おっさんサッカー独り言

サッカー日本代表とかジェフ千葉についてブツブツ書きます。

スペインが変《スペインvsチリ》

決勝トーナメントも始まって4試合が経過してるにもかかわらず

グループリーグのネタを書く勇気w

という事で、頭の中を6/25(金)に戻して書きます。

スペインvsチリ。

このグループHはスペインが初戦、スイスに敗れるという波乱があった為に

終戦までどのチームにも勝ち抜けチャンスがあるという展開。

個人的に優勝…とはいかなくても良い所まで行って楽しませて欲しいと願っているスペインも、

このチリ戦に引き分けちゃうと割とアウト、という状況でした。

チリはこの大会において一部のファンに注目を浴びているチーム。

3-4-3というシステムで全員が走って、攻めて、守って、

世界的なスターがいなくても勝っちゃうぞ的な。

そう。

あのオシム氏が率いていたジェフ千葉に似てるんです。

(総合的な強さは置いておきましょうよ)

だから、私としてはチリにも決勝トーナメントに進出して欲しい。

でもスペインも。

…なので、どっちも応援するという妙な姿勢でこの試合を観戦した訳です。

■繋げないスペインと決められないトーレス

チリは予想通り激しいプレスでスペインの中盤を自由にさせてませんでした。

「ガッチリ守備固め」戦法に続く、スペイン破りの方法です。

いやホント、チリのチェックは速かった。そして粘り強い。

願わくば

「どっちか勝った方が決勝トーナメント進出」

みたいなシチュエーションで戦って欲しかったです。

まあ無い物ネダリというか、個人的な願望ですけど。

で、先程“スペイン破りの第二形態”みたいに書きましたが、

そもそもこの日はスペインのパスサッカーがあまり展開されず。

これはシルバ、セスクをスタメンに並べず、

ショートパスはイニエスタとシャビ、時々ビジャっていう形だったからかもしれません。

もちろんチリのチェックが嫌だったという理由も大きいでしょう。

そんな訳で、ロングボールがいつもよりも多いスペインでした。

スペインがロングボールを使う場合、F.トーレスの速さと強さがより生きるはずなんですけど、

この試合の、いや、今大会のトーレスはちょっと違う。悪い方に違う。

足元のボール捌きが何か危なっかしいんですね。

ドリブルがデカイし。

怪我の影響でコンディションが上がり切ってないのかわかりませんけど、

この状態が続くのであればトーレスをスタメンで使うよりも

セスクを頭から使った方がいいかもしれませんな。

(セスクの状態にもよりますけど)

そんな中でも先に点を決めちゃうのがスペイン。

相手GKが果敢に飛び出してトーレスよりも先にボールに触り、スライディングクリア!

と思ったらそのボールはキレイにビジャの前に転がってるんですね。

ダイレクトで無人のゴールへ蹴り込むビジャ。

簡単そうに見えますけど、あれをダイレクトできっちり決めるのは

結構緊張しそうな気が。

やっぱり上手いなぁ。っていう素人的感想を述べたくなるシュートでした。

真面目にいうと、あれはGKのミスかもしれません。

外に出しちゃうべきだった。

飛び出しまでは素晴らしかったのにちょっと勿体無かったなぁ、と。

■息を吹き返したスペイン。疲れた!?チリ

1点取ると落ち着くスペイン。

一方、さすがに前からの鬼プレスが辛そうになってきたチリ。

こうなるとイニエスタとシャビの存在感が俄然出てきちゃいます。

んでキレイなパスワークの中からイニエスタがこれまたキレイに決めて2-0。

横でトーレスが転んでいると思ったら、チリのエストラーダに2枚目のイエロー提示で退場です。

え?

マジで?

そのトーレスを倒した映像がスロー再生されるんですけど、

…うーん、イエローかなぁ。。。

ちょっと引っ掛かったかもしれないけど、わざとじゃないだろうしなぁ。

むしろ何でトーレス転んでんだとか思ったぐらい。

今大会は結構不可解なカードが多い気がするですけど、どうなんでしょうか。

ともあれ、前半で10人になっちゃったチリ。

何とかそのまま前半終了しました。

■大人な後半

嫌な大人ですけどね。

後半開始早々、10人のチリがフルスロットルで攻め込んで

いきなり1点を返します。

これは凄い。意地を見せました。

そしてスペインはイマイチなトーレスに代えてセスクを投入。

ボール回しで1人少ない相手を疲れさせる狙いでしょうか。

…と、試合として良かったのはここまで。

裏でやってるスイスvsホンジュラスの途中経過が入ってきたのかわかりませんが、

どうやら両チームとも「2-1で終わるのがベスト」と判断した模様。

攻めない。

とにかくパスがずーっと回ってるだけでした。

チリは人数足りて無いし、変に前に行って追加点されたら困るだろうから

引き気味に行くのはわからんでもないんですけど、

スペインに関してはもうゴールに向かうよりもマイボールにしておく事に意義がある、って感じで

センターライン付近をコロコロと転がしてましたね。

もちろん、無理に攻めて逆襲食らって同点にされたら元も子もない、ってのは理解してますけど。

ま、これもサッカーでしょう。

そんな「大人の事情」みたいなサッカーを2~30分やってた気がします。

実際はもっと短かったかもしれませんし、アレはアレでガチだったのかもしれませんが、

「スペインvsチリ」

っていうカードで勝手に盛り上ってた気持ちの持って行き所が無くなった感じです。

こうして、2-1で終了。

裏の試合も0-0で平和に終了。

裏でスイスが2点取ってたら、また変わった展開だったかも知れませんね。

という事で、サッカーの中身はともかくとしてスペインはチリと共に無事、決勝トーナメント進出です。

これでスペインはポルトガルと、チリはブラジルと戦う事になりました。

更に仮に日本がパラグアイに勝ったら次の相手はスペインorポルトガルという、事に。

何だろう、この変なワクワク感。

でもまずは目の前のパラグアイに集中しましょう。

それはさておき、スペインです。

ちょっと調子が出てない気がします。

EUROでのスペインはやっぱりMAXの状態だったのでしょうか。

グループリーグ初戦でパスサッカーして結果が出なかったのが

デルボスケさんの気に触ったのかも。

トーレスの不調も気掛かりです。

ビジャ1トップじゃダメかなぁ。

29日は日本vsパラグアイに加えて

スペインvsポルトガルも見ないと。