【W杯 vsスペイン】夢のような勝利
W杯の舞台でドイツとスペインに逆転勝ちするなんて、夢でも見てるんじゃないかしら。
そんな大会です。
ご存知の通り日本代表は「負けたら終わり」という試合で強豪スペインに見事な逆転勝利を収め、グループリーグ首位通過となりました!
ちょっと試合を振り返ると、やはり守備的に入る日本。この試合は最初から3バック、というか5バックでスペースを消して、相手CBへのプレスを諦めてブスケツにボールを触らせない狙いでしたね。
これ自体は最後まで非常に効いていたかと思います。
ただ、意識が守備に行きすぎて非常に後ろに重い。
なのでどうしてもマイボールにするのが相手ゴールから遠い場所になってしまって良い攻撃には繋がりません。
まあそもそもスペインのパスの巧さもあって、そうそうボールが取れない時間が続いてましたね。
そんな中、マークのズレであっさりモラタに先制ゴールを奪われます。
ぶっちゃけこの時点で「やっぱり無理かー」とか思ってました。ごめんなさい。
ただ後から考えたら、確かに点を奪われたんですけどスペインの得意の形って訳では無いんですよね。
いわゆるパスサッカーで中央をズタズタに引き裂かれて…みたいな形だと絶望感も大きいんですけど、先に書いた通りブスケツを抑えることでスペインの中盤に自由にやらせる事は無かったように見えました。
そして勝負の後半。
またしても堂安がやってくれました。
この男は大舞台、そして劣勢になるととんでもない集中力を発揮するんでしょうか。
あんな力強いミドルを打てるってのも素晴らしい。
堂安のゴールに繋がった一連のプレスも最高でしたね。
前田、三笘、伊東が厳しく行ったことで生まれたチャンスでした。
さらに畳み掛けて三笘のギリギリのクロスから田中碧。
普通に見てたらボールは出てるように見えましたが、最新のテクノロジーはほんの数ミリ出ていなかった事をしっかりと判定していました。
何より諦めなかった三笘、詰めていた田中の執念が実ったとも言えるゴールでした。
その後はやはりまた我慢の時間が続く訳ですが、三笘の守備がこれまた凄かった。
攻撃的な選手だから守備軽いのかな?とか思いがちですし実際オリンピックでは軽かったんですが、
この試合の三笘は完全に相手の右サイドを殺してました。
一方の相手の左サイドは伊東が死ぬほど頑張って抑えた後、冨安で更に固めるという名采配。
これでスペインはサイドも防がれ、真ん中もブスケツが抑えられで打つ手が無くなってました。
それでも終盤、アセンシオのシュートのこぼれ球を吉田が間一髪でクリア!
混戦の中をワンツーで抜け出してあわや…というシーンを権田がナイスセーブ!
そんな集中した守備を見せてくれました。
これでタイムアップ。
試合中、日本とコスタリカが勝ち上がるという時間帯があったり、追い付かれたらグループリーグ敗退になるっていう時間帯があったりで
本当に心臓に悪い早朝の試合でしたw
次はクロアチアです。
相性とか何とか考えず、強い守備から諦めない攻撃で勝利を掴み取ろうとする日本代表をまた見せてもらいましょう!
【W杯 vsコスタリカ】なんだこれ
せっかくドイツに勝ったのに台無しですね。
コスタリカが難しい相手なのは分かっていたんですが、日本があまりにも相手に合わせてしまった。
前半、相手がボールを持ってもプレスが嵌まらない。
追い方の問題ですかね?上田はパスの出方を限定できず、相馬はプレスに行くのが毎回遅いので良い形で取ることがなかなかできず。
それでも何度かチャンスは作るものの、決定機と呼べるものはほぼ無かったですね。
というか上田が全く機能してなかったように見えました。
後半、三苫を出したにも関わらずボールが渡らず。
伊藤は囲まれてる三笘を嫌がったんでしょうか。それならボールを出してまたすぐ貰えば良いのに。
そしてあの失点シーンは吉田のクリアミス+伊藤のライン上げ忘れ。
あそこで気が抜けるようなプレイが2つ重なったら失点は免れませんね。
その後の攻撃では遠藤が大ブレーキ。
ボールは奪うんですが、無駄に持ち過ぎて奪われるってシーンが続いた時は流石にやめて欲しいと思ったぐらいです。
全体的に見て、ドイツ戦の前半に並ぶぐらいのダメっぷりでした。
これで次のスペイン戦は勝ち点が必要です。
まあW杯前は「1勝できれば御の字」ぐらいに言われてたんですから、
選手達も相手が強い弱い関係なく、勝つためのプレイに集中して欲しいです。
【W杯 vsドイツ】歴史的勝利!
