逆転できる強さ《ジェフvsヴェルディ》
サッカーファンの目がW杯やCL決勝に目を向けている中、
一番身近なチームの試合も大切です。
CSにてジェフvsヴェルディの試合を観戦。
先週は試合が無かった為、疲れという意味では問題が無いはずのジェフ。
しかしCBのミリガンがW杯メンバーに選出されたので離脱し、
茶野も怪我で戦列を離れてしまいました。
そんな中のスタメンは
ネット
倉田 アレックス
佐藤勇 工藤
山口
和田 鎌田
青木良 福元
櫛野
でした。良太が今季初出場。和田も初スタメン。
そんなディフェンスラインがやや心配だったのか、江尻監督は山口をスタメンに復帰させました。
相手の攻撃の芽を摘む、という面でいえばやはり中後より山口でしょうから。
■攻めるも。。。
攻めてもなかなか得点が奪えず、というのが
「相変わらず」というイメージになってきました。
相手がジェフのやり方に対応してきているというのが理由の一つではあると思うのですが、
見ている側としてはやはりヤキモキしてしまいます。
そうこうしているうちにヴェルディ期待の若手、高木俊幸にビューティフルなFKを決められてしまいます。
美しき無回転。アレは取れません。
ていうか18歳ですか。恐ろしい。
弟の善朗は17歳。
この2人が今後のヴェルディを支えてくれると良いですよね。
名門の復活には必要だと思います。
この高木俊幸、FK以外のシーンでも攻撃時に再三顔を出し、
ピッチを走り回ってチャンスメイクをしていました。
センタリングの精度など、課題はまだまだあるにせよ
その積極的な姿勢は今後も持ち続けて欲しいです。
で、ジェフはジェフで積極的にシュートを撃っていくのですが、
土屋と土肥のベテランコンビを中心にがっちり守られたり、
ゴールポストに当たったりで得点出来ずに前半終了です。
■「逆転できる」という空気
今季のジェフは、選手やサポーターの間に
「きっと逆転できるんだ」という空気があるように感じます。
この試合もそんな雰囲気でした。
1点先制されて、相手はしっかり守備ブロックを形成してきている。
昨シーズンであればやや諦めムードが漂ってたりしましたが、
今年は違います。
フクアリの醸し出す雰囲気が選手を後押しし、プレーにも焦りが出ません。
後半、ネットに代わって青木孝太が投入。
その孝太が競ったボールを、山口がボレーで決めて同点。
更に後半40分、右サイドからのクロスが相手DFの間を抜けて青木孝太の足元へ。
それを冷静にゴールへ流し込み、見事逆転に成功します。
2得点に絡んだ青木孝太の成長や気持ちは当然素晴らしいモノですが、
それを引き出したのはチーム全体が持つ
「自信」
だったんじゃないでしょうか。
ここ数シーズン、失ってしまっていたモノ。
J1からJ2に降格して、ようやく取り戻しつつあるのかもしれません。
リーグ戦中断まであと3試合。
最後にはヴァンフォーレ戦が控えています。
今のジェフなら、全て勝てるはず。
油断せず、自分達の力を信じ、良い感じで中断期間を迎えたいですね。