【vsコロンビア】勝った!
正直驚きました。
苦手な南米、直前の監督解任、まとまらないチーム…と、
ネガティブ要素をあげたらキリがない状況でしたが、
まさかまさか、このタイミングで一番の試合を見せてくれました。
勝因はどう考えても「徹底した守備意識」
引いて守るわけではなく、チームの1人1人が100%の力を出し切って
相手ボールになった瞬間から奪いに行ってたし
かといって無闇やたらに突っ込んで交わされるわけではなく、
粘って粘って守ってましたね。
南アフリカと同じです。
結局、日本は「粘って守る」ということを徹底しようとしたときに
一番力を発揮するのかもしれません。
========
先発メンバーは少し驚きがありました。
槙野ではなく、昌子が先発だったので。
で、報道されていた「乾ベンチで宇佐美スタメン」じゃなかったのでホッとしました。
日本が勝つには前線からの運動量が必須だった中で
乾を外す選択はないだろうと思ってたので。
なので、この試合には全員に合格点をあげたいけれど
その中でも特に西野監督に最大級の賛辞を送りたいです。
あと、原口は本当に頑張ってた。涙が出るほど。
=========
とにもかくにもいろんな人の期待を良い方向に裏切ってくれた日本代表。
これで少なくともグループリーグの最終戦まで楽しむ権利を得たわけです。
次のセネガル戦も、気持ちのこもった試合を期待してます!
いやー、嬉しい!
残念な解任
ハリルホジッチ監督解任ですか…。
このタイミングで。
田嶋会長は「マリ戦、ウクライナ戦の勝ち負けではなく、選手と監督の間に不信感が生まれていたため」
みたいな説明してましたけど、
本当は「監督と協会・メディア・スポンサー連合の間に軋轢があった」の間違いじゃないですかね?
仮にスポンサーの意向だとしたら、本当にどこ向いてサッカーやってんだって話ですけど。
個人的にはハリルホジッチ氏のサッカーを本番で見たかったです。
本当に無能なのか、何か策を隠していたのか。
前者なら前者で結果として受け止めざるを得ないし、
後者であれば(これを望んでいたので)、それを確認したかった。
対戦相手を研究し尽くすタイプの監督だったので、本番に期待してたんですけどね。。。
初戦のコロンビアなんて、普通にやったら99%勝てなさそうですけど、
「初戦」であることと「ハリルホジッチ氏による対策」がハマればもしかしたら、と思ってたし。
=================
そもそも論として、本番以外の結果で解任論が出ること自体不思議なんですよね。
求めているのは本番での結果でしょう。
監督だってそこに合わせて色々考えているだろうし。
「いまだに選手を試してる」っていう批判もありましたけど、
直前まで選手を試してはいけないというのは誰が決めたんですかね?
