EURO2008観戦記《その7》
グループリーグの順位もC組まで決定しました。
A組はトルコが劇的な逆転2位となり、
B組はドイツがオーストリアの悲願を叶えさせなかったドイツが底力を見せつけました。
そしてC組。
オランダが早々に1位通過を決め、残りの3チームで2位の座を争う形に。
ルーマニアは勝てば2位決定。
しかし引き分け以下の場合にはもう一方の試合で勝った方のチームが2位に。
私はそのもう一方の試合である「イタリアvsフランス」をイタリア料理店にて観戦してきました。
このC組の2位チームは決勝トーナメント1回戦でスペインと対戦です。
スペインを応援している身としては
「フランスとやるのは嫌だなあ(W杯で負けたから)」
「イタリアは何だかんだで強いだろうから怖いし」
「仮にルーマニア相手になっても、舐めてかかるとあっさり足元すくわれそうだ」
とか色々考えてしまうところ。
ただ、何しろフランスが相手となるのは嫌だったので、ここはイタリア応援です。
(ていうかイタリアンのお店ですし)
試合は皆様ご存知の通り、
リベリの負傷に始まりアビダルの退場、PKでイタリア先制、
デ・ロッシのFKがアンリの足先に当たってゴール
というイタリアにとっては願ってもない展開で2-0勝利となりました。
ドメネク監督は試合後に審判に抗議してましたね。
納得いかなかった事でしょう。
アビダルのレッドカードは、イエローでも良かったような気もしますしね。
何よりナスリが不憫でした。
で、これでスペインとイタリアが激突する事になった訳ですが、
テレビで見る限りピルロとガットゥーゾって次の試合出場停止ですよね?
(決勝Tになったらカード累積が消えたりはしないですよね?)
そうであるならばスペインにも勝機が見えます。
トニも本調子からは遠い様子ですし、
イタリアの本来の“売り”であるカテナチオも、今や崩れています。
それでもブッフォンを中心とした守備から得点するのはなかなか難しそうですが、
スペインには好調のビジャ、トーレスのコンビがいます。
彼らが今までの2試合の動きを見せれば、必ずや得点機は訪れるはずです。
そこを確実に決め、セナとマルチェナとカシージャスを中心にスペインの守備陣が踏ん張りを見せてくれれば、おのずと結果は付いてくると信じております。はい。
ついでにその他の決勝T1回戦の個人的な試合展開予想を。
【ポルトガルvsドイツ】
1回戦屈指の好カード。単純な好みとしてポルトガルに頑張って頂きたい。
ポルトガルFWに得点がないのが気掛かりだ。
【クロアチアvsトルコ】
奇跡的とも言える逆転勝利で決勝Tにやってきたトルコは、その勢いを活かしたい。
ただ、クロアチアは試合を重ねるごとにチームとしてまとまってきた感あり。
実力的にはクロアチアかな、と。
【オランダvsスウェーデンorロシア】
オランダの強さが光るので、どちらが来てもオランダが勝ちそうな感じ。
ただ、仮にロシアが来た場合には「ヒディンク・マジック」が出る可能性が。
とりあえず本日はスペインvsギリシャ。
控え選手中心のメンバーになりますが、それはそれで楽しみです。