あのドイツに
日本が
2-1で勝つなんて!
いやー、一晩たった今でも考えただけでジーンときます。
「初戦で勝点取れないとグループリーグ敗退濃厚」
「相手はW杯優勝4回のドイツ」
「前回初戦で韓国に負けた教訓があるから油断無し」
とまあ、負けられないけど厳しい要素は揃ってました。
それらをすべて跳ね除け、見事に最高の結果を残した代表のメンバーに心からの敬意を表したいです。
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試合は前半、押し込まれまくってましたね。
特にドイツの中盤+左SBのラウムにやりたい放題ボールを回され、日本はボールを奪えませんでした。
慎重に入ったのと、マークのズレで混乱があったように見えました。
失点シーンは権田のファウルからのPKでしたが、その前に日本の右サイドがスカスカになっていたのがそもそもの原因であり、アレがなくても失点は時間の問題だったのではないでしょうか。
そして前半終了間際。
VARでオフサイドになりましたが、その直前のプレイ(権田がシュートを弾いた後)で日本の選手が全員棒立ちになってるんですよね。
あれを見た時、もう勝てないと思ってしまいました。
それでもなんとか前半を0-1で凌いで、後半へ。
後半、久保を下げて冨安投入。(あと前田→浅野)で3-4-3(あるいは5-4-1)に変えてきました。
「この期に及んで3バックて」と思ったのですが、これは相手のサイドを抑えつつ中央もしっかり固めるためのシステム変更だったんですね。
これが後々効いてきます。
とは言え後半もまだまだドイツペース。
中盤でドリブルでボールを運ばれて再三ピンチを招きます。
ただしドイツは少しずつ試合を終わらせにかかる感じで、それまで日本の脅威となっていたミュラーとギュンドアンを引っ込めます。
逆に日本は三苫、堂安、南野といった攻撃的な選手を投入するとともに、前半よりも積極的にハイプレスをかけていきます。
3バックにした事でマークのズレが解消され、連動したプレスの準備ができるようになった日本は
徐々に中盤でボールを奪えるようになります。
そうなると相手陣内で三苫にボールを預けられるようになり、そこから堂安の同点ゴールが!
いやー、夜な夜なデカい声を出してしまいましたよ。
そして更に自陣のFKから一発で浅野へ。浅野はスーパーなトラップからシュロッターベックと競り合いながら(体格全然違うのに!)ノイアーの顔を掠めるようなビューティフルゴール!
この辺でもう私は涙ぐんでますw
これはスゴい。凄かった。それしか言えない(語彙力)
その後残り時間を全身全霊で守り、ドイツに歴史的勝利を飾ったのです!
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過去、試合中にシステムなり戦い方を変えて強豪国相手に逆転したのって例がないんじゃないですかね?
(南アフリカの時は大会直前に戦い方を変えましたが)
選手の修正力と準備、そして森保監督のココ一番での采配。
すべてが相まって得られた勝利だったんじゃないでしょうか。
次はコスタリカ戦。
ここを勝たないと意味がないですので、頑張ってもらいましょう!