チームとして熟成しないのはわかりますが、熟成せずとも個の力で何とかするっていう手法ってだけだと思いますが。
(それが日本代表にマッチしているのかどうかの本当のところは本番でのみ判明するはず)
=================
決定してしまったので覆せませんが、
このことで今回のロシアW杯後の総括もあやふやにされてしまうでしょう。
どんな結果を出したところで
「でも2か月前に急遽監督が代わったから」っていうエクスキューズが付き纏います。
まぁ、アギーレ氏を更迭した時点で4年間の総括にはならないんですが、
それでもハリルホジッチ氏によるアジア予選以降の戦術やチーム編成の総括は可能でした。
今回はできません。
なぜなら、ハリルホジッチ氏が本番でどのようにするつもりであったのか、誰にもわからないからです。
これこそ「ブラジルW杯からの4年間が無駄」なのです。
=================
とりあえず、日本サッカー協会は今からロシアW杯以降の監督探しをしてください。
お願い。
んでその監督を選んだ理由を理屈っぽく述べてほしい。
「W杯で経験のある」とか「Jリーグを知っている」とかではなく、
日本代表はこういう弱点があり、こういう強みを持ち、今後の方針としてこのようにしていくつもりなので
このような特徴を持ってこういう実績があり、話し合いの結果日本の方針に賛同してくれたのでこの監督です、
というようにね。
無理だろうなぁ。
【vsマリ】うーん
久々なうえにこっちでは初のまともなエントリー。
どんなノリで書けばいいのかわかんないけど適当に書き殴ります。
冬季オリンピックも終わり、サッカーファンとしては待望のW杯シーズン本番を迎えた感じなのですが、
世間はなかなか盛り上がっていないようです。
それを
「サッカー人気落ちたな」
「日本代表弱いしな」
みたいに揶揄する人もいるようですが、どっちかといえば日本代表戦がしばらくなかったのが影響しているだけかと。
残念ながらメディアさんはJリーグを取り上げてくれませんからね。
で、久々の代表戦、マリとのフレンドリーマッチについて感想などを。
=================
最終的に中島がめでたく代表初出場で初ゴールを決めて
何とかドローに持ち込んだ訳ですけど、
試合内容としては残念な感じでした。
最初に感じたのは「もったいない」という思いですね。
失点ももったいなかったし
大島の負傷退場ももったいなかった。
宇佐美を引っ込めたのももったいなかったし、
小林の使い方も何だかもったいない感じでした。
要するにハリルホジッチ監督の采配(交代の仕方)にイマイチ共感できなかった訳です。
何でしょうね、アレ。
パスの出し手が続々といなくなって、みんながボールを待つという状況。
そういう意味では山口蛍と三竿が攻撃の質をガクッと下げた感じがあります。
大島がかなり良かっただけに。
あと、小林は動き出しとかもらい方とか上手いのかもしれないですが、
あのチームであの使われ方では多分活きないでしょうね。
アタッカーとしては個の力が無さすぎる。
ついでに小林と本田出すなら、
小林を右WGにして本田をST気味にした方がよっぽど流れが良くなったんじゃないかな?とか思いました。
守備に関しては、マリも身体能力ゴリ押しで来た感じがあって対応もし易く、
昌子・槙野のコンビも安定していたとは思うのですが、
攻撃に関しては連携ゼロだったのも影響してか、得点の気配がほとんど無かったですね。
これどうするんでしょうか。
本番までに何とかできるのかなぁ。
===================
ま、連携についてはこれから高めてもらうことを期待して、
とりあえず個人評を。
- 中村:個人的には川島より安心できる。
- 宇賀神:たぶん落選。良いクロスとか運動量とか見せたけど、バタつきすぎ。
- 昌子・槙野:安定。特に槙野がどんどん良くなっている気がする。
- 長友:いつも通り。というか確実に能力が落ちてきてるので怖い
- 大島:なんか呪われてるのかと思うぐらい、良いプレーすると怪我して退場しますな。かわいそう。あのままフル出場してたらMOM級だったかと。
- 長谷部:いなくなるとわかる大切さ。
- 森岡:上手いときはあるんだけどなぁ…。多分落選。
- 久保:フィニッシュあんなに弱かったっけ?出始めのギラギラ感が薄れてきてる。
- 大迫:相変わらず孤軍奮闘。アフリカの選手背負ってマイボールにできるのは全盛期の本田かこの人ぐらいでは?
- 宇佐美:個人的にはかなり良かった気が。久保へのアシスト未遂とか。
- 酒井高徳:試合終盤の本田がオフサイドになったパスでがっかり。状況判断できなさすぎ
- 山口・三竿:目立たず。こういう試合では一番目立ってほしいポジションなんですが。
- 本田:FKで失望
- 小林:上に書いた通り。代表で輝くタイプじゃない。
- 中島:結果が出て良かったね。今の代表にいないタイプなので好調を維持してくれるならメンバー入りしてほしい。
===================
次のウクライナ戦では柴崎とか杉本とかが出るんでしょうかね。
もうちょっと攻撃の工夫みたいなのが見られると嬉しいのですが。
E-1終わって(殴り書き)
旧「東アジア選手権」である所のE-1選手権。
だいぶ時間が空きましたが、結果として日本は2位でした。
ハリルホジッチ監督はリベンジできなかったですね。
そんなE-1関連で感じたことなどを思いっ切り書いてみました。
=====
韓国戦の後からやたらめったら
「ハリルホジッチ監督更迭論」が出てきてる気がするのですが、気のせいでしょうか?
