もうダメかもしれない《ジェフvsコンサドーレ》
諦めるつもりはありません。諦めたくないです。
でも、もうダメかもしれません。そう感じてしまいます。
「裏天王山」とも言えるコンサドーレとの一戦。
勝てばとりあえず最下位脱出でした。
…が、結果は0-3。
前節のヴェルディ戦に続き、いわゆる「残留争い」対象チームに惨敗です。
J2降格という現実は、一歩一歩確実に近付いてきています。
*前半15分まででの2失点について
これはまずいです。
点の取られ方もまずい。
1点目は最も警戒すべきセットプレイ(FK)から。
2点目は個人技でやられてミドル。
1点目、FKのこぼれ球がコンサドーレの中山の前に落ち、それを打たれたのですが、見ているとどうも守備陣がボールウォッチャーになってしまっていたように感じました。
セーフティに、とりあえずクリアしないといけない場面であるにも関わらず。
2点目、ダヴィの個人技にやられた部分もありますが、DF2人で囲んでおいてゴール方面へあっさり切り込まれるのは問題でしょう。
この2失点以外にも、とにかく相手攻撃陣がフリーになる場面の多い事。
まったく掴まえ切れていない印象でした。
*DFのもろさ
ミラー監督に交代する前から、今シーズンのジェフは一応“まず守備からしっかり”という意識で試合に臨んでいたはずです。
また、ミラー監督になってからは守備ブロックの形成の仕方を変え、成果を出していたように感じていました。
それが、ここ2試合で6失点です。
疲れもあるでしょう。
それでも、相手を自由にさせすぎじゃないでしょうか。
上にも書きましたが、コンサドーレの選手がゴール前でフリーでボールを受けるシーンが多く見られました。
ボスナーが引っ張り出されると、そのスペースを誰も埋める事が出来ていないのです。
またこの試合、守備的なボランチを一枚置くいわゆる「4-1-4-1」ではなく通常の「4-4-2」でした。
これがダメだとかそういう事ではないのですが、DFとMFの間の1枚(今まで斉藤がやってきたポジション)がいない事が、バイタルエリアの守備を甘くしてしまう結果に繋がったように思えます。
この試合のメンバーならば下村がやらねばならない部分ですが、彼は今シーズン、攻撃に比重を置いてしまっているように感じます。
ともあれ、少なくともこの試合のジェフ守備陣は脆すぎでした。
*攻撃について
シュート数19本。CK8本。
これでも点が取れませんでした。
サッカーですから、そんな時があるのは理解しています。
1点取られた直後の新居のロングシュートが入っていれば。。。
レイナウドのヘディングが入っていれば。。。
と、タラレバを考えればきりが無いですが。
工藤も新居もレイナウドも谷澤も、気持ちは入っていたように感じました。
でも、やっぱり「攻撃の形」というのは相変わらず作れていないのかな、とも思います。
前半の効果の無いロングボールなどを見ると、そう感じずにはいられません。
*せめてもの救い
あんまり無いんですが、谷澤の復調と米倉の積極性でしょうか。
谷澤は多くのチャンスを生み出していました。
米倉は途中出場ながら非常に積極的にボールに絡み、シュートを打っていました。
これらが「勝利」という結果に繋がってくると、良い方向へ進む可能性が出てきます。
まだリーグの半分しか消化していませんから、「もうダメ」とか思ってはいけないのかもしれません。
でも、もう半分まで消化してしまったのです。
残り18試合で勝ち点差9(現在16位のマリノスが勝ち点18。ジェフが勝ち点9)を逆転しないと、自動降格です。そう考えるとやはり厳しい。
次節、連勝中のアルビレックスとの対戦です。
しかしもう相手の勢いなど考えている場合ではないですから、石にかじりついてでも勝ち点3を取る事。
それが今のジェフには必要だと思います。
頼む。。。勝ってくれ。。。