海外移籍が思ってたより多い!?
1月が終わりました。
という事で、日本人の新たな海外挑戦を振り返ってみようかと。
何だか気付いたら結構人数増えてますよね?
小野(レッズ→ボーフム)
長谷部(レッズ→ボルフスブルグ)
水野(ジェフ→セルティック)
あと一応、
菊地(元ジュビロ→イエナ)
も含めると、この冬の市場で6人動いた事になります。
以前は結構セリエAが多かったような気がしますが、
最近はバラエティに富むようになりましたね。
というかドイツが増えたのかな?
とりあえずあからさまなジャパンマネー狙いがなくなってきた…のかもしれません。
■オリンピック世代の挑戦
今年はオリンピックがあります。
欧州や南米と違い、非常にこの「オリンピックのサッカー」に力を入れている(ように見える)日本においては、
今年のオリンピックでのU-23代表にも注目が集まるところです。
その中心メンバーとも言える2人が、このタイミングで海外挑戦。
これは今まであまり無かったのではないでしょうか。
たいてい、「オリンピック後に」というスタンスだったような記憶があります。
そういう意味では、この2人は勇気ある決断をしたのではないでしょうか。
個人的にはとても嬉しいですね。
水野・本田の2人ともフル代表での試合経験もありますし、「五輪代表」にとどまる選手ではないでしょう。
可能ならば今年のW杯予選のメンバーに食い込んで来て欲しいぐらいですから。
この2人がスコットランド・オランダで活躍出来るかどうかはまだ未知数です。
本田は既に試合に出場していますが、水野は使われるのかどうかもわかりません。
しかし、若くして違うリーグで戦うという事は必ずや本人の力になるはずです。それはサッカーだけでなく、人間としての成長も含めて。
なので、彼らにはとにかくたくさんの経験を積み重ね、自らの糧として欲しいですね。
■レッズ発ドイツ行き
奇しくも長谷部、小野というレッズの選手が、共にドイツブンデスリーグへ移籍を決めました。
この話題は書くの怖いんですけどねえ。頑張って書いてみます。
長谷部にはやはり「ドリブル」のイメージがあります。
テクニックというよりかはスペースを見つけてスルスルと抜けていく“カカ”タイプのドリブラーという印象。
ドイツで果たしてそういったプレーが出来るのかどうか…と楽しみにしていた矢先に怪我をしちゃいましたね。
幸い軽い怪我だという事で、近々公式戦デビューするらしいです。
頑張って頂きたいところ。
そして小野。
「天才」「リアル大空翼」「ベルベット・パス」と、
まあ長い事“日本最高級のテクニシャン”的な存在だった人ですね。
『だった』とか過去形で書くと
「まだ終わってない!」
とのお叱りを受けそうですが、
少なくとも昨シーズン、いやレッズに復帰してからの2シーズンはその実力を存分に見せ付けたとは言い難いでしょう。
しかし、それでも多くのファンが希望を見出す存在。それが小野なんですね。
私もまだまだ小野は出来ると思ってます。
ただし、昔のような「天才的なプレー」を期待するのは酷だとも思っています。
基本、落ち着いたパスさばきをして、忘れた頃にピンポイントパスとか。そういうプレーヤーになって欲しいかなあ、と。
でもまあそんな期待を逆に良い方向に裏切ってくれる事も望んだりして、結構複雑な思いです。
とにかく、私は小野が笑顔でサッカーをする姿を見たいです。
小野が楽しそうにサッカーをやっている時に、彼の独特のプレーが見られると思ってますので。
今回の移籍でまた環境が変わりました。
レッズにいた頃の甘えも監督との考えの相違もリセットされる訳です。
ここらで一発勝負をかけて、是非「移籍して正解だった」と思わせて欲しいところです。
■驚きの海外移籍。鈴木と菊地
菊地は以前も練習に参加してましたからそこまで驚いてはいないです。
(契約してくれた事には驚きですが。一応、前科持ちですし。)
彼も若い頃から非常に評価の高かった“逸材”ですよね。
アテネオリンピックの頃は「若いのに落ち着いた選手」というイメージでした。
まだ23歳。過去の過ちはしっかりと反省した上でサッカーに専念し、もっともっと驚かせてもらいたいです。
で、今回最大のサプライズと言ってもいい鈴木隆行。
いやー、ヴェルディ行くと思ってたのに。
まさか海外で、まさかMLSです。
ホント、彼は色んなところに移籍してますよね。
苦労人というか何というか。
そのチャレンジスピリットには頭が下がります。
ブラジルとベルギーとセルビアとアメリカでプレーした日本人選手なんて、他にいないんじゃないですかね。
調べてませんけど。
この人にはもう「言葉の壁」とかいうのは気にならないんでしょうか。
いや、本当に凄いと思うし、ビックリでした。
(※ちなみにまだ正式にはチーバス移籍は決定してないみたいですね)
今回の移籍選手の中でも、上手く行く人とそうでない人が出てくる事でしょう。
でも、どうなっても間違いなく「貴重な経験」だと思います。
なので、チャンスがあるならば選手はどんどんチャレンジしてもらいたいですね。
長々と失礼しました。