毎度毎度監督の更迭論が出るたびに書いてますが、
* ホントに解任して、誰か新しくて優秀な人が来てくれるの?
* 日本は個がレベルが高い訳じゃないのに、それなりに積み重ねてきたものをぶっ壊して勝算あるの?
ってところが置いてけぼりです。
雑に考えても、現段階で招聘できる新監督が優秀であり日本に良いものをもたらしてくれる確率なんて25%以下でしょ。
そんな分の悪い賭けに喜んで乗っかろうとする精神が理解できません。
それぐらい、みんなハリルホジッチ監督が嫌いなんだなぁ、としみじみ思います。
=====
ま、あの韓国にボロクソに負けた怒りをぶつけたい気持ちはよくわかります。
確かにあの試合はダメでした。
ラモスの言う「気持ち」が入ってたかどうか、本当のところはわかりませんが、
選手たちを見ていてガッツリ戦ってるな、というのは残念ながら感じられませんでした。
監督もプレー1つ1つにリアクションはするものの、
「選手交代」や「戦術指示」みたいな立て直しを図るような様子もありませんでした。
=====
これがフルメンバーでちゃんとした大会であり、優勝を狙っているとかだったら
百歩譲って「監督更迭」を声高に叫ぶのもアリかもしれません。
(それでも私は反対しますが)
でも、この大会の目的って何でしたっけ?
絶対優勝すること事?意地でも韓国に勝つこと?今までやって無い事をやってでも勝利を得ること?
違いますよね。
そもそも招集可能なメンバーが限られている中で、
逆にその条件を有効活用して、新たな人材を探す。
目的はそれぐらいでしょう。
優勝はできれば嬉しいけど、最優先事項じゃない。
今までやってなかった事をやるなんて言語道断。それこそ意味がないですから。
だから監督は敢えて今までのメンバーと同じやり方を求めたんじゃないでしょうか。
で、選手がそれに応えられなかっただけ。
何だか、「vs韓国」ってことで冷静になれない人が多すぎる気がします。
=====
「いやいや、そもそもハリルホジッチ監督の戦術ではもうダメでしょ」
みたいな論調もありますね。
何が「もうダメ」なのかは色々あるのかもしれませんが、
「勝てそうにない」とか「停滞感がある」とか「日本人の特性に合ってない」とかですかね。
前者2つは個人の肌感覚なので何とも言いようがないですが、
特性に合っていない、というのはわからんでもないです。
特に“デュエル”について、多くの人が「日本人が『デュエルで勝つ』のは難しい」と感じていると思うんです。
ただ、ハリルホジッチ監督は「『デュエルで勝つ』ことを日本の武器にする」なんてことは一言も言ってないはずです。
「試合に勝つにはデュエルで勝てないといけない」とは言っていましたが。
私は「ぶつかり合いとか1vs1で逃げてたらいつまでたっても強豪に勝てないよ」という意味だと認識しています。
まぁ難しいですよね。デュエルで勝つの。でも、日本が強豪とやるときにデュエルで全敗している訳じゃないと思うんですよ。
そこでこう考える訳です。
★そうは言っても何回かデュエルで勝ったシーンもあった。じゃあ何で勝てたのか。
⇒相手の態勢が崩れてたから?相手が舐めてたから?
