眠さを忘れたCL決勝
日本代表がキリンカップで親善試合を終えた6時間後、
遠くローマの地でチャンピオンズリーグの決勝が行われました。
日本時間だと28日AM3:30。
ここの所ヨーロッパサッカーを観れていなかったのですが、
この試合だけは逃すまいと、気合を入れて起きましたよ。
ある意味一番期待されていた決勝カードですからね。
私自身はリヴァプール好きだったりするんですが、
残念ながら彼らはとんでもない打ち合いの試合の末に敗れてしまいました。
で、どっち目線で応援しようかなーと考えて、
ヒネクレモノなので。
■開始10分で
さて、試合開始直後から猛攻を仕掛けるマンU。
バルサに全くボールをキープさせず、前線から猛チャージ。
「こりゃマンU強ぇ」
と思った矢先、いきなりペナルティエリアちょい外からFKのチャンス。
蹴るのは当然、C.ロナウド。
これをバルサDFが間一髪でブロック。
その後もC.ロナウドが胸トラップからボレーでゴールを狙ったりして、
いつ点が入ってもおかしくない感じでした。
で、
入りました。
バルサに。
ようやくバルサがマイボールにしたと思ったら
ニアに一閃!
何とビックリ。開始10分で先制です。
しかもかなり押されていたバルサが。
この決定力。
何より、イニエスタが本当に小憎らしいほど上手い。
■望み通りの展開(観てる側的に)
試合前、バルサとマンUの守備力を比べたらやはりマンUの方が一枚上手だ、という評判でしたし
実際のリーグ戦の成績を見てもその通りなので、
バルサは下手すると完封されてしまうのでは、という見方もありました。
しかし、実際はバルサが先制。
これでマンUは点を獲りに行く必要が出てきたので、試合としてはより面白くなってきました。
バルサはDF陣を怪我や累積警告で欠いている為、決して万全とは言えず、
マンUの攻撃陣をどう抑えるかも見所でした。
そこで光ったのが右SBに入ったプジョル。
元々このポジションも出来る選手だとは知っていたものの、
アウベスと比べるとちょっと。。。と思ってたんですよ。
ゴメンなさい。プジョル先生。
あなたは右だろうがセンターだろうが、魂のこもった最高の守備をする選手でしたね。
ルーニーを自由にさせず、
パクチソンの動きを封じ、
また、バルサの攻撃ともなればアウベスばりに前線に上がって行き、
クロスを供給するわシュートを撃つわの大暴れ。
(クロスの質が若干低いのとシュートが軽く止められたのはご愛嬌w)
個人的には影のMVPをあげたいくらいでした。
話を全体に戻します。
1点獲った後のバルサは本来の落ち着きを取り戻し、
例によってパスを繋いでいくサッカーを展開します。
そうなると光るのがシャビとイニエスタ。
どんなに囲まれても奪われない。
簡単にいなしてしまうこのスペインのコンビの前に、
マンUも走り回らされていました。
こりゃ、スペインも強いわけだ。
■反撃体勢
更に後半20分過ぎにはそれまで動き回っていたパクチソンに代えて
ベルバトフを投入。
もう4トップ的な布陣です。
しかしその直後、相手のパスを巨体に似合わず素早い動きでカットしたプジョルからシャビへとボールが渡り、
シャビは絶妙なセンタリング。
長身のファーディナントの頭を越えて小さなメッシの頭にドンピシャという、
超絶パスでした。
メッシが頭で捉えたボールはゴール左隅に吸い込まれ、2-0。
これでほぼ、勝負アリ。
その後はベルバトフが何度か惜しいシュートを放つものの、
集中を切らさなかったバルサ守備陣の前に得点出来ず、
2-0でバルサがビックイヤーを獲得しました!
これでバルサはリーグ戦、国内カップ戦、CLの3冠達成。
スペイン勢では初、だそうな。
しかしグアルディオラ監督はこれで一気に名将の仲間入りでしょうか。
1年目でこの結果は素晴らし過ぎる。
来年以降、周りの目が厳しくなりそうで怖いです。
それにしても起きてて良かった。
決勝ってのはガチガチの守り合いになる可能性もある訳で、
眠い時に守り合いの試合を観ると結構ツライんですよね。
この試合、ハーフタイム以外は目がランランとしてましたw
CWCでもこれぐらいの試合してくれると嬉しいんですけどねー。