やれば出来るのだ!《vsカメルーン》
勝った!
完封!!
勝ち点3!!!
初戦で最高の結果です!
やれば出来るんです!
2002年以来のW杯での勝利。
実質、W杯初勝利と言っていいでしょう。
「3戦惨敗」
「W杯6連敗でギネス」
とか言ってた自称サッカーファンの方々。
今頃手のひら返すのに夢中でしょうね。
それとも難癖付ける部分を見付けるのに必死かな?
え?カメルーンが本調子じゃなかったって?
そんなもん、結果出した者勝ちですよ。
だって本番だもの。
本番で本調子じゃなかったチームが悪いのです。
…ええと、若干熱くなってしまい見苦しい書き出しだった事をお詫びいたします。
まあでも久しぶりですね、この高揚感。
本当に選手達は良くやってくれました。
では試合を観た感想などを。
■最高の集中を見せた守備陣
闘莉王、中澤を筆頭に
日本の守備は最後まで本当に集中していました。
痺れましたよ。
ロスタイムの4分が異常に長く感じられましたが。
エトーへの対応も良かった。
エトーが右サイドにいる事で、シュートではなくドリブルとパスをケアすれば良かったというのも
日本にとっては幸運だったかもしれません。
アンカーの阿部も中央のスペースを見事に消していて、とても安定していました。
この試合に関しては守備は100点…と言いたい所ですが若干修正して欲しい点があったので98点。
修正して欲しかったのは相手のシュートがクロスバーを直撃したシーン。
あの瞬間、日本の選手がみんなボールウォッチャーになってしまっていました。
あれは危なかった。
そしてカメルーンの「ロングボール祭り」ですっかり引いてしまったディフェンスラインを、
もう少しだけ勇気を持って前に出して欲しかったです。
でも、日本の守備は本当に素晴らしかったと思います。
■本田の1トップ
想像以上に良かったと思います。
それはゴールを決めたからではなく、ゴールキックをマイボールにする率が高かったから。
やっぱり身体が強いし、使い方が上手いんでしょうね、本田は。
ボールを持って、相手を引き連れてくれる。
そのお陰で松井や大久保がフォローに行く時間が出来て、
チーム全体が落ち着けたように思います。
そうそう、その松井と大久保の両サイドも出色の出来だったんじゃないでしょうか。
サイドで勝負に行く姿勢を存分に見せてくれました。
■ちょっとした課題
FKのチャンスで、遠藤が味方を超えてしまうボールを蹴ってました。
多分これ、高地だったのもあるしボールの影響もありそうですが
2戦目以降はもうちょっと何とかして欲しいですね。
ただでさえチャンスは少ないのだから、勿体無い。
あとはやはり攻撃。
2点目を奪いに行ってたんでしょうけど、なかなか迫力は出ませんでした。
守備に集中しているという事もあるのでしょうけど、もう少しだけ飛び出しなんかがあると
もっと相手も混乱してくれるんじゃないかと。
でも、この試合のように少ないシュート、最少得点という戦い方が
だんだん「居合い」みたいに思えてきました。
ある意味とっても日本らしい、伝統文化です。
守って、耐えて、少ないチャンスで一閃、的な。
さあ次はオランダ戦。当然のようにカメルーン戦のようにはいかないでしょう。
もっともっと難しい戦いになると思います。
失点もする可能性が大きいですし、チャンスももっと少なくなるかもしれません。
ですが、この試合で見せてくれた戦う姿勢と集中力。
これらは日本の最大の武器です。
今の状態なら、グループリーグ突破も夢じゃない!
次、楽しみです。
《追記》
何だか皆で
「闘莉王のイエローが」
って書いてるけど、公式記録に闘莉王のイエロー無いよ?
阿部のイエローはあるけど。
公式記録