルディの決定的チャンスはそれほど多くなかった様に思えます。
(スタッツ確認したら互角でしたが)
ただ、CKからの得点といいカウンターからのPK奪取といい、
チャンスをモノにする力というのが強いと感じました。
一方のジェフ。
こちらも決定的なチャンスはそれほど作れなかったのですが、
CKでの工夫の無さやゴール前での繋ぎ過ぎが非常に目立ちました。
何か、綺麗に点を取ろうとしている感じです。
そしてこの試合で生まれたジェフの得点が、オーロイを使ったパワープレーの結果だけってのも
何だか皮肉な感じ。
これならオーロイをスタメンで使った方が、得点の匂いは強くなるんじゃないかと。
ただ、「オーロイ頼み」だと昨シーズンの二の舞だし、
チームとしての強さってのが確立されません。
その為にオーロイが控えに回ってる訳で。
なので、スタメンの選手で泥臭くてもいいから決め切る力や工夫を身につけて
プラスアルファでオーロイの高さ、っていう風になれば良いと思う次第でございます。
こうしてジンクスは破られずに記録を更新した訳ですが、
ジェフ的はまだ2位だし、連敗をしなければいい訳です。
そうか、やっぱり見に行っちゃダメか。
この後は湘南、熊本、京都と嫌な相手が続きますが、
ここでしっかりと勝っていけば
J1自動昇格への道は開けると思います。
今後はTVで応援するよ!ちくしょー。