結果も自信も課題も全部出た《vsオーストラリア》
遅まきながら、
日本代表、アジアカップ優勝おめでとうございます。
最後の最後まで盛り上げてくれました。
マンガか、と思うほどに。
李忠成があそこであんなビューティフルゴールを決めるだなんて
私には想像出来ませんでした。
(何となく、李は「泥臭く」点を決めるもんだと思ってたので。。。)
本人だけはバッチリ想像していたようですが。
何とも心強い。
こうして素晴らしい結果を残した日本代表ですが、
まあメディアは今までの取り上げ方が嘘の様にトップ報道ですね。
「ザックマジック!」
「感動をありがとう!」
「今までとは違う!」
…まあ、表現方法は相変わらずウンザリするようなものではありますが、
これでサッカーにスポットが当たるのならば良いのかな?とも思います。
さて、まずはオーストラリア戦について。
詳細な内容は他のブログ等にお任せするとして、
私の感じた部分をちょっと箇条書きで。
決勝だから?かもしれないけれども動きが若干硬かったような。特に前半。疲れもあるかな?
藤本は残念ながら目立てず。香川が中にどんどん入ってくるのに比べると、ちょっとサイドに張り付きすぎたかなぁ。結果流動性が失われて攻撃も単調に。
ディフェンスはよーく頑張ったけれども、やっぱりミスで2回程決定的なピンチが。川島様々。
その川島。韓国戦でのPKで一気に乗ってきた様子。乗っちゃえば本当に心強いGK。
オーストラリアの単純な攻撃は、ケーヒルとキューウェルがいてこそ。最終的にその2人がいなくなったのは助かった。
長友が相手右SBを完全に翻弄してた。凄い。
李のボレー、自分なら練習でも外す。あのシーンできっちり決めるのは本当に凄い。
箇条書きな割にはたっぷりになってしまいましたw
■最高のアジアカップだったのでは
んで突然大会全体の振り返りになるんですが、
まあ日本代表、そしてザッケローニ監督にとって非常に多くの収穫があった大会になったんじゃないでしょうか。
まずは結果。文句ありません。優勝ですもの。
そしてこの優勝によって、「コンフェデ杯出場権」を頂きました。
本気度が低いと思われるこの大会ですが、やはり多くの国と大会形式で戦えるというのは
チームを作っていく上でプラスに働くと思います。
そして次に得たモノとして自信と経験。
多くの選手が海外で活躍しているとはいえ、まだ若いチーム。
アジア未経験の選手も多いです。
その選手達が、苦しみながらもギリギリで勝ち抜いてきて、最終的に勝ち切った。
これは本当に自信に繋がると思います。
特にディフェンスラインの選手にとって、闘莉王・中澤抜きで勝った事は非常に大きいかと。
長谷部もキャプテンとして色々と経験できたんじゃないかなぁ。
最後に課題。これもたくさん得られました。
ディフェンスラインとGKの連携の問題。
相手がロングボールで来た時の弱さ。
1vs1での弱さ。
押している時に決めきれない攻撃陣など。
試合中に色々な場面でこういった問題が出ていて、それらが原因で苦しんでしまった。
それは優勝したとはいえ選手達の心には残っていると思います。
ザッケローニ監督はこの大会の目的の一つとして
「チームの成長」
を掲げていました。
こうした問題点を個人レベルでクリアしてこそ、チームの成長に繋がっていくのだと思います。
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こうした色んな物を得ながらも優勝という形で締めくくった日本代表。
よって「最高のアジアカップ」だったと言えるんじゃないでしょうか。
で、ザッケローニ監督就任後にまだ負けていない代表なんですが、
南米選手権辺りではさすがに負けてしまう事になると思います。
(勝ち続けちゃったら優勝ですから)
そこで果たしてザッケローニ監督がどう修正していくのか。
そこもまたある意味楽しみでもあります。
何だろう。こんなにナチュラルに期待出来る監督って初めてかも。
オシムさんには個人的な思いが強すぎたし、
ジーコさんはぶっちゃけ期待してなかったしw