2勝1敗で3チーム並ぶのだけは勘弁して。
【カタールW杯】日本代表の展望
年単位でサボってますw
もうW杯とオリンピックの時だけ出てくる希少種みたいになりそう。
で今回は何書くかと言うと
『カタールW杯で日本代表はどんな風に戦うんだろう』の予想とか妄想とかです。
何しろ今回は相手がドイツ・スペイン・コスタリカと、強い&一筋縄ではいかないですからね。
まずはメンバー的なお話。
こないだのカナダとの強化試合。解説の山本さんがテレビで何回か「この試合を含めてW杯」みたいに言ってまして。
メンバーの使い方としては言い得て妙だと思ったんですよ。
今回は中3日で3試合。1日だけとは言え間隔が詰まってます。そして時期をずらしたとは言え暑さはあるとのこと。
なので完全固定メンバーでやるのは無謀と言わざるを得ません。
(オリンピックで懲りたからもうやらないと信じてます)
そうなるとカナダ戦に長く出場した選手は基本的にドイツ戦に出ない。
そしてコスタリカ戦に出る。
という推測が成り立ちそう。
つまりは南野、伊藤、谷口、柴崎、田中碧あたりはコスタリカ戦かなーと。
んで、ドイツ戦はアメリカ戦がベースになると思います。
続きを読む《vsスペイン》こういう負けを繰り返して強くなるしかない
サッカー五輪代表の準決勝、スペイン戦。
皆さまご存知の通り延長の末0-1で敗戦となりました。
またしてもオリンピックで決勝に行けず。
まあ実力通りと言えばそれまでなんですが、今回は地元開催という事もあって期待してました。
簡単に勝ち進むことは許されないようです。
それがサッカー。
スペインは強かったですね。
疲れなどもあってフィニッシュの精度は欠いてましたが、ボール持たせたらそうそう渡さない技術がやはり高い。
あと地味に守備が良いです。
今までなら通ってたスルーパスとかがことごとくカットされてました。
それでも少ないながら何度かチャンスを作ってたんで、一つ決めたかったですねー。
まあ日本の選手も疲労の色が隠せませんでしたね。
久保はマークがキツかったのもありましたが、ほぼ仕事をさせてもらえず。
遠藤・田中の両ボランチも、スペイン側の警戒も相まって強みを出せてませんでした。
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NZ戦もスペイン戦も、日本がやりたかったビルドアップを封じられて苦戦してたように感じました。
封じられた場合の対策がちょっと無かったかな…という印象。
ワンタッチで繋いで相手をズラすとか上手くできれば良いんですが、実際はなかなか難しいもんです。
ただ、守備陣の集中は素晴らしかった。
流石に五試合目ともなると疲れから来るミスも出てきちゃうんですけど、
最後まで粘って身体を投げ出して守ってました。ホント凄い。
特に吉田。
中山も短期間でかなり良くなりましたね。
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選手の交代について、一部で若干の批判というか疑問が出てるみたいですね。
久保・堂安の同時交代の所。
堂安はともかく、久保はちょっと消えてる時間が多過ぎたので妥当かなー、というのが感想。
そしてあの時間帯でフレッシュな(しかもプレイスタイルがだいぶ違う)選手を出すのは間違いではないと思います。
カウンターになった時の三好のクイックネスと前田の速さは武器になるはず…と考えるのは普通かと。
「PK狙い」って声もありますが、私は相手が疲れてる所を突いた点を取るための交代と感じました。
まあ、堂安は残してもいいかな…とは思ったけどw
結果論ですが、林→上田ではなく林→前田の方が前線からの守備力を考えると良かったかも。
でもそれくらいですかね。
決して采配が悪かったとも思いません。
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悔しいですけど、本当に力負けです。
日本代表はよく戦ってました。誰が悪いとかも無かったです。
相手が一枚上手だったってことです。
W杯も、オリンピックも、
こういう悔しさを何度も繰り返して少しずつレベルアップするしか無いんですね。
次戦、銅メダルを懸けてメキシコとの再戦です。
もう一度引き締め直して、良い戦いを見せてくれる事を楽しみにしてます。
《vsメキシコ》逃げ切れた
オリンピックのグループリーグ第二戦、
最強の相手と思われてたメキシコに2-1で何とか勝利を収めました!
