一安心のベニテス
CWC、インテルがマゼンベを下して
見事優勝を果たしました。
3-0。
試合としては「インテルやっぱり強いよね」って所を見せ付けた感じでした。
ダイレクトパスをポンポン繋ぎ、サイドに引き付けておいて中央でドカン。
チーム全体の技術力と戦術の差が現れた試合だったと思います。
判官贔屓な私としては何となく
「マゼンベ、何か驚かしてくれないかな~」
という期待を込めて観ていたのですが、まあそう上手くは行かず。
インテルとしてはリーグ戦での不調をちょっと忘れられる、良いご褒美になったんじゃないでしょうかね。
そして何といってもベニテス監督はこれで一息つけたんじゃないでしょうか。
下手に負けちゃったりしたら…解任は免れなかった気が。
で、負けてしまったマゼンベですが、
それでも欧州王者相手に怯まずに戦っていたと思います。
CWCでガンバがマンUに負けた時ぐらいから感じるのですが、
ある程度の実力差があっても正面からぶつかっていくのを見ると
やはり気持ちは良いですよね。観る側からすると。
何というか、清々しいです。
やってる方は悔しいでしょうけど。
噂のGK桐山…じゃなくてキディアバも
3失点したものの1vs1では素晴らしいセーブを見せたし、
オフェンス陣はアフリカっぽくないパス回しも見せてくれました。
ディフェンスはちょっとアレでしたが、
これで将来的に組織立った粘り強い守備を身に付けてきたりすると
アフリカのクラブチームってのは益々恐ろしい存在になってきそうです。
ところで城南は3位決定戦で敗れたようですけど、
結果的に欧州王者、南米王者と対戦した訳で、
ある意味一番良い経験をしたんじゃないかと。
負けちゃったけど。
正直、最初はCWCの意義って何だろうとか思ってたんですが、
こうして欧州でもなく南米でもなく、第三の勢力がいかに2強に喰らいついていくのかってのが見れたり、
自分達の出せる力を出し切って戦い抜く姿を見れたりするので
良いもんじゃないかなぁ、と感じるようになってきました。
欧州のクラブにとってはまだまだ「面倒臭い」部類のカップ戦なのかもしれませんが、
今後回数を重ねていく事で価値が高まっていく事を願っております。
多分FIFAも願ってると思うし。興行的にも。