EURO2008観戦記《その6》
スペインの第2戦。スウェーデンとの試合です。
相変わらずインスブルックの街は試合開始5時間前からこんな調子でしたw
さて試合。
スペインはロシア戦とスタメンに変化なし。
スウェーデンの方はよくわかりませんが、2TOPのイブラヒモビッチとH.ラーションはやはり怖い存在です。
■前半は五分五分
スペインはロシア戦の時よりもパスを回す事が出来ており、
時折混ぜるトーレスへのロングボールなども効果的に見えます。
そして前半15分頃、ショートコーナーからシルバへボールが渡ると
スウェーデンGKとDFラインの間へ絶妙なクロス。
それをトーレスが「ちょこん」と押し込んで早々とスペインが先制です。
トーレス、ようやく得点出来ました。
ロシア船も動きは良かったのですが、得点という結果に結び付いていなかったので
これで本人も一安心ではないでしょうか。
この先制点でスペインが勢いに乗るかと思いきや、今度は徐々にスウェーデンペースに。イブラヒモビッチがポスト役としてだけでなく、色々と動き回る事で攻撃の形が生まれてきます。
また、イニエスタがこの日はイマイチ調子が悪く、
ボールを中盤で奪われては逆襲を受ける事もしばしば。
そしてプジョルの交代(怪我?)後、右からのクロスからイブラヒモビッチが同点ゴール。
もっとも獲られてはいけない男に獲られてしまいました。
その後は一進一退な感じで前半終了。
■点が獲れない後半
後半開始から、スウェーデンはイブラヒモビッチが交代します。(怪我?)
現地で見ていて、一番怖い選手だったのでスペインとしては助かった感じ。
後半になるとスウェーデンのチェックが若干甘くなり始め、中盤でのこぼれ球をスペインが拾えるようになります。
こうなると試合はほぼスペインが支配。
…が、なかなか得点に繋がりません。
CKなどは背の高いDF陣にはじかれてしまい、チャンスになりません。
するとアラゴネス監督、思い切った策に出ます。
これまでスペインの中盤を支えてきたといっても過言ではないシャビ・イニエスタを
セスク・サンティカソルラに交代。
そのサンティカソルラは豊富な運動量で更にスペインを優勢にしてくれていました。
それでも得点できず、時折ピンチになりながら遂に試合はロスタイム。
「あ~、同点か。。。」
と思っていた直後、後方からのロングボールをトーレスが相手DFと競り合いながら潰れると、その裏に走っていたビジャがボールを拾ってそのままシュート!
ゴーーーール!!!!
いやいや、やってくれました。
ロスタイムでようやく勝ち越しです。
その後1分ほどで試合は終了。劇的な勝利で勝点3をもぎ取り、決勝トーナメント進出を決めてくれました。
次のギリシャ戦はいわゆる「消化試合」となってしまいましたが、
ギリシャとガチンコで戦うのは正直怖かったので、一安心です。
最後も勝って、C組2位と戦うべく勢いをつけてもらいたい所です。