じゃあそういう状況にするためにどうすれば良いのか。
★デュエルで五分の勝負だったシーンもあった。
⇒じゃあ五分から6:4に、いや、5.5:4.5でもいい。
少しでも勝てる可能性を上げるにはどうするのか。
…ってことですよね。
でも非難する人たちはこういう風に捉えてくれないようです。
もしくはわかってるけど無視してるか。
=====
「ロクに策もなくただただ縦ポンしてる」
という意見も散見されました。
が、それをやってるのは選手ですね。
監督は「とにかく縦ポンしろ」という指示は出していないはず(たぶん)。
「ボールを奪ったら素早く縦を狙え」とは言っていたので、そういう指示を出していることでしょう。
これを、選手が「ボールを持ったらとにかく縦に蹴り出せ」にしてしまっているんです。
何故なら、プレッシャーが激しかったり周囲の動きが足りなかったりして
焦ってしまい、「縦へ早く」の部分だけでも遂行しようとしているからじゃないでしょうかね。
それでも監督が悪いから更迭すべきなんですかね?
=====
「選手が上手くやれてないのを修正できなかった!」
という話もありますね。
これ書き出すと話がループするんですけど、
この大会の狙いは「使える選手の見極め」です。
「使える選手」=「監督の狙いを理解して遂行できる選手」です。
(もしくは超絶スペシャルな個人能力を持つ選手)
で、選手が上手くやれてません。
大会で優勝することが第一義ではない以上、無理して修正する必要はないと思います。(見極め優先)
仮に修正の指示を出したとしても、当初の指示すら遂行できない選手が対応できますかね?
=====
**
「大会に出た以上、勝利・優勝を目指すのが義務だ!」**
という人もいるでしょう。
そういう価値観を否定するつもりはありませんが、
(公に「優勝狙いません」とは言わないでしょうけど)ハリルホジッチ監督は違うし、このE-1にもそんな価値はありません。
=====
ということで個人的には更迭すべき理由が見当たらないのですが、如何でしょうか。
ま、私は今までの監督があまりトライしていなかったことをやっているハリルホジッチ監督を好意的に見ているので、
どうしても贔屓目に見ちゃいますけどね。
本番まで楽しみに待ちましょうか。
ビッグ3て
巷では
「本田・香川・岡崎のビッグ3が選出から漏れた!」
「なんで強豪相手にベストなメンバーじゃないんだ!」
「今更新しい選手のテストなんて言語道断!」
とか何とか。
一方で
「単なる世代交代。これが普通」
「実力解ってるし」
みたいな冷めた(?)意見もちらほら。
まぁそもそも「ビッグ3」とかいう呼び方自体が痛々しいポイントですよね。
ハリルホジッチ体制になって、この3人はすでに盤石じゃなくなってるのに。
いつまで過去の栄光に縋るのでしょうか。マスコミさんたち。
…というように、私は割と捻くれ者ですので
今回の選手選考に関しては
「いいんじゃない?」
と考えてます。
理由をつらつらと。
①そもそもこの3人は今の戦術にマッチしてない
1トップに「収める」「はたく」を求め、「裏抜け」をそこまで求めていないのは明白なのに
「収める」「はたく」のが下手で「裏抜け」を長所とする岡崎が一番わかり易いですかね。
もちろん、岡崎には他にもたくさん長所があるのは知ってますよ。
諦めない気持ちだったり、自分が犠牲になるのを厭わない献身性だったり、恐れずに飛び込む勇気だったり。
でも、ハリルホジッチ監督はそれらを求めてないんですよね。
これが2トップだったら話は違うのかもしれないのですが、1トップである以上どうしても、ね。
香川に関してはいつまでたっても代表で不安定だし。
そもそも香川は「弱いチームを個人の能力で強くする」タイプの選手ではなく
「強いチームに入って周囲に活かされると最高に輝く」タイプの選手です。
日本代表は弱く、ドルトムントは強い。
