予想外の快勝
久々にちゃんと代表の試合を見る事が出来ました。
結果は皆様ご存知の通り、3-0で勝利しました。
せっかくなのでこの試合の感想などを。
スタメンは中澤の代役として寺田が選ばれ、
後はほぼ予想通り。個人的には松井がスタメンから外れたのが残念。
(ただ見たかっただけですが)
前半、カタールのロングボールから攻めで押し込まれたりしますが、
内田のフィードから田中達也の先制ゴール!
決めた田中達也も良かったですが、長谷部が素晴らしい動きでした。
その後日本ペースで後半へ。
後半、いきなりゴールが生まれます。
長谷部が中央でキープして相手を引き付けておいて左へパス。
そのボールを玉田が得意の左足でミドルシュート!
GKの手を掠めながら見事にゴール中央へ。
これも長谷部がよくキープしてました。
玉田のシュートも思い切りが良くて、素晴らしかったです。
いやはや見事でした。
試合の流れとしてはこんな感じで、時折カタールのチャンスも生まれたりしてましたが単発止まり。
最後までしっかり集中した日本が、完封勝利を収めました。
■何が良かったのか
見ていて、結構な安心感がありました。
まあ前半の早めに先制点を取れたってのがチーム全体に良い影響を与えたのだと思います。
そして、この試合では選手たちが本当に良く走っていたように感じました。
特に長谷部はこの試合のMVP級の働きかと。
守備でも身体を張って相手のボールを奪い、攻撃においても1点目、2点目に絡んでます。
(1点目は長谷部のアシストと言っても過言ではないかな、と)
更に両サイドのMF、中村俊輔と大久保も良く戻ってましたね。
中村俊輔は怪我の影響か、ロングパスの精度に難があったのですが、その分守備に非常に貢献していたように見えました。
田中達也、玉田の両FWも、前線で動き回ってボールを受けつつ、
相手DFがボールを保持している時は素早くチェックに行っていました。
あの運動量はハンパ無いと思います。
その上2人とも得点してるんですから、文句なしですね。
特に玉田。
何だかだんだん頼もしくなってきたのは気のせいでしょうか。
DF陣については寺田の足元に若干の不安を感じたりしましたがこれはご愛嬌。
高さについては文句なしですし、落ち着いて対処してたんじゃないでしょうか。セバスチャンに仕事させてませんしね。
内田、長友の両SBも上下動が多く、守備でもしっかり粘り強く対応していました。
また、カタールが個人技をバリバリ前面に押し出して来なかったというのも日本にとっては有難かったんじゃないでしょうか。
正直、1vs1ではカタールに分がありそうだったので。
まあ、相手がボールを持った時に2~3人で囲みに行ってたので、「カタールに個人での勝負をさせなかった」という事なのかもしれません。
と言う事で、正直この試合に関してはほぼ満点の出来なんじゃなかろうかと思います。
岡田監督解任を望んでいた方々におきましては、残念であった事でしょう。
■今後に向けて
これで3試合終えて勝ち点7。オーストラリアに続き単独2位となりました。
ホームで引き分けてアウェイで2勝って何だよ、とか思いますが、
アウェイでもしっかりと戦えるようになったきたのは心強いです。
次はホームでオーストラリア戦です。
このグループでは一番強い相手かと思われますが、
このカタール戦で見せた戦い方をすれば、いい試合になるんじゃないかと思います。
ただ、ちょっと気になるのは、中村俊輔の怪我の具合。
この冬で日本に帰ってくる可能性が高いですが、今日の試合で無理を押した感じがあったので、次の試合までにはきっちりと治したいところですね。