ジェフのサポコミ議事録を読んで
以前からチラリチラリと書いていたように、
ジェフには社長以下フロントとサポーターが直接対話し、質疑応答出来る
「サポーターコミュニケーションデー」(以下サポコミ)なるものがあります。
他のクラブにこの手のイベントがあるのかどうかはちょっと知らないのですが、こういう機会が正式な催し物として存在するのは悪くないと思います。
で、2/2にこのサポコミがありまして、2/9にオフィシャルから議事録がアップされました。
こちらがその議事録です。↓
(http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/info/scd_info_08.html)
これは6ページもの大量な文章なので、全部読むのは正直ツライですw
が、私は実際にサポコミに足を運んでいないんで、頑張って全部読みました。
後半面白いです。やり取りが。
その議事録を読んでの印象は
「ヨドガワ社長としては、チーム強化についての責任は昼田氏(新GM)に丸投げ」
という感じ。
「とにかく、昼田氏に任せる」
という言葉が非常に多く出て来ていました。
まあ、GMですから、チーム強化の責任は負うでしょうけど。。。
「だから自分にあんまり責任負わせないで」的な逃げ口上に思えてしまうのは考えすぎでしょうか?
他には
「とにかくクラブ内でのコミュニケーションが不足している」
という事も数多く書かれていました。
フロント‐選手間をはじめ、会社内でのコミュニケーション、サポーターとのコミュニケーション。
今回の主力流出も、この「コミュニケーション不足」が1つの原因ではないか、という事です。
コミュニケーションが不足してるって、一般的な組織としても「どうなの?」という気がしないでもないですが。
あ、「どうなの?」って状態だから主力が流出しちゃうのか。
幸いにも今回GMになった昼田氏は非常に選手からの信頼が厚い人物なようですので、今後はどんどんとコミュニケーションを密にして選手達を安心させて下さい。
現在、キャンプでのチームの雰囲気はすこぶる良いそうですし。
あと、サッカー雑誌等に出ていた社長の失言なんかは、ヨドガワ社長的には
「マスメディアの悪意」だそうで。
もし本当だとしたら、どんだけ嫌われてんだって話ですが。
それと『古河工業サッカークラブの悪しき風習が残ってませんか?』のような質問には全く答えてないんですね。この人。
無関係な事を遠まわしに喋って誤魔化してる感じが。
というような感じで議事録を読んでいたのですが、何はともあれ今後社長は「フォローはするが変に手を出さない」そうですので、そのままでお願いします。
昨年のゴタゴタの責任を取って今すぐ辞任する気はないようですが。。。
色々とやり取りはあったようですが、直接対話するという機会はなかなかあるものでもないと思いますし、貴重なイベントだったのではないでしょうか。
クラブにとってもこうした「生の声」を直接聞けるのは良い事だと思います。
個人的には、これでとりあえず昨シーズンまでのゴタゴタは一区切りかな、と。
一区切りついでに、いなくなってしまった5人の主力選手達の新しい所属チームさんへ。
【FC東京様】
羽生はこれでもか!というぐらい走ります。妥協しません。
少し前の東京の「走るサッカー」を再現できるかもしれません。
ついでに平山君も同じぐらい走らせてあげて下さい。
【川崎フロンターレ様】
山岸は動きで勝負するタイプです。ご存知かと思いますが。
一人で勝負したり、豪快なシュートを打つタイプではなく、
使われて活きるタイプです。どんどん使ってあげてください。
山岸を使って相手DFを引き出す事で、貴方達の誇る「豪華FW陣」にチャンスがたくさん訪れると思います。
【ガンバ大阪様】
水本はジェフに止まらず、日本の若手の中でも有数のDFだと思ってます。
足も速くて、マンマークが強いです。
昔うちからそちらへ移籍した山口智とのコンビで、
更に強固なDFラインを形成できるのではないでしょうか。
【京都サンガ様】
状態が良ければ3列目からガンガン飛び出してゴールを狙う、相手にとって嫌な存在になる事が出来ます。
昔はヤンチャだったみたいですが、オシム元監督に下ですっかり大人になりました。
そちらのチームがJ1に残留するのに必要な戦力になり得ると思っています。
【セルティック様】
ウチの水野に目を付けて頂きありがとうございます。
彼は中村俊輔ほどのFKはありませんが、中村俊輔以上にドリブル突破を試みます。
最初は失敗するかもしれませんが、環境に慣れてくればやってくれると思います。
水野の為にも、練習の段階からガタイの大きいDFと競り合いを経験させて挙げて下さい。
負けず嫌いな彼は、それを交わす術を学んで行く事と思います。
こんな事書いていたら、ナビスコ初優勝の時を思い出しました。。。
この面子+阿部が、オシム監督の下で戦っていたのです。
あのオシムがうっすら涙していた事は忘れられません。
その頃のジェフよ、さようなら。
これからは新しいジェフを応援します。