(今の順位とか細かい所は置いといて)
周りが上手い中でそれに合わせることのできる技術と判断力を兼ね備えてるのであって
周りがそうでもない中だと浮いちゃうんですよ。
本田は右サイドで使えず、全盛期の身体の強さや競り合いの強さがなくなっているので順当。
逆に言えば、それらが回復するのであれば3人の中で最も代表に近いのでは。
「デュエル」とか、本来強い選手ですからね。
(香川と岡崎はデュエルが強いとは言えない)
②①の理由から、この3人がいなくても「ベストメンバー」
正直①で言いたい事全部書いちゃったのであとは補足みたいな感じです。
少なくともハリルホジッチ監督が目指しているものの1つはアジア予選のオーストラリア戦での戦い方。
中盤でボールを刈り取って、1トップに収めて素早く周囲が上がっていってゴールを奪う、みたいな。
「中盤でボールを刈り取る」のに香川は向いていないし
「1トップに収める」のに岡崎は向いてないし
「素早く周囲が上がって」いくのに本田は向いてない。
香川のためにトップ下を置くフォーメーションにしたところでボールを奪いづらくなるし、
岡崎のために2トップにするのはリスクが高すぎる(日本代表は中央付近に選手がいないと機能しなくなる)
本田を右サイドにおけばスピードが低下するし、パスで繋ぎたがってしまう。
それが本田全盛期の最も強い戦い方だったので、その選択をする本田の気持ちはわからんでもないです。
とにもかくにも、監督がベストだと思っている選択肢が
大迫
原口 久保
(乾) (浅野)
井手口? 山口?
長谷部
なのだから、彼らが呼ばれないことに特段不思議さはないのです。
ちなみに井手口、山口のところはまだ監督に迷いが感じられていて
そこに長澤がハマるかどうか、というのが今回のポイントだと思っています。
③強豪相手だからこそ良いのでは
①②のさらなる補足です。
要するに3人がいなくてもハリルホジッチ監督の考えるサッカーは実現できる訳です。
で、その戦術が強豪相手にどこまでできるか、を見たいってのが今回の遠征の意義ですよね。
呼ばれたメンバーがベストなんだから、それで戦えば良いんですよ。
で、長澤や森岡についてはいきなりスタメンとかにはならないと思います。
レギュラーにケガとかが無い限りね。
長澤については②にも書いたインサイドハーフとしてどこまでやれるか、
森岡に関しては正直わからないのですが、中盤を正三角形にした場合のトップ下として
香川にはない能力を出してもらいたいって感じでしょうかね。
なので森岡は出番無いかも。(もしくはインサイドハーフで出場)
で、本当に通用するかどうかを見極めるには強豪相手が一番ですよね。
仮に先のニュージーランド戦やハイチ戦でちょっと良かったからと言って、
中堅国や強豪国にどこまでできるのか、未知数なんだから。
ブラジルやベルギー相手に、他のメンバーがほぼベストの状態でオプションとして入って、
フィットすればOKだし活躍したら万々歳。ギクシャクしたら不合格。
実にわかり易いじゃないですか。
-----------
ということで、何をそんなに大騒ぎしているのかさっぱりわからないというのが本音なのですが、
監督を叩きたい人達にとっては願ってもない「ネタ」なので騒いでるんでしょうね。
ま、監督にも非があると思いますよ。
「調子が良い選手を選んだ」みたいに言っちゃってるから。
個人的には「なんで中村航輔呼ばないんだよ!」ってところだけです。
あと長澤がジェフにいたことを誇りに感じています。
ロシアに行ける
超々久しぶりのエントリーです。
そうしたくなるくらいの試合をしてくれました。
vsオーストラリア
勝てばロシアW杯出場、負ければ少しだけ暗雲立ち込める感じの一戦。
※事前にUAEが頑張ってくれたのは良かった
まぁ戦前はいつも通り周りが五月蠅かったこと。
>「ハリル解任!?」
>「オーストラリアに勝ったことない」
