さようなら、江尻さん
朝の段階でスポニチが
「江尻監督、今季限りで退任!」
と記事を出していました。
スポ○チだからなー、
選手の移籍関連だと概ね飛ばし記事だったりするしなー、
とか思ってたんですけど、内容を読むとかなり断定的。
で、オフィシャルから発表も出ました。
↓
こちら
という事で、江尻監督が率いるジェフ千葉は今季限りとなりました。
■「極めて異例のタイミング」
と、新聞記事には書いてあります。
まあ珍しいでしょうね。
普通、ここまで試合を消化した状況ならば
選手達に試合に集中してもらうよう、動揺を与えないよう、
シーズンが終わってから発表しそうなもんです。
(昇格した、しないに関わらず)
そんな訳で、
「何故このタイミングなんだ」
と疑問及び怒りを感じている方もいらっしゃるようですね。
ただ、私はそこまで疑問とも思いませんでした。
なぜなら、江尻監督に課された使命というのは
“J2優勝でのJ1への昇格”
だった訳です。
しかし現実は、4試合を残して勝点差5の4位。昇格圏内にすら入れていません。
まずこの状態だけでも「解任」の理由に成り得ます。
少なくとも今シーズン限りだろうとは思っていました。
昇格する・しないに関係なく。
で、シーズン中盤では何とかギリギリ3位をキープしていたのに
終盤に来て落ちたんですよね。
先日の東京V戦は勝利を収めましたが、それまで3連敗してたんですよ。
正直チームの勢いとしては「落ち目」だったんです。
なので、このタイミングでの発表には
「監督・選手達への最後の発奮材料」
という狙いがあると感じています。
(というか、それ以外に理由がわかりません)
■江尻監督が辞めればいいのか
そんな訳ありませんね。
現在の位置になってしまった原因は監督にもありますけれど
フロントにも大いに責任があるんじゃないかと。
結局、監督もフロントも選手も(あと、私も)
J2を甘く見ていたんだと思います。
今シーズン初め、J1時代とほぼ同等の戦力を維持出来ました。
が、J2でいかにして戦い抜くのかをわかってなかったんです。
まあそれはしょうがないでしょう。
初のJ2だったんですから。
んで実際にJ2で戦っていくうちに、
そんな簡単じゃない事は恐らく誰が見ても理解した事と思います。
それなのに、シーズン途中で補強をしなかった。戦い方にも殆ど変化がなかった。
相手には研究される。
…これじゃあ、やっぱり勝てなくなります。
特に、アウェイでの弱さ。ここまで弱いのであれば何らかの手を打つべきだった(例えばカウンターをメインに戦う、とか)と思うのですが、
それも変化がなかった。
やっぱり、この辺りは監督に責任が及んでも致し方ないでしょう。
で、シーズン中に補強が無かった事については、
もしかしたら江尻監督から「別にいらない」と言われていたのかもしれませんが、
それでもフロントから動きは何も感じられませんでした。
つまり、クラブとして「何としてでもJ1昇格」という気持ちが
余り感じられなかったんです。
「きっと昇格出来るよ」みたいな、楽観的な空気だったんじゃないでしょうか。
なので、今シーズン終了後にはフロントにも退任願いたいです。
江尻監督のみに責任を負わせ、それで終わりにしてほしくは無いですね。
■最後まで昇格を諦めない
「70%諦めの気持ちです」
と書きました。
が、何やかんやで逆転出来なくない位置にいます。
残り4試合で勝点差5。
ジェフは4連勝するのみでしょう。
アビスパが2勝2敗ならば、逆転できます。
選手は今回の退任発表を自分達の責任であると自覚し、
泥臭くても何でもいいので勝利のみを目指して欲しいです。