おっさんサッカー独り言

サッカー日本代表とかジェフ千葉についてブツブツ書きます。

次期監督に望む事

またもや久々のエントリーになってしまいました。

っていうか元々これくらいの更新頻度だったような気もしないでもないです。

そして今回、記念すべき200回目のエントリーでございます。

第1回が

「岡田監督じゃダメなのか?」

という挑発的なエントリーでしたが、今回で遂に「次期監督」のお話になりました。

時代は流れますな。

さて、ちょいと前に

「次期監督、ブッフバルト氏に一本化」

みたいな記事が一部スポーツ紙で報じられました。

まあ記事元がスポーツ報○だかZAKZ○Kだかだったので信頼するに値しませんが、

スポナビブログ界隈ではちょっとした話題になりましたね。

その殆どが

ブッフバルト氏はちょっと…」

という、賛成しかねる的な論調だったかと思います。

私も「賛成しかねる」派でございます。

明確に「反対!」とまで言えないのですが、一本化は無いな、と。

その辺も含めて、以下に書いてみます。

■特別にダメ、とも言い難い

皆様ご存じのように、ブッフバルト氏は浦和レッズにおいて選手として活躍。

その後監督として再び浦和レッズに戻ると、2004~06シーズンの

いわゆる「レッズ黄金期」を築き上げました。

こうして見れば、少なくとも日本のクラブチームの監督としては実績十分だし

世界的にも知名度は低くない人物です。

緊急で引き受けた現日本代表監督の岡田さんより劣っている部分があるかというと、

特別に劣って無いと言えます。

ただ、レッズでの成功はエンゲルスコーチあってこそ、という意見もありますし

そもそも戦術がポンテ+ワシントンじゃないか、と見る向きもあります。

なので純粋な監督としての能力はやや疑問符が付く所かもしれません。

それでも、当時(今もですが)個性派集団だったレッズをまとめ上げ、

チームを一つにしてリーグ優勝させたチームリーダーとしての資質は

評価して良い点だと思います。

■でも素直に賛成出来ない

何だか揺れる乙女心のようですw

賛成出来ないのには色々理由があります。

先述したように、ブッフバルト氏に「戦略家、戦術家としての監督」の力があるのかどうか不明な所が一つ。

そして、ブッフバルト氏個人の資質とは別に、

日本サッカー協会の安易な考えが透けて見える所が一番大きな点です。

犬飼会長→元レッズ社長

ブッフバルト氏→元レッズ監督

日本代表監督になる条件:“日本(Jリーグ)を良く知る人物”

        ↓

次期日本代表監督にブッフバルト

…非常に簡単な、小学生でもわかりそうな図です。

本来であれば、この日本代表監督選出というは

「日本のサッカーが目指す方向」

「今の日本代表に足りないエッセンス」

「日本人に向いている監督のスタイル」

なんかを充分に吟味し、日本サッカー協会の中でたっぷり話し合った結果であって然るべきモノ。

上の図には、そんなプロセスを一切感じさせない安易さがあるんですよね。

もちろん、実はブッフバルト氏を候補にした裏には

充分な議論が存在したのかもしれません。表に出ないだけで。

でも…今までの協会のやり方からして、とてもそんな事があったようには思えないのです。

■次期監督に求めるモノ(個人的な希望)

皆様の中にも色々と「こんな人が良い」「あの人にしなよ」的な意見があると思います。

個人的には

他の国の代表監督経験者であり、W杯でベスト16以上になった事のある人

「選手の自主性に任せる」的な監督は、日本にはまだ早い

別にJリーグや日本をそこまで知ってなくても良い

でも日本のサッカーに興味がある人がいいな

という考えを持ってます。

もちろん、巷で言われているようにオリヴェイラやピクシー、ペトロヴィッチも素晴らしい人材ですし

日本代表監督になっても問題ないと思います。

が、

ジェフサポの端くれとして「Jリーグクラブからの監督強奪」にはいまだに抵抗がありますので、余り彼らを希望しません。

(きちんとクラブが納得し、穏便に事が運ぶのであれば良いですけど)

それと、次は日本人じゃない監督が良いです。

これは、日本人であるが故に日本サッカー協会とぶつからず、

なあなあな関係になってしまうのが嫌だから。

次の監督には「日本のサッカー」をフラットに、

利害関係無しに選手の質を見て欲しいのです。

ごちゃごちゃ書きましたが、最終的に誰が選ばれても応援します。

ですが、

日本サッカー協会にはその監督を選択した理由を

きちんと説明する義務があるんじゃないでしょうか。

「日本を良く知るから」

という曖昧で選択の幅を狭めるような理由で選ぶのではなく、

「日本のサッカーをこの方向に進ませたいから」

「日本のサッカーのここを克服したいから」

という、明確な方向性を示して選出してもらいたいものです。

人気に陰りが見えてきた今だからこそ、本気で未来を考えて欲しいです。