>「サウジ戦はアウェイだから勝てない」
>「ハリルで勝てる気がしない」
>「後任は手倉森氏が暫定監督で」
とか何とか。
2つ目は事実ではありますけどね。
特にマスコミは日本に勝って欲しいのか負けて欲しいのかよくわからなかったです。
(インパクトがあれば何でもいいんでしょうけどね)
更に事実として、これまでW杯アジア予選で主力だったメンバーが
割とコンディション不良でした。
大迫はケガ明け(間に合って良かった)
本田は移籍後あんまり試合に出てない&ケガ
香川も試合にあんまり出れてない
原口は移籍できずに干され気味
久保は昨シーズンがウソのように結果が出てない
長谷部もケガ明け
そんな中、スタメンは日刊スポーツが予想した通りにやや驚きの布陣。
日刊スポーツにはスパイがいるぞ。
大迫
乾 浅野
井手口 山口
長谷部
長友 酒井宏
昌子 吉田
川島
個人的な驚きポイントは浅野でした。
今まで代表で良い所がなかったですし。
あと中盤に攻撃的な選手を配置しなかったところ。
柴崎が出ると思ってました。
ただしこれは狙いを聞けばなるほどと納得。
結果的には2-0勝利。
しかも抜擢した浅野と井手口が得点。
ハリルホジッチ監督の采配が見事に的中した形になりました。
実際、監督はオーストラリアをかなり分析していたようで
「まるで自分のチームかと思うぐらい」に感じていたようです。
(NHK-BSで実況の人によると)
そこから、執拗に繋いでくるオーストラリアに対しては
引いて守るのではなく、パスの出処から潰してそのままカウンターが有効、
という結論に達したのでしょう。
これでオーストラリアが急に長いボール蹴ってきてたらマズかったかもしれませんが、
分析通りに繋いできてくれて、ハリルホジッチ監督の想定通りに事が進んだ訳ですね。
木村和司さんも「繋いでくるなら全然怖くないよ」と連呼してましたw
日本代表は以前からアバウトなロングボールをフィジカルでものにするようなチームが苦手でしたし。
とにもかくにもこれでロシアへの切符を手にすることができました。
素晴らしいです。
本田や香川が出ることなく勝利したので「世代交代か?」とも言われてますが、
そもそも世代交代できてなかったのがようやく進み始めただけですし、
何よりこの1試合ですべてが変わる訳ではないのです。
今後、本田や香川が必要な時も必ずあります。
単に彼らが「絶対的なスタメン」じゃなくなって正常なチーム内競争が行われるようになったという事です。
最後に、個人的な評価を。気になる人だけ。
=================
⇒この試合は良い酒井宏樹でした。今までは本田に遠慮してたのかも。
吉田
⇒1つ危険なのがあったにせよ、完封。みんなもっと褒めてあげて欲しい。
ミスったときに晒し上げるだけは良くない。
長谷部
⇒同じような奪われ方が2~3回ありましたね。相手が来ないと決めつけて油断しちゃってました。
あれはリベロやってる時のクセ?
山口
⇒相方がモンスター級の活躍をしてしまったがために影が薄くなってしまった人。
十分に持ち味を発揮してました。
井手口
⇒21歳であのプレーは凄すぎる。文句なしのMOM。
背が高かったら…と無いものネダリをしたくなる。
浅野
⇒点を決めたからチャラ。
でも酒井宏樹と全く息が合ってなかったし、ボールを持っちゃうと何にもできなくなってました。
大迫
⇒MOM級の働き。
世の中には「強い身体を活かしたポストプレー」だけではなく
「しなやかな竹のような身体の使い方でのポストプレー」があることを知らしめてくれました。
アレは凄い。屈強な身体を持つDF達とドイツでやりあってるだけある。
あんな身体の使い方されたら、DFはお手上げです。
=================
これでサウジ戦は消化試合になりますが、
果たして杉本や柴崎は使ってくるのかな?
それとも今回出番のなかったベテラン達を出すのかな?