いやー、幸先は良かったんですけどねぇ。
後半、選手交代してからはヤバかった。
林と相馬と堂安がいかにプレス効かしてるかが良くわかる交代でした。
まあでもあのペースで前プレして、過密日程プラス暑さと湿度でフルフルやってたら厳しいですからね。
交代は絶対に必要なんですよ。
どっちかっていうと交代で出す選手の人選とか戦術とかその辺がちょっと…。
相馬は守備でも攻撃でもかなり貢献してたけど、やはりアレだけ走らされると交代せざるを得ないですよね。
んで出てくるのが前田。
運動量やプレスバックを考えたら悪く無さそうなんですが、とても残念な事に前田は相馬ほど気が利かない。
足元の技術も無い。
言葉を選ばずに書いちゃうと、サッカーIQみたいなのが低いと思われるのです。
そしてその後林と堂安に代わって上田と三苫。
多分三苫はコンディションの調整と確認も兼ねて出したかったんだろうなあと思うのでやむ無しなんですが、あの場面で上田はどうなんだろう、と。
単純にFWの位置って事でのチョイスかも知れませんが、守備への貢献を考えると林と雲泥の差が。
もしかしたら追加点狙いだったかもですが、それならサイドに前田使ってるのが疑問だし。
三苫出すならワントップ前田にしてひたすら追わせた方が良かったのでは?
んで三好を堂安の位置に入れれば前線の守備強度はそこまで下がらなかったかと。(三苫のところはどうしても弱くなりますが)
まあ結果論ですけどね。
それにしても前田はもう少し何とかならないんでしょうかね。
彼の得意な形が、サイドからの低いクロスに合わせるものなのは百も承知なんですけど、
今の五輪代表で求められてるのは過去の永井とか浅野の役割だと思うんですよ。
アバウトは縦パスに瞬足で追いついて相手の脅威になるやつ。
それをやろうとしないので彼を出してもカウンターの怖さが出ないんですよね。
とても残念な感じ。
三苫はサイドの高めの位置に張らせてボール預ければ面白いとは思うんで、点が欲しい時のオプションとしては有り。
上田も同じですね。点が欲しい時にパスの出し手がいれば期待できると思います。
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と、ダラダラ愚痴を書いてしまいましたが、
勝点3を得た事は素晴らしいです。
次の試合、負けなければ突破ですから。
フランスは弱くは無いと思いますが、メキシコよりは与し易い相手かと。
あと、レフェリーまともな人で良かったw
《vsガーナ》ほぼ完成形かな?
6月は代表戦ラッシュで楽しいですねー。
という事で今回はU-24の親善試合。
ガーナのU-24(?だっけ?)との試合でした。
結果は6-0で圧勝でしたね。
まあ相手のチームとしての熟成度がゼロに等しい状態でしたし、
日本はほぼベストメンバーって事で
そこの差が如実に出た感じでした。
ガーナはやる気が無かった訳じゃないんでしょうけど、
守備組織がまったく無かったんじゃないですかね。
とにかく1on1。
だからボランチとディフェンスの間に面白いように久保や堂安が入り込んで、吉田や遠藤、田中碧から縦パス受けれてたし、前も簡単に向けてました。
アタッカー陣が前を向いてボールを持ったら、そこからはやりたい放題です。
実際、先発出場したアタッカーはみんな点取りましたしね。
三苫も取ったし。
贅沢を言えば前田大然や食野にも得点があればハッピーだったかもですが。
ともあれ、この試合の先発は全員メンバー入りがほぼ確定かと思います。
GKの谷は分かりませんが。
で、先発11人+三苫、板倉、GK1人、旗手で15人まで当確かな?
残り3人枠に、前田、三好、林、菅原、町田、古賀、橋岡、遠藤渓、食野。
割と激戦ですな。
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では最後に、恒例の目に付いた選手への一言。
吉田・冨安・酒井・遠藤
⇒安定。凄い。
中山
⇒頑張りは伝わるけど、攻撃にも守備にも突出してないのがやや不安。
田中碧
⇒後ろが強いんでやり易そう
上田
⇒この年代ではやっぱり一番良い。
⇒悪くはないけど、ジョーカーとしてはもっとインパクト見せたい
前田
⇒同じくジョーカーとしては少し物足りない
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次はフル代表の二次予選残りですね。
どこまでお試しできるのか、楽しみです。