EURO2008観戦記《その11》
オランダまで敗れ、プチ波乱が続くユーロです。
これまでいずれもグループリーグ2位のチームが1回戦を勝利しているという嫌な流れの中、スペインはイタリアと対戦。
グループ1位が2位に負けるってのはやっぱアレですかね。
勢いの違いというか、3試合続けて緊迫感のある試合を続けたチームと、1試合消化試合的なモノを挟んだチームの気持ちの微妙な差でしょうかね。
憶測ですけど。
で、スペインですが、もう結果を先に。
0-0でPK4-2、薄氷の勝利です!
この試合は守備陣が良く頑張りました。特にセナとプジョルと、何といってもカシージャス。
良くぞ0点に抑えたものです。
攻撃陣はちょっとイマイチでした。
スペインの悪い癖で、繋ぐ事や完全に交わす事を第一に考えすぎて、決定的なチャンスをなかなか作れませんでした。
まあ次の試合で気合を入れなおしてくれれば良いです。
それにしてもイニエスタの不調はなかなか治らない様子。
今日の勝因の1つとして、PKを行ったゴールがスペインサポーター側だったというのもあると思います。
何といっても恐ろしい程のブーイング。
延長に入って時間稼ぎっぽい事をしたディ・ナターレに対してのブーイングは特に凄かったです。
あれは絶対にやりにくいはず。
スペインが勝った事で、ようやく「グループ1位通過が負けるジンクス」が破られました。
次は1度勝ってるとは言え、エースのアルシャービンが入ってから更に強くなったロシアです。
油断なりませんが、こちらもイタリアとの死闘を制したのですから、
自信を持って自分たちのサッカーをやって、晴れの決勝へ進みたいものです。